まづ社碑の写真から。
私はこの社碑を見てすっかりこの神社名が住吉神社とばかり思ってしまった。調べてみても後で紹介する住吉酒見神社しか出てこない。場所が違うのだ。それでgoogleの地図検索をしてこの神社が住吉神社ではなく、大歳神社と知ったのである。実は写真では見えていないが、最後まで読むと住吉神社御旅所とある。住吉神社の出先機関みたいな神社でした。住吉神社のお祭りや神事などがこの神社で行われるのです。
以前の記事にも書いたが、加西市には40以上の大歳神社がある。この神社を特定するのは結構面倒くさいのである。 加西 後藤又兵衛の菩提寺を巡る散策
それでも兵庫県神社庁のデータを調べてみると、該当社が大歳神社であり無格社となっていることが解った。
無格社
社格の一つ。旧神社制度のうえで,最も低い位置にある,公の資格をもたない神社。神饌幣帛料の供進などを受けることができなかった。
最低ランクの神社だったんだね。鳥居とか拝殿はまあ立派だが、社額はないし手水舎もない。お賽銭箱もないので変だなとは思っておりました。広い境内はお祭りの際に使われるのでした。
それでも御祭神はわかりました。
御祭神:
主祭神 大年神(おおとしのかみ)
恵比寿様ですね。
それでは写真紹介を始める。
鳥居 真新しいんだけど社額に社名がない。
境内は砂利で敷き詰められたグラウンドのようになっている。
石灯籠
狛犬二基 こちらも真新しい。誰かが玩具のピストルを隠している。
拝殿中
本殿 いささか貧弱である。
手水舎とか社額は見つからない。
真新しい屋台蔵
この中には南町屋台が収められている。
その画像を発見。 豪華な屋台です。
境内には稲荷宮があり、春本稲荷大明神が祀られている。
お堂 何のためのお堂かは不明。表示板か何かがあれば良いのにね。
ついで、住吉神社の紹介。こちらの方は、加西でも有名な縣社でWikipediaにも記載がある。
住吉神社 | |
---|---|
本殿 | |
所在地 | 兵庫県加西市北条町北条1318 |
位置 | 北緯34度56分7.4秒 東経134度49分42.8秒座標: 北緯34度56分7.4秒 東経134度49分42.8秒 |
主祭神 | 酒見神・底筒男命・中筒男命・表筒男命・神功皇后 |
社格等 | 県社 |
創建 | 養老元年(717年) |
本殿の様式 | 切妻造妻入 |
別名 | 住吉酒見社、住吉酒見神社 |
主な神事 | 節句祭り(4月第1土・日曜日) |
住吉神社(すみよしじんじゃ)
兵庫県加西市にある神社。住吉酒見社、住吉酒見神社とも。祭神は酒見神・底筒男命・中筒男命・表筒男命・神功皇后。播磨国三の宮、旧社格は県社。
御祭神:
酒見神(さかみのかみ) 地方豪族の祖であり、画像は見あたらない。
底筒男神(そこつつおのかみ)、中筒男神(なかつつおのかみ)、上筒男神(うわつつおのかみ)
神功皇后
由緒:
黒駒村で創建され、養老元年(717年)に現在地に遷し奉られた。
大阪の住吉大社らに伝わる「住吉大社神代記」〔天平3年(731年)〕に記された住吉大神の宮九箇処の一社である。
古くは酒見大明神と呼ばれており、明治時代に県社に列格された際に現在の神社名に改められた。
社殿は平治の乱〔平治元年(1159年)〕や天正年間(1573年 - 1592年)の兵火など幾度もの焼失と再建を経て荒廃していたところ、江戸時代初期に姫路城主の池田輝政により復興された。
現在の本社三殿(国の登録有形文化財)は嘉永4年(1851年)に再建されたものである。
古い歴史を持つ神社なのである。かっては日本中数ある住吉大社のべスト9に含まれていた。
社碑 縣社 住吉神社 とある。
鳥居
石灯籠
拝殿
境内中央にある柵で囲われているのが勅使塚である。現在は「鶏合わせ」や「龍王舞」など神事の場として使われる。共に節句祭での神事として披露される。4月の第一土、日曜日に行われる。
鶏合わせとは、本来闘鶏のことであるが神官がそれを司る。
龍王舞は、これです。
西郷と東郷から一匹づつの龍王=天狗が出て舞を踊る。
西郷
東郷
龍王舞は昭和52年3月に兵庫県重要無形民俗文化財に指定された伝統行事です。
龍王舞は「ジョマイジョ(ジョウマイ)」とも読むそうです。
その龍王舞の今年度の動画です。場所は大歳神社で、行われた。
西郷編
東郷編
動画は長いので適当に端折ってご覧ください。
本筋の神社紹介です。
お堂 屋根にある鬼瓦が特徴的です。こちらも何のためのお堂かは不明。
同じくお堂と末社の祠
手水舎
横から見た拝殿
拝殿前の狛犬二基
拝殿内の狛犬二基
口の中にお賽銭が入っていますね。
拝殿内
本殿の塀 ここにも狛犬が鎮座している。
本殿(の一部)
本社三殿 国の登録有形文化財に指定されている。
住吉神社一千二百五十年 記念碑
さざれ石
0 件のコメント:
コメントを投稿