本宮に向かう石段 立ち並ぶ朱鳥居が見事である。
社碑 高取神社 本宮 とある。 この石段を走って登ってはいけない。老人にはとても無理な仕事である。
片方のみのお狐様 片割れは何処?
中々の急な石段である。
朱鳥居横に鎮座する子連れ狼ならぬ子連れの狛犬 子連れ狼と小島剛夕
境内に向かう最後の石鳥居 やれやれである。
ようやく本宮に到着。 本社拝殿前
ここで高取神社の基礎データを与える。Wikiには神社の記載はないが、高取山の簡単な記載はある。まづそれを引用する。
高取山(たかとりさん)
兵庫県神戸市須磨区と長田区の区界に存在する山である。標高328m。「たかとりやま」とも呼ばれるようだが、地元民は「たかとりさん」と称している。六甲山地の山の中では西側に位置し、六甲全山縦走路のうちの一つである。
その山頂に高取神社の本宮がある。
高取山の旧称「神撫山」(かんなで)は、「神奈備」(かむなび)に通じ、山全体が神や御霊が宿る御霊代(みたましろ)とされてきました。
それで八百万の神の石碑が数多くある。実際には三百くらいあるそうです。
ご祭神は本殿、奥の院、末社、飛び地境内社、により異なっている。
ここでは本殿のご祭神を紹介する。
ご祭神:
武甕槌尊(たけみかづちのみこと)
豊受姫命(とようけひめのみこと)
お二柱を描いた掛け軸。 高取神社所有。
由緒:
神功皇后(じんぐうこうごう)が世の中の安泰を祈願なされて「武甕槌尊(たけみかづちのみこと)」をお祭りになられたことを御創祀とする古社と伝えられ、平成13年には、御鎮座千八百年記念大祭が斎行されました。
天平年間に至り、兵庫の築港と周辺開発を行った行基が、大和田の泊(後の兵庫の津・現在の神戸港西部)から仰ぎ見られる高取山に、開発の守護神として「豊受姫命(とようけひめのみこと)」をお祭りなされたことを「高取稲荷大神」の御創祀とします。
上、御二柱を併せ奉って「高取大神」と尊称申し上げ、国家鎮護・家内安全・産業商業の安全発展などの守護神として崇敬されます。
由緒舎
手水舎
拝殿
例祭は月に一度以上あり、二月には初午(はつうま)祭が行われる。
初午(はつうま)祭 御祈祷の様子
拝殿の側面
稲荷大神を祀っているので、この境内にも二列に並んだお狐様がいる。
拝殿後方のお狐様二匹
拝殿前の着色されたお狐様二匹 陶器ではなく石製である。
境内の様子
神馬像
高取神社復興記念碑
本殿からその先には奥の宮がある。
高取山山頂に向かってさらに石段がつづく。
高取神社奥之宮周辺地位座末社の配置図
高取神社の関連社の配置図が見つかったのでアップする。高取神社
金高稲荷大神を祀る社
荒熊稲荷大神を祀る社
金平大神を祀る鳥居と社
春日大神を祀る石鳥居とやはり石造りの社
末広稲荷大神を祀る鳥居とお狐様 その奥には末広大神と刻まれた石碑がある。
さらに石段を登ると小さな広場にでる。そこには末社の猿田彦神社があり、社殿はないが猿田彦大神と刻んだ石碑がある。広場自体が猿田彦神社の境内であったのかもしれない。
その他、天穂日命(アメノホヒノミコト)など多くの神を祀った石碑が建てられている。
高取山山頂之碑 この広場が高取山山頂になる。
少彦名大神 大己貴大神 国常立大神 を祀る石碑
その他にも竈神、白龍大神、黒龍大神などを祀る石碑もある。それらの画像は省略する。
山頂付近からの眺望
六甲全山縦走路の石標
帰りのコースでは、 高神瀧(こうじんだき)をお詣りした。 滝口には不動明王が祀られている。 しかし現在は水量が減って滝とは言い難い。
西台からは高取神社はこのように遠望できる。頂上は328mと低いが下界からみるとかなりの高さに見える。
かくして高取神社の見学がおわり、帰路につくのであった。これでおしまい。
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