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2015年10月16日金曜日

灘のけんか祭 II

けんか祭の本番は、これからはじまる。まづ、宇佐崎の神輿幟と3本の神輿幟、一の丸、二の丸、三の丸が宇佐崎の男衆により宮入される。幟を低くもって、境内に突入するわけである。前回記したように、その時の写真は撮れなかった。 そして、宮入後このように幟は高く掲げられる。

宇佐崎の神輿幟

宇佐崎の神輿幟と一の丸の神輿幟

 二の丸の神輿幟

三の丸の神輿幟

その揃い踏み。


これから、神様の移った三基の神輿が宇佐崎村の男衆によって拝殿から練り出される。

その前に、拝殿に安置されていた神輿の写真を挙げる。

次の三基である。
 
 
 
全て同じ東山村の提灯はが架かっているが、引き縄の色が黄色、白、赤と異なる。
それぞれ、一の丸、二の丸、三の丸に対応する。
 
拝殿から引き出された一の丸の神輿
 

二の丸の神輿

三の丸の神輿  あっという間に引き出されたので、画像は小さくなってしまった。



各神輿が、境内で竹棒(これもシデ棒?)に支えられて、お互い神輿をぶつけ合う。
一の丸神輿と三の丸神輿の競いあい。


 
 境内では、それ程激しい競い合いはせず、20分足らずで桜門から広場にでる。
 


広場は、待ちかねていた観客で一杯であった。

 

神輿は、竹棒で下から支えられる。



この広場で、本格的な神輿のぶつけ合いが始まる。

その様子。神輿が真横に倒れそうになったり、擬宝珠が取れちゃうのは勿論、屋根に穴が開いたりする。 実際破れ穴が開いてました。


こんな風に傾いて倒れる。泥台を担いでいる若衆は、命がけですね。


正しく神輿の格闘技です。倒れてもまた立ち上がり戦うのだ。
起す時は、反動をつけても持ち上げる。  せめぎ合い。
 
 


ぶつかり合い。
 
神輿が倒れ掛かってきたりするので、観客は余り近くに寄ってはいけないのです。
 
喧嘩神輿を担ぐのは、宇佐崎の男衆である。
 
 
広場での喧嘩が済んで、ヤレヤレという所。
こんどは、御旅山山麓の練り場 広畠でのぶつけ合いが待っている。
 
 

ここで、カメラの充電が切れかかった。申し訳なかったが、お祭りの控え場所があったので、そこで充電させて頂いた。地元の方ばかりで、すぐに部屋は一杯になったので、お礼を言って15分ほど充電したがやはり不十分であった。バッテリーが劣化したのか、すぐに電池がへるのだ。

広場での競い合いがおわり、西方にある御旅山へと向う。


 
その道すがら、屋台倉、お祭りの衣裳倉や釈迦堂などがある。

 


 
 10分ほどで御旅山の練り場に到着。既に凄い数の観客で一杯でした。神輿も一基到着。
 
 
地元の方が多いらしく、家族連れでお弁当とお酒を持参していたようです。
 

普段はこんな様子で、段々畑だそうです。



土煙をあげて、神輿が次々と到着する。

 


 
 三基揃ったところで、忽ち神輿のぶつけ合いが始まる。


ぶつけられた神輿が横転。しかし、反動を利用してすぐに立ち上がり、再びぶつけ合いに戻る。


神輿の喧嘩は、勝負がついたらしく、つづいて各村の屋台が登場する。


土煙を上げて、木場の屋台が登場。


その地廻し。屋台を100人位で頭上まで担ぎ挙げたり、地面に落としたり、また横転させたりする。けが人の出ないのが不思議な位だ。中にいる、太鼓の打ち手さんが可哀そうだ。


つづいて松原村の屋台が入ってくる。 そして、地回り、練り合わせを行う。


二基の屋台の競いあい。ぶつかり合いと言ってよいが、そのまま回転移動したり平行移動したりして、最後には離れて行く。


ここで、カメラの充電が切れてしまった。全くのお手上げで、後は残りの屋台の競い合いを見るだけであった。三基連なっての競い合いもあり、見どころはある。

写真報告は、これで終了だが、お祭りはまだまだつづく。それで、入手した画像を元にして残りの祭礼の流れを説明したい。

広畠でのクライマックス。昨年度の画像。



御旅山山麓の広畠で、練り合わせを行った後、神輿、各屋台はそれぞれ御旅山を登り、山頂にある松原八幡神社の御旅所に向かう。



ここが、 御旅所。
 
 
夕ぐれが近づくと、それぞれ山から行進をして降りて行く。
 

そして、夜になると電飾をつけて広場で練り合わせを再度繰り返す。


かくして、屋台は各村に帰っていく。

けんか祭りは、堪能しました。

私のほうは、歩くのが苦痛になってきたので、屋台にくっついて御旅山を登るのは止めにして、山陽とJRを乗り継いで自宅へと帰ってきたのであった。さすがに、夕食を食べるとバタンキューでした。

最後にけんか祭の動画を引用したい。昨年度の動画ですが、大体はこんな感じです。

姫路「灘のけんか祭り」本宮


これでおしまい。



 

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