ページビューの合計

2014年5月26日月曜日

外国の風車 I

 

私は、発電用の風車が、エコのためとかでなく、純粋に機能的で美しいので好きだ。
 風をつかまえる-風車見学   風をつかまえて-風車を作る話

しかし、そもそも風車はヨーロッパで粉ひきや灌漑用に考案されたものだ。
こちらはオランダの風車で有名で、子供のころに色んな絵本の挿絵なんかで見ている。
ずんぐりとした胴体に4枚の羽根がついているというやつです。

( ken さんのお絵かきブログより)

英語では、この区別はちゃんとなされている。 Wikipedia によると、

英語ではウィンドミル (windmill) だが、ミル(ひきうす)でわかるとおり、ウインドミルは本来は製粉の動力に使われるものを指す。また、風力発電などに使われる現代風の風車はウインドタービン(Wind turbine、風力タービン、風力原動機)とよばれるが、日本語ではこれらを含めて風車と呼ばれることが多い。

という訳だ。 今回は、観光用となっている美しい風車を見ていきたい。 すまぬ。 私の趣味です。
調べてみると、オランダには1000基の風車があるという。 今回は、オランダ編です。

 
以下引用は、原則として Wikipedia より、それ以外はその都度指示する。

(I) キンデルダイク‐エルスハウトの風車網

世界遺産キンデルダイク=
エルスハウトの風車網
(オランダ)
風車
風車
英名Mill Network at Kinderdijk-Elshout
仏名Réseau des moulins de Kinderdijk-Elshout
登録区分文化遺産
登録基準(1), (2), (4)
登録年1997年

 ロッテルダムの南東紬15km程の川沿いに、1740年頃灌漑設備用としてつくられた風車群が
残っている。風車のある地名をとって「キンデルダイク(Kinderdijk)の風車」として知られている。
現在1000基程残っている風車のなかでも19基というまとまった数が揃い、広々とした湿原にその
壮観な姿を映している。 


キンデルダイク (蘭: Kinderdijk)

オランダの南ホラント州 ニーウ・レッケルラント基礎自治体内の地区である。ロッテルダムの
南東約 13 km の位置にあり、レク川とノールト川に挟まれた地区である。
ここの風車網は1997年に「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」として
ユネスコ世界遺産に登録されている。
アルブラセルワールト干拓地の排水を行うために、1740年代に19台の風車が建設された。
この風車網は、オランダ国内で最大規模のものである。 広々とした湿原にその壮観な姿を
映している。 オランダの観光地の中で最もよく知られた場所のひとつである。

オランダの地図上では、下の赤のところです。
 
(Voir situation sur carte : Pays-Bas)
Réseau des moulins de Kinderdijk-Elshout



風車の配置は、つぎのようになっている。




写真をみていこう。 


冬には、川は凍り人々はアイススケートを楽しむ。

(オランダ観光局より)
 
羽根が回っている画像です。
 
(DaysOut.NL より)
 
それでは、風車の中に入ってみましょう。
 

中の歯車です。当たり前ですが、木製で精密なきざみが入っています。

 
 
 
回転運動を上下運動に変えて粉をひくわけでしょうね。
灌漑ならば、そのまま方向を変えて回転運動により水の流れをかえるのでしょう。


これは、回転ホイールだそうだ。 フランス語で Roue de pivotement とありました。 これは鉄製。
 
Wipipedia Commons で調べてみると、風車の内部で歯車を作っている写真が見つかった。
いくつかコピペする。 クリックすれば、大きな画像で見えます。
 








  • 古い時代の風車の写真も残っています。


    こういうのもレトロでとても良いですね。

    画家レンブラントの描いた風車の絵画もあります。


    モネの風車です。



    (II) ライデンの風車 

    観光用の風車として、ライデンの風車をあげる。 ライデンの市街地には、2基の風車がある。
    共に 歴史的建造物 です。 世界遺産ではない。

    レンブラントは、ライデンの出身なので上の絵画は故郷ライデンの風車かもしれない。
    1基めは、これ De Valk(デ ファルク) です。



    風車 De Valk。粉挽き用風車で、1743年に建てられ、現在は 風車博物館 Molenmuseum
    になっている。地階から3階までは住居、その上が粉挽きの作業場になっている。

    Mill museum The Falcon

    歴史的建造物 です。 世界遺産ではない。

    跳ね橋と 風車 De Put (デ プット)


    1619年にライデンを囲む市壁の上に造られた粉引風車を再建したもの。
    運河や跳ね橋と合わせると、まさにオランダの風景を絵にしたものである。

    ライデンには、その他にも風車があるそうです。 
    以下の画像は、ブログオランダ日記 から借用しました。





    (III) ザーンス・スカンスの風車村

    街中に風車があることから「風車の街」とも呼ばれている。 
    約250年前、工業地域であった ザーンセスカンス一帯には、600以上の風車が建っていた。
    これらの風車は、材木を切断したり、絵の具の顔料、油や紙を製造するのに使われた。
    現在では、オープンエアミュージアムや保護地域になっていて、多くの観光客を魅了している。 

    画像を見つけてきたので、2,3紹介する。 
    この画像は10年以上前のものなので、現在は変わっているかもしれない。




    上の風車の内部。 この大きな輪が回って粉を挽く。



    (IV) スヒーダムの風車

    スヒーダムには、世界最大の5つの風車がある。これらの巨大な風車は、40mを超えるものもあり、オランダのジンといわれる「ジュネーバ」の製造に大きな役割を果たした。
    他の風車のように干拓をするのではなく、これら巨大風車は穀物粉砕風車で「スモック風車」と
    呼ばれていた。 



    5基のうち一番大きな風車 De Noord(デ・ノールド、)。
    現在ではレストランとして使われています。
    最盛期には20基あった風車も、今では「くじら」、「三つの麦」、「自由」、「」そして、
    新しい椰子の木」の5基が残るのみ。2011年には、「らくだ」と呼ばれた風車が再現されている。
     (オランダ観光局)

    他の風車の画像を見つけだすのは、難しい。 

    (V) デ・アドリアーン風車

     
     


    ハールレムの中心部に、デ・アデリアーン風車がスパールネ川のほとりに佇んでいる。
    もともとは1778年に建てられたが、1932年の火災で被害を受けた後、最近復元された。
    風車の中は 博物館になっている。

    もっと沢山の写真をお見せしたかったのだが、著作権や使用料など面倒なことが風車写真では
    多く、オランダ編はこれでおしまいにする。 コピペが許される範囲でやっております。
    次は、外国の風車 II につづく。 

    0 件のコメント:

    コメントを投稿