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2015年6月17日水曜日

世界の七不思議

引きつづき遊びの記事である。毎回遊びの記事であるが、たまには数学講義の記事も書いているので、少しはこのブログも役に立っているかもしれぬと秘かに考えている。いつかやることが無くなったら、現役時代に行った講義を全て記事化しようと思ってる。まあ、やっても意味ない事だがね。

前回に 新世界の七不思議 を書いたので、今回は本家の世界の七不思議 である。

Wikipediaによると、定義はこのようになっている。

世界の七不思議(せかいのななふしぎ)

古典古代(古代ギリシャ・古代ローマ時代)における7つの注目すべき建造物のことである。
現在一般的には、紀元前2世紀にビザンチウムのフィロンの書いた「Επτά θαύματα του αρχαίου κόσμου(世界の七つの景観)」の中で選ばれた、古代の地中海地方に存在していた7つの巨大建造物を指す。

という事で、何も不思議な建造物を表現している訳ではない。





一般的に挙げられる七不思議は以下の7つである。
  • ギザの大ピラミッド
  • バビロンの空中庭園
  • エフェソスのアルテミス神殿
  • オリンピアのゼウス像
  • ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
  • ロドス島の巨像
  • アレクサンドリアの大灯台
この内「アレクサンドリアの大灯台」は、実際にはフィロンの選んだ7つには含まれていない。
バビロンの空中庭園バビロンの城壁が誤って同一視された結果、「アレクサンドリアの大灯台」が導入されたとされる。

これらのほとんどは地震や破壊などで消滅してしまい、「ギザの大ピラミッド」のみが現存する唯一の建物になっている。

早速、野次馬根性を出して見てまわろう。

1.ギザの大ピラミッド



ギザの大ピラミッド


ピラミッド建築の頂点とされる「クフ王のピラミッド」。
エジプトギザに建設された。世界の七不思議で唯一現存する建造物である。
このピラミッドはエジプト第4王朝のファラオ、クフ王の墳墓として紀元前2540年頃に20年以上かけて建築されたと考えられている。
完成時の高さ146.6mは、14世紀にリンカン大聖堂が完成するまで世界で最も高い建造物であった。

大ピラミッドなので、特大画像。



2.バビロンの空中庭園


16世紀に描かれたバビロンの空中庭園

フィロンが選んだ「世界の七不思議」の建造物の一つの屋上庭園。 
名前からは、重力に逆らって空中に浮かぶ庭園が連想されるが、実際には高台に造られた庭園である。

絵画に描かれたバビロンの空中庭園



3.エフェソスのアルテミス神殿


トルコ共和国 エフェソスにあるアルテミス神殿の風景。 残骸を積み上げ、柱がいくらか復元されているが、原形をとどめていない

紀元前7世紀から紀元3世紀にかけてエフェソス(現在のトルコ)に存在した、アルテミスを奉った総大理石の神殿である。
 
これが復元図。



4.オリンピアのゼウス像



ゼウス像の想像図

紀元前435年に古代の高名な彫刻家ペイディアスによって建造された、天空神ゼウスの彫像。


 
これがファイナルファンタジーで用いられた想像図。


ハンガリーの切手にもなっている。 調べてみると、所有してました。




5.ハリカルナッソスのマウソロス霊廟




16世紀の版画に見るマウソロス霊廟の想像図


マウソロスとその妻アルテミシアの遺体を安置するために造られた霊廟である。
ギリシア人建築家のピュティオスとサテュロスによって設計され、スコパス、レオカレス、ブリュアクシス、ティモテオスという4人の高名な彫刻家によってフリーズ(彫刻帯)が施された。

トルコのイスタンブールにある、そのミニチュア模型。

マウソロス霊廟をモデルとして、アメリカのワシントン市で建設されたもの。



6.ロドス島の巨像


ロドスの巨像の想像図 (The Grolier Society's 1911 Book of Knowledge)

紀元前3世紀頃にリンドスのカレスによってエーゲ海南東部のロドス島に建造された、太陽神ヘーリオスをかたどった彫像(コロッソス)。世界の七不思議の一つ。
全長は34メートル。台座まで含めると約50メートルになり、現代のニューヨークの自由の女神像に匹敵する大きさであった。
ヘーリオスは同じ太陽神のソルやアポロン(ローマ名アポロ)と混同されたため、アポロの巨像とも呼ばれる。
 
 その銅板画。
 
 
再建想像図
 
 

 

7.アレクサンドリアの大灯台



アレクサンドリアの大灯台の想像図

紀元前3世紀頃にエジプトのアレクサンドリア湾岸のファロス島に建造された灯台。
ファロス島の大灯台、あるいはアレクサンドリアのファロスとも呼ばれる。
ファロス島は、アドリア海に同名の島(現在のフヴァル島)があるが、それとは別で、アレクサンドリア港の一方の端に人工の埋め立てにより出来上がった半島の突端にあった小さな島である。

その模型。

想像図



 
 
 
 

調べて見るまで知らなかったのだが、中世の七不思議というのもある。この7件である。
 
中世の七不思議

時代の変遷とともに、ヨーロッパ人の地理的知識が広がり、七不思議として世界中の建造物が選ばれるようになった。
選者・年代ともに不明(14世紀以降と見られる)ながら、次の7つが一般に挙げられる。
  • ローマのコロッセウム
  • アレクサンドリアのカタコンベ
  • 万里の長城
  • ストーンヘンジ
  • ピサの斜塔
  • 南京の大報恩寺瑠璃塔(陶塔。中文)
  • イスタンブルの聖ソフィア大聖堂
南京の陶塔以外は現存する。ついでに見てまわろう。

1.ローマのコロッセウム

前回紹介済み。

2.アレクサンドリアのカタコンベ

その1部の画像。



コームッシュアーファのカタコンベ(アレキサンドリア)。

もとは貴族階級の墓地だったが、3世紀以降一般的な共同墓地となった。
残されたレリーフには、古来からのエジプトの神々のほか、ディオニュソスのようなギリシアの神々も登場する。


3.万里の長城

姫路 太陽公園 VI  で紹介済み。

4.ストーンヘンジ


ストーンヘンジ

夕刻のストーンヘンジ

ストーンヘンジ(近景)


ロンドンから西に約200kmのイギリス南部・ソールズベリーから北西に13km程に位置する環状列石(ストーンサークル)のこと。現在のイギリス人、アングロ・サクソン人がブリテン島に移住した時にはすでに存在していた。



5.ピサの斜塔

これは、35年前に現物を見たことがある。

ピサの斜塔 Torre di Pisa (イタリア語)
基本情報
所在地イタリアの旗 イタリア
座標北緯43度43分23秒 東経10度23分47.10秒 / 
北緯43.72306度 東経10.3964167度 / 43.72306; 10.3964167座標: 北緯43度43分23秒 東経10度23分47.10秒 / 
北緯43.72306度 東経10.3964167度 / 43.72306; 10.3964167
宗教カトリック教会
トスカーナ州
ピサ県
教会的現況公開
ウェブサイトhttp://www.opapisa.it/en/home-page.html
建設情報
建築家ボナンノ・ピサーノ(英語版)
建築形式鐘楼
建築様式ロマネスク建築
着工1173年
完成1372年
建築物詳細
最長部(最高)55.86メートル (183.3 ft)
資材大理石



イタリアのピサ市にあるピサ大聖堂の鐘楼であり、世界遺産「ピサのドゥオモ広場」を構成する観光スポットである。
高さは地上55m、階段は297段あり、重量は14,453t、地盤にかかる平均応力は50.7tf/m2と見積もられている。
一時傾斜の増大と倒壊の危惧があったがその後の処置により、当分問題ないと判断されている。
 
私が訪づれた時は、いつ倒れるかわからないと言っていた。傾いたまま当分は立っておれるのだね。良かったですね。
 
 
 
6.南京の大報恩寺瑠璃塔(陶塔。中文)


明の太宗・永楽帝(在位1402年~1424年)がその母のために建てた大報恩寺塔は、瑠璃瓦と白磁磚(レンガ)、瑠璃磚で造られた美しい塔で、別名「陶塔」「瑠璃宝塔」とも呼ばれたと史書にある。高さは約78mあり、当時の南京で最高の建築物であった。その美しさと珍しさから、イタリアのピサの斜塔と並んで中世には「世界七不思議」の1つに数えられている。

その銅板画


現在復元が進められているそうだ。


7.イスタンブルの聖ソフィア大聖堂

これも10年前に、トルコへ旅行したときに見てきました。壮大かつ華麗なイスラム寺院です。ユネスコ世界遺産ですね。

アヤソフィア
Ἁγία Σοφία
Ayasofya
Sancta Sophia
Hagia Sophia Mars 2013.jpg
アヤソフィア
アヤソフィアの位置(イスタンブル内)
アヤソフィア
イスタンブール内の位置
所在地イスタンブル(かつてのコンスタンティノポリス)、トルコ
設計者ミレトスのイシドロス
トラレスのアンテミオス
種類
  • 正教会 Cathedral(537年 – 1204年)
  • カトリック教会 Cathedral(1204年 – 1261年)
  • 正教会 Cathedral(1261年 – 1453年)
  • イスラム教 モスク(1453年 – 1931年)
  • 博物館(1935年– 年)
資材石、brick
全長82 m (269 ft)
73 m (240 ft)
高さ55 m (180 ft)
建設開始532年
完成537年(1478年前) (537
世界遺産イスタンブルの歴史地区
(トルコ)
アヤソフィア
アヤソフィア
英名Historic Areas of Istanbul
仏名Zones historiques d'Istanbul
登録区分文化遺産
登録基準(1),(2),(3),(4)
登録年1985年
公式サイトユネスコ本部(英語)
地図
アヤソフィアの位置
使用方法・表示
座標: 北緯41度0分31秒 東経28度58分48秒 / 北緯41.00861度 東経28.98000度 / 41.00861; 28.98000


トルコのイスタンブルにある大聖堂。
東ローマ帝国(ビザンツ帝国・ビザンティン帝国)時代に正統派キリスト教の大聖堂としての建設を起源とする。
帝国第一の格式を誇る教会、コンスタンティノープル総主教座の所在地であったが、1204年から1261年まではラテン帝国支配下においてローマ・カトリックの教徒大聖堂とされていた。
その後は1453年5月29日から1931年までの長期間にわたりモスクとして改築を繰り返し使用されて現在の特徴的な姿となり、後に世俗化された。1935年2月1日から博物館(トルコ語: Ayasofya Müzesi)として使われている。
東ローマ帝国の代表的な遺構であり、しばしばビザンティン建築の最高傑作と評価される。

その偉容。

全て紹介したので、これでおしまい。

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