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2015年5月1日金曜日

長崎旅行記 VI 五島列島 福江城と武家屋敷通り

今回は、福江城武家屋敷通りの案内+αである。

福江港ターミナル前にて。後に見えるのが長い陸橋。その下に路線バスの乗り場がある。
五島列島に来たという証拠写真。


ターミナルの近くには、このような石垣跡と灯篭があった。


石垣の向こうに見えるのが、福江(石田)城ではなくて、
 
左から五島市立図書館五島観光歴史資料館
 


その入り口にある石垣。爺さんは邪魔だね。

こうやって見ると、お城の天守みたいだ。


この城跡は県指定史跡になっていて、全体が公園のようになっている。


石田城は勿論、Wikipediaにも記載されている。

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石田城
(長崎県)
大手門(県指定史跡)
大手門(県指定史跡)
別名福江城
城郭構造海城
天守構造なし(本丸二重櫓で代用)
築城主五島盛徳
築城年1868年(慶応3年)
主な城主五島氏
廃城年1872年(明治4年)
遺構櫓・門・塀
石垣・堀・土塁・五島氏庭園
指定文化財県指定史跡
国の名勝(石田城五島氏庭園)
再建造物長崎県立五島高等学校
五島観光歴史資料館
五島市立図書館
五島市福江文化会館
位置北緯32度41分36.5秒
東経128度50分47.5秒


石田城(いしだじょう)

長崎県五島市池田町にあった日本の城。城跡は長崎県指定史跡。城内に残る五島氏庭園は国の名勝に指定されている。福江城とも記される。
幕末の1863年に福江藩最後の藩主五島盛徳が完成させた五島氏の居城。
現在は五島市の中心街に位置しているが、築城当時は三方を海に囲まれた海城であった。
幕末期の海上防衛や異国船の来訪に備えるため、城内には台場(砲台)が設けられていた。


公園内にある、図書館から、歴史資料館石垣城山神社城の大手門の順に紹介する。

図書館は長崎県民でなくとも、誰でも利用できることになっている。お城みたいな図書館である。

五島市立図書館の外観。


中はモダンで普通の図書館。

 
 本棚の側面に貼られている漫画「ばらかもん」の表紙が見えるであろうか。このコーナーは、五島列島関連の資料や単行本が置かれているのだが、「ばらかもん」もそうだとは思い浮かばなかった。

昨年度アニメ放映されたようだ。私はそれほどでもないが、ワイフは熱心な読者である。私もついでに読んでいるので筋書くらいは知っている。失念していたが、舞台は五島列島のどこかなのである。田舎の設定になっているので、開かれている福江港からは離れているようだ。

アニメの第一話の動画。原則このような事はしないのだが、英語字幕版があるなんて知らなかったので、サンプルとしてあげてみた。外国人もWebで見ているのだねと感心して、今回は例外措置。

アニメ - ばらかもん 1話 - Barakamon Episode 1

この漫画は、都会育ちの書道家半田清舟と島民の小学生琴石なるとの交流を主に描いている。ちなみに「ばらかもん」とは、五島列島方言で「元気者」の意。

アニメになり、一層の人気になったようだ。半田のキャラがとても良い。

資料館の石碑。随分と立派である。


五島観光歴史資料館  同じくお城みたいな建築で、天守があり三層の構造になっている。

入ってすぐの所に「かっぱと背くらべ」の看板がある。馬鹿な爺さんが河童より背が高いと喜んでいる。拝観料は230円であったが、時間の関係でパスした。


石垣は、幕末に建造されたものが残っている。天守閣は失われており、現在県立五島高校の学舎が建てられている。


城郭内にある城山神社
 大鳥居
 小鳥居



そして石灯篭。いつもの神社紹介パターン。


五島列島旅行ガイドによると、

城山神社は、福江城跡の一角、五島観光歴史資料館のそばにある。
福江藩主、五島氏の祖先は平清盛異母弟、平家盛。源平の乱を逃れ、宇久島に移り、宇久次郎家盛と名乗りました。その後、宇久氏は五島列島を統一し、福江に移ってきました。
神社は、その家盛と、その後、朝鮮役で出陣した宇久純玄が祀られています。


である。言葉は悪いが平家の落人を祀っているんだね。

平和祈念碑


城郭の石垣。奥にみえるのが大手門


鉄砲穴

塀にすっくと立つ2羽の鳥 (シロサギとアオサギと思うが正確には不明)


これが県指定史蹟の石橋大手門。鯉が泳いでいました。


 
 爺さんもこの位小さいと別に問題はないと思われる。
 石垣
 

城まわりの疎水。



かっての外濠の写真が残されている。解説は、日本語、英語、韓国語の三カ国語でなされている。韓国人観光客も沢山来るようだ。


無形民俗文化財のチャンココの説明板があった。
 


盆踊りの1種なので、当然見ることはできないが、面白そうなので調べてみた。電子百科事典のニッポニカには、こう説明されていた。

チャンココ
ちゃんここ

長崎県五島(ごとう)列島の福江(ふくえ)島に伝わる念仏踊。五島市の上大津(かみおおづ)、下大津(しもおおづ)、本山(もとやま)、大浜、富江(とみえ)町などで旧盆の8月13~15日に行われる。頭に花笠(はながさ)または陣笠、腰にビロウの腰蓑(こしみの)を着け、腰太鼓を打ちながら円形で踊る。楽器は2人持ちの重鉦(おもがね)と小鉦で、チャンココの名はチャンが鉦の音ココは太鼓の音だともいわれる。県の無形民俗文化財に指定される。伝説によると五島藩(福江藩)主の菩提(ぼだい)寺東光寺の住職が御法度(ごはっと)の妻帯の罪で責め殺され、その怨念(おんねん)が領主の家に災いしたので供養のために始められたという。現在は初盆の家を中心に集落内の家々、墓地、市内の通りが主であるが、以前は城中や領主菩提寺、武家屋敷も巡り庄屋(しょうや)宅で打ち上げとした。[萩原秀三郎]

 

 

動画もありました。別に文句を言う訳でないが、衣裳は泥臭いし踊りの統制は余りとれていない。また、民家の前で演じるもなんだかね。練習だと思うけど、初盆の家の前かもしれぬ。

五島市 チャンココ

福江城跡からすぐ近くにある武家屋敷通り。石畳で完全舗装されている。

石垣塀に特徴があり、こぼれ石と称される丸い小石を積み重ね、いざというとき武器代わりに用いられたという。

邪魔な爺だ。お前さんが来たのは解っているって。

福江武家屋敷通りふるさと館の門構え。

 
公式サイトからの説明
 
福江武家屋敷通りふるさと館は、市指定史跡「福江武家屋敷跡」に建設され、武家屋敷通りを中心とした城下町の模型、写真パネル等の展示、また郷土民芸の実演、五島家庭園と同じ様式の
林泉式庭園を眺めることができる和室や喫茶コーナーなどがある。


ここは、入館無料。

従って遠慮なく中に入ってみよう。

左の木造の家屋が喫茶コーナーになっている。

こちらが資料館。

顔出し看板。馬鹿殿の顔を見てやってください。

ここでは、バラモン凧作りの実演も行われている。厄除けのため、長男の初節句に祖父が手作りのバラモン凧を贈り、それを天高く揚げるという風習が五島にはある。孫の無事成長を祈ったのである。



バラモン凧の製作サンプル。製作用具も展示されている。



 
ミニバラモン凧。
 
凧上げの実演。付近にある鬼岳で5月5日のこどもの日に凧揚げ大会が開かれる。
もうすぐだね。
 
 

バラモン凧の絵柄としては、このようなものがある。


そのゆるキャラも存在する。 バラモンちゃん

着ぐるみはこれ。



身上調査:

所属:五島市観光交流課五島市のイメージキャラクター『バラモンちゃん
五島に古くから伝わる大凧「バラモン凧」がモチーフ。

バラモン凧をイメージしているんだよ。


知名度はそれほど高くなく、関連サイトやFacebook などは作られていない。特徴もあって、悪くないキャラだと思うがね。

ばからもん の声優(小野大輔原涼子)が五島列島に来たときの写真も展示されている。

ぜひこのページの動画を見てください。 ばらかもん公式サイト



五島の子供達の絵葉書サイズの作品。五島椿祭のテーマで、椿の絵ばかりです。



椿まつりのポスター。 今年は、21回目でもう終わっていた。(第21回五島椿まつり 平成27年2月14日(土)~3月1日(日) )


椿を描いているのが、18回目のこのポスター。
 
何をやりたいのか読者なら分かりますよね。そうです。
五島椿のゆるキャラ、つばきねこごとりんちゃんの紹介。
 
つばきねこ
 
 
その着ぐるみ。

身上書:

所属:五島市観光交流課五島市イメージキャラクターの『つばきねこ』だよ。
五島といえばツバキと猫!!赤いツバキを頭に乗せたとってもキュートなつばきねこ。
つばきねこの肉球をプニプニってしに、五島へ来て欲しいにゃん。

 
こいつは人気者で、 Facebook も Twitter も持っている。
私より遥かに進歩しているのだ。
 
ごとりん
 
 
 
こいつは、シスターで可憐な瞳が可愛いい。

その着ぐるみ。
身上書:
 
所属:五島市観光交流課五島市のイメージキャラクター『ごとりん
頭には、市の花木「ヤブツバキ」を載せ、五島の教会群にちなんでベールをかぶっています。
青いステンドグラスのようなペルの裾は五島の美しい海を表現しています。
 
五島列島3ゆるキャラのそろい踏み。(4年前の写真)
 
 
これでふるさと館の見学はおしまい。 
ここでタクシーを呼んでもらって、この日の目的である
福江島の教会群の見学へと向かったのである。
 
次回 VI は、その見学記事。 今回はこれでおしまい。
 

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