動物園で一番の人気者といえば、パンダであろうが、それに次いで人気のあるのがチンパンジーやゴリラの類人猿である。それで今回は、そのゴリラの絵本やイラストを描く童話作家でイラストレータである、アンソニー・ブラウンを紹介したい。童話の好きな方は、よくご存じかもしれませんね。
彼の描く様々なゴリラ(チンパンジーを含む)の絵を見て楽しもうというのが今回の目的です。ワイフが無類のゴリラ好きなので、私も影響されたようです。
Wikipedia からの作家紹介。
彼の描く様々なゴリラ(チンパンジーを含む)の絵を見て楽しもうというのが今回の目的です。ワイフが無類のゴリラ好きなので、私も影響されたようです。
Wikipedia からの作家紹介。
アンソニー・ブラウン Anthony Browne | |
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誕生 | 1946年9月11日(68歳) イギリスシェフィールド |
職業 | 児童文学作家、イラストレーター |
国籍 | イギリス |
代表作 | Gorilla |
主な受賞歴 | ケイト・グリーナウェイ賞、国際アンデルセン賞、ドイツ児童文学賞 |
アンソニー・ブラウン(Anthony Browne,1946年9月11日 – )
イギリス人児童文学作家、イラストレーターである。
1946年、イギリスシェフィールド生まれ。
リーズ美術大学(en:Leeds College of Art)で学んだ。
1983年、1992年にケイト・グリーナウェイ賞、1985年にドイツ児童文学賞、2000年に国際アンデルセン賞を受賞した。
国際アンデルセン賞を受賞したときの写真。祝福しているのは、チンパンジーのウィリー君。
68歳になった現在も、お腹など出ていないとてもダンディーな方です。私とは大違いだ。
私が、彼の名前を知ったのは、2001年のボローニャでの国際絵本原画展の日本巡回展です。その時の原画集の表紙と裏のイラストが、共にアンソニー・ブラウン作なのです。
チンパンジー(ウィリー君)の表情は良いし、ゴリラの大相撲も意表を突いていて面白い。
3年位前になるが、東京のちひろ美術館でアンソニー・ブラウンの企画展が開かれた。
〈企画展〉国際アンデルセン賞受賞画家
アンソニー・ブラウン展 ― ゴリラが好きだ ―
アンソニー・ブラウン展 ― ゴリラが好きだ ―
期 間 | : | 2012年8月29日(水)~11月11日(日) |
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場 所 | : | 展示室2・4 |
後 援 | : | 絵本学会、(社)日本国際児童図書評議会、ブリティッシュ・カウンシル |
協 力 | : | あかね書房、評論社、平凡社、VIW Art Center |
アンソニー・ブラウンは、1976年の絵本デビューから現在まで36年の間に、約40冊の絵本を世のなかに送り出してきました。本展では、そのなかから日本で翻訳出版された絵本を中心に、12冊の絵本の原画108点を4つのテーマに沿って紹介します。
そこにも書かれているが、彼は
ゴリラを描かせたら世界一!?
なのです。
日本で出版された童話も沢山ある。
主要著書
- 『こうえんのさんぽ』ヨーロッパ創作絵本シリーズ、谷川俊太郎訳、佑学社、1980年
- 『どうだいかすだろ!』あかねせかいの本、山下明生訳、あかね書房、1985年
- 『クマくんのふしぎなエンピツ』児童図書館・絵本の部屋、田村隆一訳、評論社、1993年
- 『ボールのまじゅつしウィリー』児童図書館・絵本の部屋、久山太市訳、評論社、1998年
- 『うちのパパってかっこいい』児童図書館・絵本の部屋、久山太市訳、評論社、2000年
- 『こしぬけウィリー』児童図書館・絵本の部屋、久山太市訳、評論社、2000年
- 『どうぶつえん』藤本朝巳訳、平凡社、2003年
- 『森のなかへ』児童図書館・絵本の部屋、灰島かり訳、評論社、2004年
- 『かわっちゃうの?』児童図書館・絵本の部屋、さくまゆみこ訳、評論社、2005年
- 『アンソニ-・ブラウンのキング・コング』藤本朝巳訳、平凡社、2005年
- 『びくびくビリー』児童図書館・絵本の部屋、灰島かり訳、評論社、2006年
- 『くまさんのまほうのえんぴつ』さくまゆみこ訳、BL出版、2011年
絵本にある挿絵から紹介する。
かずのほん 1はゴリラ
ゴリオとヒメちゃん
ボールのまじゅつしウィリー
すきですゴリラ
以下ゴリラのイラスト集。楽しい表情や動作を見てください。時折、チンパンジーも脇役として出演する。
映画の「ゴリラ」ですね。エンパイアステートビルの頂上。
素顔は、とても優しいのだ。
アンソニー・ブラウンは、子供のころからダリやマグリット等、シュルレアリスムの画家たちをはじめ多くの画家に魅せられていた。名画の魅力と絵を見る楽しさを機知に富んだ視点で絵本のなかにとり入れています。
名画を取り入れているイラストをあげていこう。
叫んでいるのは、チンパンのウイリー。
叫んでいるのは、チンパンのウイリー。
云わずとしれた、ムンクの 「叫び」
ボッティチェッリの 「ヴィーナスの誕生」
頭の上のシャワーキャップが面白いね。ここにも、ウイリー君が出演している。
実物
レオナルド・ダビンチの 「モナリザ」
なぜか、子供の人形を手にしている。ウイリー君の人形である。
実物
今度はチンパンジー主体のイラスト。
フリーダ・カーロの 「猿をつれた自画像」
ジャケットと眉毛のつながっている所に注目。夫であったリベラの肖像があるのは、何故だろうか?旦那も猿と見立てたのか?
実物 フリーダ・カーロ
チンパンジーの肖像。
チンパンのウィリー 君
最後にこのイラスト。原画展の表紙とは微妙に異なっているが、ウィリー 君です。
Hello Good-bye!
これでおしまい。
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