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2015年12月20日日曜日

神戸北区 有間神社

私の論文シリーズを始めてから、週毎の記事の数は倍増したが、それに比例するように読者の数は減ってきている。さもありなんである。訳のわからない論文など誰も見たくないものね。しかし、構わずにつづける積りです。何も考えずに時間潰しの作業できるというメリットを棄てたくはないのである。それにしても、若いころの初期の論文はつまらぬ論文も多い。見ていて恥ずかしくなるが、現在は黄昏老人なので、今更恥をかいてもかまわないと居直っている。日々の鬱屈をうっちゃる手段の一つなのだ。

と無意味な自己弁護を書いてから今回の記事を始める。久しぶりの神戸の名所案内のシリーズである。

神戸の北区にある神社は、全く探訪していない。どこにお詣りしようかと思って、神戸の神社一覧表で探してみた。 神戸神社一覧表 
リストを眺めていて、有野神社に決めた。それで、9日の昼前にブログの記事を書き終えてから出かけた。もう10日以上前になる。取材写真は、溜る一方である。

JR神戸駅まで出た。


駅前広場のモビール。

ここから地下に潜って、神戸電鉄新開地駅まで歩いた。

新開地駅構内



神戸電鉄の路線マップ



構内で停車中の三田行き準急車輛。 この列車に乗り込む。


 
三田線の岡場駅で下車。
 

駅前ロータリー  この駅に降りたのは、初めてと思う。普段こんな所には、余程の用事がないと出かけないものね。今回は、有馬神社見学のためである。

 
 
 
駅から神社までは、歩いて10分程である。
 
Wikipediaによる有間神社の解説。
 
   
有間神社
有間神社 (2012年8月1日)
所在地兵庫県神戸市北区有野町有野4435
位置北緯34度48分51.1秒
東経135度13分7.9秒
主祭神天御中主神、大己貴神、少彦名命、事代主神
創建715年(和銅8年)
 

有間神社(ありまじんじゃ)

兵庫県神戸市北区有野町にある神社。ひょうごの森百選選定。
 
御祭神
大巳貴大神(オオナムチノオオカミ)
少彦名大神(スクナヒコナノオオカミ)
天御中主大神(アメノミナカヌシノオオカミ)
事代主大神(コトシロヌシノオオカミ)
 
歴史の古い、由緒ある神社である。今年で、遷座1300年を迎えた。
 
歴史
  • 0541年(舒明03年)09月 - 欽明天皇が行幸したと伝わる。
  • 0547年(大化03年)10月 - 孝徳天皇が行幸したと伝わる。
  • 0715年(和銅08年) - 現在地に遷座したと伝わる。
  • 0851年(仁壽01年) - 正六位上に叙せられる。
  • 0852年(仁壽02年)04月 - 奉幣。
  • 0854年(齊衡01年)12月 - 奉幣。
  • 0859年(貞観01年)02月 - 社殿を修理し、4月に班幣、火鎭祭を行う。
  • 0869年(貞観11年)05月 - 海賊、風水害、地震などの災害を防除する祈祷を行う。
  • 0871年(貞観13年)12月 - 天下大疫で修理班幣される。
  • 0893年(寛平05年) - 霜月位一階を贈られる。
  • 0969年(安和01年) - 天御中主神を配祀する。
  • 1573年 - 1593年(天正年間) - 兵火に罹り社殿を焼失。
  • 1622年(元和80年) - 火災で社殿を焼失。
  • 1789年(寛政01年) - 火災で社殿を焼失。
  • 1849年(嘉永02年)05月 - 黒木の鳥居一基が下賜される。
  • 1872年(明治05年)11月 - 郷社となる。
  • 1995年(平成07年)01月17日 - 阪神・淡路大震災では、社叢が防火林の役割を果たし、本殿等の焼失を免れた。
  • 2011年(平成23年)06月07日 - 社務所が火災で全焼。
  • 2012年(平成24年)06月024日 - 社務所を再建。
  • 2015年(平成27年) - 遷座1300年を迎える。
社殿は火災で何度も焼失している。阪神淡路大震災では、本殿は焼失しなかったみたいだね。
 
有間神社遷座千三百年記念記念の看板。


 
記念祭では、ハバタンも出演していた。 ハートフル有馬の活動~有間神社遷座1300年祭~
 
 
 
記念行事として、舞楽、巫女舞、三田太鼓などの実演が行われた。

 

見たかったね。


後で写真をお見せするが、本殿は青銅葺きの屋根で真新しい感じである。この看板を見て解ったのだが、今年記念事業により境内が整備され本殿の修復が行われたので、全てが真っ新であったのだ。それで、修復以前の様子は、どうであったかと画像を探した。

 ・・・・・・
 
適切なものは見つからなかったが、ずっと古い時代の画像は神社のホームページ上にあった。

有間神社境内の古図 

旧本殿・幣殿の佇まい  昭和10年頃と思われる。鳥居は丸太で造られていた。


本殿屋根葺替記念(昭和8年6月)


それでは、写真による参拝を始める。

有馬社の社号石。  過っては、有馬社と書いた。 元文元年(1736)丹波国の儒学者・並河誠所によって建てられた。並河は寺社奉行・大岡越前守の許可を得て、摂津国の式内社のうち、社号が正しく伝わっていない20社に社号石を建てた。


大鳥居   有間神社の石額が掛けられている。真新しい。


常夜灯

境内の様子。
 

 
 
 

由緒舎

延喜式内 有馬総社 の号碑


手水舎

不動明王の祠

かって境内に鎮座していた山王山神宮寺でお祀りされていた明王様。奉納箱の横に置かれている板に書かれているのが、不動明王のご真言。


黒木鳥居
嘉永2年(1849)孝明天皇の大嘗祭で使用されたものが下賜された。社殿前に建っていたが、朽ちてしまったため、石段を登ったところに人造のものが再建された。

コンクリ製で彩色されたものと思える。


常夜灯

拝殿


有間神社の木額


拝殿の内

狛犬二基  こちらは、ずっと以前からの物。



御神灯 二台

 
本殿
 
 
本殿の屋根の造り
 
 

 
末社の天神社八幡社の社


天神社   御祭神:菅原道真


八幡社   祭神:応神天皇

末社の稲荷社  御祭神: 稲荷大明神(天光岩光大明神・天上清春大明神)

鳥居



末社の武臣社(たけとみしゃ)
御祭神:武臣大神    神武天皇東征で苦戦されたときに天皇をお助けされた神様。
 

このように、神石が祀り神になっている。
末社の奥津社
御祭神:奥津日子神・奥津比売神
 

 

 
末社の国常立尊社
御祭神:国常立尊   
神世七代の時代に現れ、日本国が永久に立ち続けることを御守くださる神様。
 


 
末社の猿田彦社窪森社の社と鳥居


向かって右側にある窪森社
御祭神:天照大神   天の岩戸を思わせる御影石でお堂が造られている。
 

猿田彦社
御祭神:猿田彦大神

猿田彦大神の石碑

御神木と社務所
 


御神木  夫婦木と言おうか、種類の異なる木が合体するように生えている。


末社の黒尾社
祭神:黒尾大神  神社が鎮座する山の神様で狸の姿をされていると伝わる。

 
有間神社の周りを囲む鎮守の森約7000㎡は、神戸市指定天然記念物である。



有間神社の社叢



再び境内の様子。かなり広い敷地である。

新築なった社務所


子安石
旧称の「山王」が「産の緒」に通じることから安産の神として信仰を集め、妊婦が子安石に安産を祈願し、出産の後に神前を流れる川で母子の身を清めたと伝わっている。


その山王山 神宮寺跡の石碑

鎮守の森
 

 
これでおしまい。

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