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2016年1月23日土曜日

母の創作 I

入院して1ㇳ月が経ち、母の容態も安定してきた。入院時に比べて大分元気になった。退院まではまだしばらくかかるが、腰の痛みはなくなり、コルセットをして座ることもできるようになった。歩くのは難しそうだが、足の筋肉維持のリハビリに励んでいる。一安心である。

精神的な余裕も出てきたので、趣味のブログ記事を再開したいと思っている。昨年末からの大量の取材写真があるので、過去を振り返りながら(大げさですな)ぽちぽち記事を書き始める所存である。

母の入院介護で余裕がなくなり、今までブログ記事を書くどころではなかった。時間がないのもそうだが、書く気持ちが失せてしまう。続けて読んで下さっている方には申し訳ないことです。

時間の経過を簡単に振り返る。旧友のIさんと加古川登山をして、3日後に母が緊急入院。年末まで、通院して世話をする。母のいない家族4人のクリスマスを過ごした。ささやかに長男夫婦と家族でお正月をお祝いして、翌2日にかねて計画していたバルセロナ旅行に出発した。実質3日間だが、充実した家族旅行であった。沢山の写真を撮ってきたので、いずれこのブログで紹介します。

7日に帰ってきてから、見舞いの通院を再開する。その間は妹が病院に通ってくれたのでそれほど心配はしなかった。しかし、必要な書類書きがそのままで、役所と病院を行ったり来たりして、入院手続き、介護保険や後期高齢者医療費減免の書類などの提出をようやく終えた。

低所得者の場合、医療費の負担限度額認定書を役所から頂くと、入院費用が安くなるのである。コルセットの代金も9割減免である。有り難いことだが、そんな事も私は知らなかったのだ。母の経理担当になって初めて、医療減免対象の低所得者であることや母の家計状況の内訳を知ったのである。息子としては、うかつとしか言えぬ。

老々介護の方は、嫌でしょうが、役所の窓口やケアマネさんと金銭的なことも相談して、できるだけ公的援助を受けるべきです。知らないとそのままになってしまいます。自戒の言葉でもあります。

退院後の短期介護老人医療施設の確保は何とかできそうである。施設入居書類の作成にたっぷり2時間半はかかった。介護認定の日づけなども必要で、書類を見つけるのも事である。何事も整理が必要と思った。母の場合は、領収書等の整理が行き届いて比較的に楽ではあった。私と大違いである。

幸いな事に、介護老人医療施設は病院の隣である。見舞いにとても便利である。永続的な入居施設はこれから探さねばならない。

近況の報告はこれで終える。

さて、今回の記事は母の創作物の紹介である。母の入院後も毎朝、隣に通って一人で朝食を取っている。コーヒーとおかきだけの食事である。コーヒーはインスタントになり、その後自宅でドリップコーヒーを飲み直している。やはりインスタントは不味いのだ。

部屋を見回すと、母が趣味で作った人形や絵羽子板などが沢山飾られている。素人の作品ではあるが、相当のレベルに達していると思う。今はもう手が震え、何もできなくなっているが、かっては、着物の仕立物を生業(内職であったが)としていた母である。手先はとても器用だったのだ。

1回目は、人形の紹介である。私が尼崎の実家にいたときは、色んなタイプの人形も作っていたが、あれらはどこに行ってしまったのだろう・・・。

人形はすべて手作りで、衣装は端切れや余ったレース布などを活用して作ったものである。

母の部屋にあるTVの前に置かれている人形。
 
面相筆で、眉毛や目、口を可愛く描くのが難しいと同時に楽しいのだと言っていた。

西洋人形


日本人形

箪笥の上に飾られている、着物を着た西洋人形。面白い発想だね。母にとっては、着物を縫うのはお手の物だったらしい。



居間にある吊り下げ人形。ドレスのデザインが良い。表情も色っぽいではないか。


女性ピエロの吊り下げ人形



私の本棚に掛かっている男の子のピエロ


居間にいる、純正吊り下げ西洋人形。 こちらは、笑顔の表情である。 私に最も必要なものである。 
 


今回はこれでおしまい。

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