80年代後半になっても、画を書き続けていた。つい半年前まで、調子の良い時は絵を描いていたそうである。鬼太郎の巻物だね。
水木プロダクション公式サイトでは、つぎにように報告されている。
水木しげる近況
2015.11.30訃報
水木しげるは本日永眠いたしました。
ここに生前のご厚誼を感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。
・死亡日時 平成27年11月30日午前7時18分
・享年齢 93歳 (大正11年3月8日生)
・死亡理由 多臓器不全
11月11日に自宅で転倒。頭部打撲による硬膜下血腫で緊急手術を受け
一時回復していたが、11月30日未明に容体が悪化。
多臓器不全により逝去。
・出身地 鳥取県境港市
・本名 武良茂
・通夜、告別式は家族のみにて。後日お別れ会をおこないます。
・喪主 武良布枝(妻)
・連絡窓口 水木プロダクション
182-0024 東京都調布市布田1-32--5-505
Tel:042-482-0058
私は、墓場の鬼太郎の時代からの水木ファンで長い間多くの作品を読ませて頂いた。TVドラマ、アニメ、映画、妖怪関係の展覧会、小説、評伝、雑誌の特集等々で、折にふれ50年の長きに渡って水木大先生の描かれた妖怪達と親しんだことになる。そう言えば、5年前のNHKの朝ドラ「げげげの女房」を毎朝楽しみに見ておりました。
水木しげる関連の記事も書いている。 著作権の関係があり煩わしくなってしまい(下の妖怪全集 5を見て欲しい)、この所中止しているが、このブログでも楽しみながら水木しげるの妖怪全集の記事を書かせて頂いていた。
水木しげるの妖怪全集 1
水木しげるの妖怪全集 2
水木しげるの妖怪全集 3
水木しげるの妖怪全集 4
水木しげるの妖怪全集 5
水木しげるの妖怪全集 6
また折を見て再開したいと思っているが、いつになる事やら・・・。
水木しげる画伯の業績を説明しだすと膨大できりがないので、今回は画伯の独特な、しかし人生の真実をついた幸福論と戦争漫画を紹介したい。Wikipediaには、水木しげるについての実に詳細な記事があるので、これを読んでもらうと彼の偉業がわかる。 水木しげる
水木しげる 著 水木サンの幸福論 角川文庫
水木しげるは、このなかで、
「何十年にもわたって世界中の幸福な人、不幸な人を観察してきた体験から見つけ出した、
幸せになるための知恵」
を七か条にまとめている。 七か条の御誓文ですね。
全て肯けるお言葉です。
水木しげるの戦争体験だが、Wikipediaではこのように簡潔に記されている。
1943年、夜間中学3年生在学時に召集され帝国陸軍の軍人(兵)となった。
太平洋戦争下のニューギニア戦線・ラバウル方面に出征、過酷な戦争を体験。同地で爆撃を受け左腕を失う。
その体験記は、幾多の自伝的な漫画で描かれている。
この本は買って読みました。悲惨な話です。
水木しげる先生、どうか安らかにお休みください。 合掌
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