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2017年6月23日金曜日

神戸東灘区 本住吉神社

今回は神戸の神社紹介シリーズで、東灘区の本住吉神社である。JR住吉駅を下車して西側すぐの線路沿いにある。今週の月曜日に母の見舞いに行った帰り、JRに乗っていて、ふと参拝を思いついた。この神社と十日えびす以外には行ったことのない西宮神社をお詣りすることに決めた。両神社ともゆっくりとお詣りをすることはなかったからである。

未見の神社を優先して見て回っていたので、大きな神社であっても何度も行ったことのある神社の記事は後回しにしていた。

現在神社記事は100編近くになっていて、その半数が神戸の神社記事である。正確に数えていないが50社以上記事にしている。神戸市の全神社は300社余りなので、まだ四分の一にも達しないが、神戸の主力神社は殆ど記事化している。正直なところ小神社は面白見に欠ける場合が多々ある(小神社ならでの面白さのある場合も少なくない)ので、わざわざ地図で調べて行こうという気になれない。行き当たりばったりで記事にするのがせいぜいでした。

参拝神社の数を増やすということが目的ではないので、これからは見どころの多い神社を紹介していきたいと思っている。

訳の分からん神社参拝の所信表明だが、社格の高い神社(偏りがあるがWiki掲載神社)や人気のある神社を優先して記事化するということであります。

ということで、今回は県社の 本住吉神社 である。兵庫区にものとれた住吉神社がありました。兵庫住吉神社、御崎厄除八幡宮、三石神社 

大鳥居  本住吉宮 と記された額束が掛けられている。


社碑 ブロンズ製の梅のご紋が掛かっている。  


大鳥居前の石灯籠  この地の名称である魚崎の名が土台に刻されている。


ここでWikipediaから基礎情報を取得する。

本住吉神社

本住吉神社
Motosumiyoshi-Jinja 002.JPG
所在地兵庫県神戸市東灘区住吉宮町7丁目1-2
位置北緯34度43分07秒
東経135度15分36.5秒
主祭神底筒男命
中筒男命
表筒男命
神功皇后
社格等県社
例祭5月13日



本住吉神社(もとすみよしじんじゃ)

兵庫県神戸市東灘区にある神社である。旧社格は県社。

ご祭神

主祭神:

住吉三神である 底筒男命・中筒男命・表筒男命

上筒男命  (うわつつのおのみこと)
中筒男命  (なかつつのおのみこと)
底筒男命  (そこつつのおのみこと)

手抜きだが、池田市 亀の森住吉神社  の記事の画像を引用する。

三柱伊邪那伎大神が黄泉の国から戻ってきたときに、その穢れを祓うため川へ入って禊をした時に生まれた神である。 水に因んで海の神様とされる。


神功皇后

今回はこの画像である。


                 画・海老根駿堂

配祀神:

天児屋根命 (あまのこやねのみこと)

日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋に隠れたとき、祝詞(のりと)を奏した神。以前も箕谷神社で紹介したことがある。神戸北区 箕谷神社

適切な絵画のが見つからないのだが、今回は神楽からの画像。


柿岡八幡宮太々神楽 (八幡神社)において。



大山津見命(おおやまづみのみこと)

天照大神の兄神で、木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメ)の父神になる。山の神である。




歴史:

社伝では、日本書紀において、神功皇后の三韓征伐からの帰途に船が進まなくなり、神託により住吉三神を祀ったと記される「大津渟中倉之長峡(おおつのぬなくらのながお)」の地が当地であり、当社が住吉三神鎮祭の根源であると伝え、そのために古くから「本住吉」と呼ばれるとしている。

大津渟中倉之長峡」の地は現在の住吉大社であるとする説が有力であるが、当社では住吉大社も当社からの勧請であるとしている。本居宣長本住吉神社の主張を支持している。

延喜式神名帳には記載されていない。古くから「本住吉」と称してきたが、明治初年の『神社調査明細書』には「住吉神社」と記載された。神社側からの申請により、明治38年(1908年)に「本住吉神社」に復称した。

社殿は1995年の阪神・淡路大震災で大きな被害を受け、現在の社殿はその後復興したものである。

あまりエピソード的なものはありませんね。

それでは境内の参拝を始める。

拝殿に向かう境内石畳


歴史の古そうな巨大石灯籠  御神前と柱に刻されている。


常夜燈

手水舎  センサーで龍の口から水がでるようになっている。無駄な水の節約です。



拝殿   本住吉神社社額が中央に、その左右に住吉大神神功大神 と記された額が掲げられている。


鈴が五つも並んでいる。お賽銭をあげてから私は中央の鈴を振りました。10円しかあげていないので、さえない音でした。

狛犬二基  阪神・淡路大震災後に造られた者なので真新しい。



拝殿から本殿中を望む。 お神酒が捧げられています。


拝殿本殿の側面  立派な建屋です。
拝殿


本殿屋根



閉鎖されていて本殿には入れません。屋根を見るだけで我慢しておきます。

境内は広くて、本住吉神社例大祭のときは七基の地車がここに整列する。

神社には境内社末社が数多くある。それらを順次見てまわろう。

豊岩総社 これも真新しい社である。



拝殿右横に小ぶりの石鳥居があり、その奥に境内社がまとめて祀られている。


稲荷鳥居があり、

稲荷社 莵原稲荷大神 を祀っている。

ワンパターン化しているが、守り神のお狐様の画像。 

巻物を咥えている方。


玉を咥えている方。

大日女社  天照皇大神を祀っている。


その前にある古い常夜燈 

末社を総じて1つの社に纏めた拝殿。大きな神社では、この統合社はどこでもよく見られます。弓弦羽神社でもそうでした。そこでは12社も統合されていた。神戸東灘区 弓弦羽神社 


この総合社をお守する狛犬二基



そのご祭神を列記する。

大国主命 大物主命


大山昨命 天水分神

綿津見神 木花咲也姫

高良神 天満ノ神

こちらの社には二社(一社と一柱)を祀っている。


大海社


塞之神

こちらの社には、猿田彦社大山祇神を祀っている。




脇社の水神宮  こちらは社額のついた覆いがにかけられている。


水神宮石灯籠

水神宮に因む漢詩を刻んだ歌碑らしい。  とても読めない。


ここ住吉界隈でも5月にダンジリ祭がある。その七台の地車が境内の車庫に保管されている。



その七台の地車(山田・呉田・住之江・空・西・吉田・茶屋)での巡行である。この動画をご覧ください。


平成29年度 本住吉神社例大祭 蔵出 5月4日(木)          

社務所



もうひとつ新しい保管屋がありましたが、新地車のためのものでしょうか。

参拝をおえて境内の外に出る。道路向かいにこのような道標がある。 

住吉村道路元標 有馬道を示している。

これでおしまい。

2 件のコメント:

  1. 神戸のこちら様は、住吉大社から見ての夏至の入り日の方角となる位置にあるいわばランドマーク。(日置の場所)
    同様に冬至の入り日方角に住吉明神自ら出現なさって鎮座なさったとの伝承があるのが淡路島の温泉旅館等が建ち並ぶ洲本市の菰江/古茂江の住吉神社。

    別の側面を考えるとこの場所は紀淡海峡の海上交通を掌握、検閲するのに格好の場所。
    実際に中世迄は海賊(水軍)が行き交う船舶を取り締まって(通行税を徴収して)いたという

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    1. 森岩光様
      本住吉神社が住吉大社のランドマーク(夏至の日置)とはね。冬至の日置が洲本市の住吉神社なのですか。行ったことはありませんが面白そうですね。二社を結ぶラインはチヌの海にあるので、村上水軍はここまで出張ってきたということなのでしょうか?面白いコメント多謝。

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