今回は、地元グルメの紹介。和菓子の話である。 ワイフは、甘いものには目がない。 今夕、息子の商売道具を仕入れにいって、二トリに立ち寄った。その時、ワイフは目ざとく和菓子店を見つけた。 それで早速そのお店に入ったのである。 『虎屋吉末』 という店である。
阪神御影駅から海側にずっと下り、国道43号線の傍にある。
そこで桜餅や草餅などの生菓子を買ったところ、昆布茶と夫婦酒饅頭をご馳走してくださった。これが、甚く美味しいのである。 家に帰ってから、渋茶と共に生菓子を頂いたが頗るつきで美味しい。上品な甘さが何ともいえぬ。値段は高めであるが、当然と思わせるおいしさである。
店構えも、また店内の飾りつけも趣があったので、是非紹介したいと思ったのです。
お店で頂いたパンフ。
検索してみると、ホームページがありました。 『虎屋吉末』のホームページ
パンフによると、1801年の創業とある。だから、210年の伝統を持つ老舗の和菓子屋である。
店主敬白
創業享和元年(1801)年創業。それまでの廻船問屋をやめ、虎屋の名で御影に和菓子を開店しました。
御影、兵庫は神戸でもっとも古い町で、兵庫は港で賑わい、御影は酒屋で栄えました。
今は、阪神高速道路が寸断していますが、戦前の御影は料理店が並び、芸者が行き交う町でした。
残念ながら平成7年の阪神大震災で古い町並みの多くが大きな被害をうけました。
弊店も全壊してしまいましたが、多くのお客様に支えられ再建することができ、昔ながらの技術、六甲山の澄んだ宮水に恵まれながら、お客さまに心から安心して、召し上がっていただけるお菓子造りを目指して日々努力しております。
お店のお勧めの品は、でっち羊羹、栗むし羊羹(期間限定)、樽型煎餅、夫婦酒饅頭とある。
その画像をホームページから拝借。
北海道十勝産のみがき大豆を使い、添加物を一切加えない自家製餡、六甲山伏流水を使った灘の銘菓。
酒樽の形をした灘五郷の銘酒を刻んだ特製の卵煎餅。初代当主の創造によるもので、江戸時代からの登録商品。
酒まんじゅうに灘の生一本を使用し、上品な酒の香りを漂わせ、利休まんじゅうの黒砂糖は純国産品にこだわった一品
小豆を余すことなく、あっさりと炊き上げた中に、丹波産の栗をたっぷりといれ、竹の皮にて蒸し上げた贅沢の一品。
という具合である。どれもお茶受けに良さそうだね。その他の商品は、ホームページで見てもらうことにして、ここでは店内を写してきた写真の数々をお見せしたい。
灘みやげ 樽煎餅の看板である。欠けてしまっているのは、阪神淡路大震災の影響であろう。
樽型煎餅の宣伝広告のチラシだろう。明治か大正時代のもの。
かっての虎屋の看板。
地震で全壊する前のお店の様子。
かっての御影町の商店や民家の大通り。
商品とその展示は、つぎのような塩梅である。
見渡すとこんな具合。
これが、お菓子の木型である。この中にお砂糖(和三盆)をいれて固めたり、手焼きのお煎餅などを作ったのであろう。最近まで使っていた道具だそうだ。
福々しい恵比寿さんである。 私もこのように日々を暮したいものだ。
素材は厳選されており、小豆は北海道十勝産みがき小豆、水は澤の井の泉を使っているそうである。(澤の井の泉については、次回に解説する。)
和菓子好きな方は、是非お立ち寄りください。とても美味しいので、食べてみて下さい。
今回は短いけれどもこれでおしまい。
0 件のコメント:
コメントを投稿