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2017年5月5日金曜日

神戸北区 箱木千年家と衝原湖

今回は神戸の名所案内シリーズで、北区にある箱木千年家衝原湖(つくはらこ)を紹介したい。4月4日に見学に行ったのだが、記事にする時間がなくて放置していた。箱木千年家に限らず神戸案内の取材写真は溜るいっぽうである。

そのまま放置すれば取材したことさえ忘れてしまうので、健忘症防止のためにも、機会を見つけて記事化をしていきたいと思っている。 それでは記事を始める。

母の見舞いの帰り、神戸電鉄新開地駅から鈴蘭台駅で乗り換えて箕谷駅まで出た。

新開地駅では、幸い神戸電鉄ラッピンング電車に乗車することができた。

このハッピートレイン号である。 運転手のしんちゃんもいる。


ミツバチサツキがデザインされている。


神戸芸術工科大学との提携によるデザインである。 下のひまわり畑とトンボのラッピンング電車にはまだ遭遇していない。


神戸電鉄のアイドルキャラのしんちゃん   私も信ちゃんで、自分が呼ばれているような気がする。


箕谷駅


ここから少し坂を下れば神戸市バス箕谷駅前停留所がある。

111系統に乗って終点の衝原まで行く。


そこからは徒歩数分である。

箱木家の住宅

千年家のマスコットキャラである信楽狸


現在この箱木千年家を管理しているのは、箱木家の当主である箱木眞人さんである。確かめはしなかったが、入場券を購入したとき土産物コーナーにいた方だと思う。
入場料は 大人 300円、小・中学生 150円 団体割引(30人以上) 3割引きで、高齢者割引はない。残念。 この時は、私以外には私と同年配のご夫婦が一組いらした。

パンフ



母屋と離れの正面図と平面図

箱木千年家重要文化財に指定されている。


Wikipediaに比較的詳しい説明がある。それを引用する。

箱木家住宅

   
箱木家住宅
(箱木千年家)
Hakogike house01.jpg
母屋
所在地兵庫県神戸市北区山田町衝原字道南1-4
位置北緯34度46分10.31秒
東経135度6分10.79秒
座標: 北緯34度46分10.31秒 東経135度6分10.79秒
旧所在地兵庫県神戸市北区山田町つくはら湖底
類型民家
形式・構造木造、入母屋造、茅葺
建築年室町時代
文化財国の重要文化財(1967年指定)

箱木家住宅(はこぎけじゅうたく)


兵庫県神戸市北区山田町衝原(つくはら)にある歴史的建造物。国の重要文化財(1967年6月15日指定)。
箱木千年家」(はこぎせんねんけ/せんねんや)の通称で広く知られる日本最古と推定される民家の一つである。
室町時代建立の主屋(「おもや」)、江戸時代建立の「離れ」(「はなれ」)の2棟が重要文化財に指定され、他に築山、中庭、納屋、土蔵等が遺存する。
現在は、重文の「おもや」「はなれ」は隣接している資料館と共に公開されている。

歴史:

教育委員会によって立てられた解説の看板


箱木家は地元の豪族・別所氏に仕えたとされ、後に庄屋となった一族である。『摂津名所図会』などの近世の記録によれば、この住宅は、806年(大同元年)に建てられたとされており、近世初期から「千年家」と呼ばれていた。

実際に1200年以上経っている。

1967年(昭和42年)に国の重要文化財に指定された。1977年(昭和52年)までは実際に住居として使用されていたが、呑吐ダムの建設により旧所在地が水没するため、1977年から1979年(昭和54年)に掛けて現在地に移築された。

呑吐ダム


通称「千年家」とは「古い家」の意で、実際の建立年代は不明であったが、移築時の解体調査の結果、次のようなことが明らかになった。
  • おもや」の建設は室町時代と推定される。
  • 長年の間に多くの部材が取り換えられているが、柱などの根幹材には当初の部材が残存している。当初からの部材で残っているのは柱6本のほか、桁、梁、貫などの一部。
  • 江戸時代中期に「おもや」に隣接して「はなれ」が建設された。江戸時代末期に母屋と離れを連結し屋根を広げて一つの家屋にした。
江戸時代末期には一つ屋根の家であった。今では想像がつきませんね。

解体修理時に、建築当初の姿に近づけるように復元され、現在は「おもや」と「はなれ」が別棟として建てられている。


神戸市教育委員会による 箱木家住宅 の説明板。



それでは見学を始める。

土蔵  史蹟 千年家 の石碑


土蔵の横が納屋になっている。


おもや  茅葺の立派なおもやである。 標準的な入母屋造りになっている。


納屋  石臼や脱穀機などがその前に置かれている。


土蔵の入り口

中には農作業などに使われる色んな器具が展示されている。


納屋資料館になっている。


移築前の箱木千年家の復元模型  その正面。


側面

説明板

おもやの右側面

納屋おもやの間には井戸(跡)と
 

石造りのがある。


おもや横には、過って使われていた器具(水車と脱穀の装置?)が無造作に置かれている。

おもやの内部


土間では左側が台所になっている。 見えないが右側は厩になっている。


板敷の部屋


おもやの屋根部分


おもやはなれを仕切る屋根塀。 中庭に通じる屋根付きの門がある。


はなれ

おもやはなれの隣接する様子


はなれの縁側


中庭

枯山水である。


はなれの座敷


その中の様子

古い手甲や甲も展示されている。


何かの告知板  墨が消えてしまって読めない。


懐かしいですね。火鉢です。子供のころ我が家にもありました。


箱木千年家の全景


お土産として信楽狸のキーホルダーを購入した。確か100円でした。その画像は省略する。

ついで衝原湖の見学である。
その道すがらに浄蓮寺があった。 



入り口が閉じられているので入らなかったが、その境内にはコブシの木がありその花が咲き誇っていた。


衝原湖の基礎データを与えておく。Wikipediaより引用する。
つくはら湖(つくはらこ)

三木市志染町三津田と神戸市北区山田町衝原(つくはら)にかかる湖で志染川(別名:山田川)を堰き止めて造られた呑吐(どんど)ダムの貯水池である。湖水面積、1.05km2

知らなかったがダム湖だったんだね。

衝原大橋



その夕映え写真をご鑑賞ください。




車でブラックバスを釣りに来ている方が2人ほどいました。左側の岸のところでルアーをしていた。聞いてみると、まだ釣果はなしとの事でした。


朧太陽


これでおしまい。

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