金銀箔のお皿の部分を拡大する。
金箔と銀箔のぼかし具合が見事ですね。
それで今回は、金沢箔のお勉強である。
箔座のホームページより。
金沢箔とは?
金沢の歴史と風土が育んだ金沢箔
その薄さ、わずか1万分の1~2mmの光の幕、金箔。 箔づくりに適した気候とよい水質に恵まれた金沢は、金箔の全国生産量の99%、銀箔・洋金箔・上澄においては100%のシェアを誇る産地です。 |
金沢で金箔が初めてつくられたのがいつ頃かは定かではありませんが、加賀藩初代藩主・前田利家公が金沢に入城する前から、石川県に箔の工人がいたのではないかといわれています。 十七世紀末、幕府は江戸に「箔座」を設け、全国の金銀箔類の製造・販売を統制。これによって金箔の製造は、江戸・京都の箔座以外には許されなくなり、金沢でも箔類の製造・販売はできなくなりましたが、金沢の箔職人たちは、製箔業確立に向けての運動を粘り強く続けました。 やがて明治維新で江戸幕府の崩壊とともに箔の統制はなくなり、最大の供給源であった江戸箔がとだえる一方、金沢箔の生産・販売は自由になり、全国的に名をあげることになりました。 |
しなやかで美しい光を放つ金・銀箔は、美術工芸品に生かされ、加賀百万石の 文化を支えてきました。 |
金は展性と延性に優れており、非常に薄く延ばすことができます。 金箔は、その薄さおよそ1/10,000~2/10,000mm。向こう側が透けるほどたいへん薄く、わずかな風でもとんでしまい、直接指では扱えません。 |
「金箔」といってもさまざま種類があります。 金箔は、金をベースとして微量の銀と銅を配合してつくられるのですが、その合金配合率の違いによって色味が異なります。 24Kの金箔もありますが、ほぼ全ての金箔に銀が配合されています。これは銀を配合することにより、製箔しやすくなるためです。 さまざまな種類の中から、用途に合わせて使用されますが、一般的によく使われるのは純金94.43%、純銀4.901%、純銅0.661%の配合の「金箔四号色」です。 |
なるほど、ということで金沢箔を使った漆器やその他製品の数々を写真を見ていく。
文庫箱 いずれも金箔の上に見事な画が描かれている。
龍の絵柄の文書箱はないかと探したが、見当たらず。
小箱 琳派の影響があるんだろうね。
八角箱 お弁当のおかず入れに使うのかね。豪華です。
金箔絵皿
月を見ながら、これで日本酒を飲むと美味いに違いない。
小間物入れ
漆塗り+金箔
お盆
印肉入れ
マウスパッド マウスを動かして金箔がはがれたらどうするのだろう?
手鏡
コンパクト
万年筆
職人技の世界ですね。
油とり紙 勿体なくって捨てられない。
会議テーブル
その他に、変わり物としては、ゴルフボール、iPad、 トイレ、化粧ビン、等々がある。
それらの画像は省略。
これでおしまい。
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