前回示したように、スピーカーで作られた鳥居を通る抜けると、左側にTENT1がある。
この入り口に会場の案内図があり、それに従って見て廻ることになる。
このブログ記事は全く気儘な案内なので、作者名は原則記さない。作品数が多すぎるので、その名称を記し始めると大事になるからでもある。作品名は記すこともある。面白そうな作品を、自分勝手に写真紹介しているだけなので、作品全部の紹介ではありません。実際に見に行かれることをお勧めする。なお、写真は自由に撮れる。詳しい作品等についてのデータは、港で出会う芸術祭神戸ビエンナーレにある。
TENT1
このテントでは、
・国内・海外招待作家展
・文化庁メディア芸術祭受賞作品展
の作品が展示されている。海外から招待した3作家と国内招待作家の作品が並んでいる。ここでは、見た目で分類する。
映像による作品。
造形と写真による作品
サボテンの花のような彫像とか、生け花、ガラスを多用した花や植木の写真などが展示されている。
絵画もしくはコラージュによる作品
再び映像による作品
見学者がパネル操作できる作品のようだが、故障中でした。
プロジェクターを利用した作品。スクリーンに焦点が合っていないのではない。ぼけているが、三人が歩きまわっているそうである。これも何か操作できるのだと思うが不明。
結構面白かったのが、新聞内の漫画の部分。ここだけがアニメーションになっている。
TENT2
・書道展
・大学作品展
・工芸展
・アートde元気ネットワーク作品展
の作品が展示されている。
書道展
書道については、全く無知なので作品の良し悪しがわからない。ゆえに会場を概観してまわるのみ。読める書があるとほっとしますね。
前衛書というか、気に入った作品を写真に撮りました。これらの作品です。殆ど絵画ですね。
その他の作品展、大学作品展、工芸展、アートde元気ネットワーク作品展については、展示作品が入り乱れているようなので、写した写真もまた入り乱れてしまうのである。
以下ランダムに作品の写真紹介。手前の石像は、工芸展作品、奥の絵画は、アートde元気ネットワーク作品展の作品と思われる。
様々な動物が所狭しと動き廻っている大壁画で、楽しそうですね。ルソー風かな。
工芸展作品
各展示展の注釈は大して意味がないので、以下写してきた写真を列挙する。見て楽しむ事が一番です。
レリーフ絵画
この猫君の表情が面白い。 自由を目指して、己を縛るくびきを断ち切ろうとしている。
私ももうすぐ、こんな爺さんになるのだ。いや既になっているのかもしれん。
乱雑だけど、元気ですというメッセージはあるね。
何と、ジョジョの奇妙な冒険の実写立体ふき出し漫画がでてきた! 宝塚大学作品。
TENT3
このテントでは、
・ハートでアートこうべ2015入選作品展
が行われている。神戸市内の障がい者を対象に実施している、絵画・書・写真・陶芸・織物などの入選作品を展示している。
色んな作品が展示されている。力作揃いです。
特に気に入ったのがこの作品。
このテントには、飲食や休憩のためのスペースがある。
TENT4に入る前に、会場内の広場で開催されていた いけばな野外展を見ていこう。
いけばな野外展
いけばなというが、面白い造形物が並んでいた。素材に木材とか竹とかの植物を含んでいると広義のいけばなになるのやも知れぬ。
TENT4
・国内招待作家展
・創作玩具国際展
・コミックイラスト国際展
の作品が展示されている。このテントでもランダムに紹介する。まづ、テント入り口に展示されている招待作家の作品。
大小の文字板で造形された鹿。
同じく 鼬 と 兎。 文字板が地面に舞い落ちている。
ラムネビンがスキ?ラムネ玉がスキ?ビー玉となった玉がスキ?ラムネビンの日本発祥地で、内のラムネ玉で遊ぶことを考える。
というのがコンセプト。 何のこっちゃ。
謎のキャビン。
キャビンの下には、覗き窓がついているのだ。
美脚写真館 椅子に座って、カメラで写真を撮れば、「美脚写真」が撮れるトリックアート。横から写せばトリックはバレバレ。
創作玩具の数々。
Polyphony Road(ポリフォニーロード)~森の神話~
コンセプト:
神戸には、フラワーロードなど様々な通りがあります。本作では、手描きアニメーションによる絵本の森へと誘う「道」を制作します。スクリーンの前に立つと、鏡のように鑑賞者の姿が映され、動物たちのポリフォニー(多声)が響く体験型のメディアアートです。
そして、お待ちかねのコミックイラスト国際展。
その作品
全部ではありません。全ての画像は、ここ。 コミックイラスト全作品
TENT5
・ペインティングアート展
入り口
絵画作品10点が集められている。横幅10mまでの大画面を持つ大作ばかりです。見どころがありました。絵の好きな方にとっては、一番楽しめるテントだと思う。
これら作品群は私の趣味に合致するので、詳しく説明したい。長大なので、一枚では写しきれない。
迷いクジラは、今宵もすきを育む。
シロナガスクジラの親子みたいだね。 この展示作品は、オリジナルとこのように異なっている。
時折、付近の海でも目撃される迷いクジラがメリケンパークにも出現!
『数寄』から生まれ、『好き』で出来たヒトの20 年間を、クジラは背負っている。
このクジラはこれからも、すきと笑顔を育んでいくだろう。
あいだのこと
申し訳ない。光の具合で全くピントが合わなかった。可能ならば取材し撮り直す積りです。
オリジナル
「ある」と「ない」が移り変わるその瞬間を絵画の中で永遠にしてみたいと思った。何かと何かあるいは人と人の「すき」間、そこに何かが「ある」と感じる瞬間に何が起こるのか、考えるきっかけになれば幸いである。
オリジナル
世界はまだ美しいのか。世界をまだ美しいと思える「私」は存在するのか。世界を新しく美しいとおもうということは、希望そのものである。
Jungle Tour つなぐ
パノラマで写したのだが、上手く写せなかった。未熟な素人カメラマンです。
オリジナル
夜明け前の薄明かりの中で植物や動物たちの生命感が臨場感たっぷりに躍動する様子や、複雑に配置されたモチーフが画面一杯に広がる様子に注目してほしい。
オリジナル
港町として古くから栄えた神戸は、今も異国情緒あふれる街並が多く残っており、そんな街角にふいに現れた少女、あるいは窓辺に飾られた花や人形などを表現したい。巨大な画面に加え、愛らしく温かみのある色づかいで、訪れた観客に大きなインパクトを与えたい。
終わりなき物語
オリジナル
細部は不完全で不可解な物の集まりだが、離れて見ると2 羽の文鳥の求愛のポーズが見え、またそれは大きなハート型だと解る。文鳥の千代千代の鳴き声のように千年二千年ずっと平穏な毎日が続くように祈りを込めて。
追 遠
オリジナル
漆と油彩で展開する、和と洋の融合したマチエールと空間で遠い記憶を呼び起こすような心象風景的抽象作品。
永遠(とわ) 2枚にわたって写した。
オリジナル
たった2枚の葉を1000年、2000年という長い生涯延ばし続ける植物「奇想天外」の強い生命力を日本画材で描いた作品。
Reborn4.5 2枚のうち1枚は、パノラマで写したが寸足らずであった。ご容赦。
オリジナル
私が植物の有機的なフォルムにみるのは美と醜、生と死、光と影などの二元的要素が混然一体となった風景である。それはそのまま生命の姿と言い換えてもいいかもしれない。また技法的には、油彩画が輸入されて以降存在する和洋折衷画とでもいうべき世界を取入れる事もテーマのひとつである。
The Ark #2
写真を撮り損ねたようである。次回更新する際は、取材し直して画像をゲットする予定。
オリジナル
何気ない日常をドローイングし作品化することによって、ここに存在していたという事実を証明するような、日常の抽出を試みている。繰り返される日常の価値、意義を再考するきっかけを生み出したい。
長くなってしまったが、今回はこれでおしまい。
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