平安時代末期の絵巻物で、2006年現在、日本の国宝に指定されている。「信貴山縁起絵巻」とも称する。表題は寺社縁起絵に属するものであるが、内容は高僧絵伝の範疇に入る。
一度行って見たいと思っておりました。しかしながら、予備知識不足で複製の展示されている霊宝館が見当たらず、結局見ずじまいであった。
しかし、朝護孫子寺の写真は沢山写してきたので、それらを基にして見学記を始める。生憎天気は悪く、曇りでしばしば雨が降ってくる。写真を撮るには、良くないコンディションであった。
高速の水走を降りて暫く走ると、奈良の田園風景が広がる。
大和川沿いを走っていたようである。ナビ任せなので、私にはどの道を通っているのかさっぱりわからん。第一、周辺地理が全く頭に入っていない。
とにかく山道をくねくね登って、信貴山朝護孫子寺に到着。
ここが駐車場。こんな写真は不要だが、信貴山と書かれた垂れ幕を写したかったのだ。
Wikipedia の解説記事。
朝護孫子寺
本堂(手前は大寅) | |
所在地 | 奈良県生駒郡平群町大字信貴山2280-1 |
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位置 | 北緯34度36分33.87秒 東経135度40分10.94秒座標: 北緯34度36分33.87秒 東経135度40分10.94秒 |
山号 | 信貴山 |
宗派 | 信貴山真言宗 |
寺格 | 総本山 |
本尊 | 毘沙門天 |
創建年 | 不明 |
開基 | 伝・聖徳太子 |
別称 | 信貴山の毘沙門さん |
札所等 | 大和七福神 真言宗十八本山14番 聖徳太子霊跡20番 役行者霊蹟札所 大和十三仏霊場11番(玉蔵院) 神仏霊場巡拝の道 第30番 大和北部八十八ヶ所霊場 第45~46番 |
文化財 | 紙本著色信貴山縁起絵巻(国宝) 金銅鉢、武具類(重要文化財) |
朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)
奈良県生駒郡平群町(へぐりちょう)の信貴山にある信貴山真言宗総本山。本尊は毘沙門天(多聞天とも称する)。「信貴山寺」とも称し、一般には「信貴山の毘沙門さん」として知られる。
写真にもあるが、世界一大福寅で良く知られている。このような縁起がある。
伝承では、寅の年、寅の日、寅の刻に四天王の一である毘沙門天が聖徳太子の前に現れ、その加護によって物部氏に勝利したことから、594年(推古2年)に毘沙門天を祀る寺院を創建し、「信ずべき貴ぶべき山(信貴山)」と名付けたとする。
また寺の至る所に虎の張り子が置かれているのは、その逸話に由来している。
その後、902年(延喜2年)に醍醐天皇が、「朝廟安穏・守護国土・子孫長久」の祈願寺としたことから、「朝護孫子寺」の勅号を賜った。
真言宗の総本山だけあって、とても立派な寺院である。敷地の関係か、寺院が建て込みすぎな気がする。ここも神仏混淆により、境内には神社とか沢山の鳥居がある。
猪上神社の鳥居
参道には、石灯篭がずっと続いている。
信貴山観光案内図
そういえば、信貴山は、金剛生駒国定公園の一部でした。 国定公園の切手に描かれていたのを思い出した。 奈良百遊山の一つに選定されている。
再び、猪上神社の鳥居と石灯籠の連なり。額には、多聞天とある。
大門池という大きな池が傍にあり、そこに架かっているのが開運橋である。
知らなかったが、文化財登録有形文化財である。ただの鉄筋の橋としか思えぬ。それで、調べてみて分かったが、土木史上の文化財的価値があるのだそうだ。
Wikiによれば、このように書かれている。
開運橋(かいうんきょう)
奈良県生駒郡三郷町大字南畑・信貴山西の大門池に架かる橋。三郷町大字南畑と平群町信貴山を結ぶ。信貴山朝護孫子寺への参道である。2007年(平成19年)に土木史上の文化財的価値が認められ、日本国の登録有形文化財に登録されている。
橋南端の親柱には「昭和6年(1931年)12月竣工」と刻まれている。
トレッスル橋脚を用いたカンチレバー橋であり、日本では最初期のもので、現在でも非常にめずらしい形式である。外観は朱塗りされ、欄干には信貴山のシンボルである寅のイラストが随所に施されている。
という事である。見えていないが、橋梁と橋脚はこのような構造である。
イラスト
この開運橋の中ごろから大門池を写した写真。向かいに見えているには、信貴大橋。
フジの時期になりましたね。ほぼ満開でした。
橋を渡ったところには、お茶屋さんやカフェなどが並んでいる。
橋を戻って、境内に入っていく。
絵馬堂の鳥居。
開山堂の鳥居。 開山堂大祭が、5月21日に開かれるそうである。
これが、世界一福寅である。デカい張り子のトラである!
前面からのポーズ。
お隣には、小寅の置物もある。千両箱を手にするリッチな小寅である。
しかし、開山堂の神使は、寅でなく鶏のようである。
この場所に、信貴山真言宗 総本山朝護孫子寺のマップが掲げられている。広い境内である。
マップは2つ折り。
パンフ
このパンフを見ながら写真説明をしていこう。
赤門
本山信貴山の看板が掛かっている。
赤門を通ると、やはりこのような両脇に灯篭の並ぶ参道がつづく。
かやの木稲荷の鳥居
かやの木稲荷大明神の赤鳥居と祠
そのご神木のかやの木。
樹齢は、1500年である。その由縁が語られている掲示板。
・・・
樹齢一千五百年の神木かやの木は
世の有為変転を語らんとするや、
ひたすら黙して語らず。
仏教を守るために戦われた若き日の聖徳太子像。
本坊の山門
山門をくぐると、やはり張り子の虎のお出迎え。
このような巨大灯籠もある。
弁天堂の鳥居
成福院
この寺院を左に折れ、石段を登っていく。
満願の虎の石像
総丈 14.54m、お顔 1.6m である。でかい地蔵様だ。
そのお姿をアップして見ました。
その地蔵尊の台座。やはり、お地蔵様が祀られている。
お隣の三重塔
融通堂
観音尊
弁財天
ここらで時間になったので、朝護孫子寺は次回につづく。
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