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2017年8月12日土曜日

神戸西区 伊川谷惣社

市内の四社を巡って、ようやく当初の目的であった神戸西区にある伊川谷惣社に参拝する事と相成った。午後4時を過ぎていたので、急いでJR神戸駅まで戻り新快速に乗って明石駅まで行く。広い駅前ロータリーで、神姫バス14系統伊川谷駅行のバス停を探す。

バス乗り場案内図


7番でなく10番乗り場であった。ここで14系統のバスを待ったのだが1時間に2本しかない。しかも2本に1本は伊川谷惣社前には止まらない。それで14系統のバスが来たので、運転手さんに尋ねたところ次のバスだという。ところが親切な乗客の方(女性)がいて、新末田橋前というバス停で降りて、歩いて5分位の所にバス停伊川谷惣社前があると教えてくれた。それでこのバスに乗ることにしたが、その方はさらに地図まで描いて下さって、帰りの乗車についての注意までして下さった。お蔭で道に迷うことなく神社にたどり着けた。御親切を感謝します。

バス停から伊川谷惣社までは、5分どころではなくかなりの距離があった。神社の周りには伊川谷中学校や幼稚園、住宅地があり、その背後には鎮守の森が広がっている。

大鳥居につづく参道(歩道)  夏祭りにはこの道を櫓太鼓が練り歩く。


大鳥居  立派な 惣社 と金字で書かれた神額が掛っている。


常夜燈

簡単すぎるがWikipediaにはこの神社の記載がある。

伊川谷惣社

伊川谷惣社
伊川谷惣社
拝殿
所在地兵庫県神戸市西区伊川谷町上脇字鬼神山1005
位置北緯34度40分38.5秒
東経135度1分13.2秒
主祭神大己貴尊
素盞嗚尊
経津主尊
武甕槌尊
社格等郷社
創建伝・神功皇后御世
例祭秋祭り
(10月第1土曜日宵宮、翌日曜日昼宮)



伊川谷惣社(いかわだにそうじゃ)

兵庫県神戸市西区伊川谷町上脇にある神社。延喜式神名帳物部神社に比定される神社のひとつ。旧社格は郷社惣社神社とも呼ばれる。


由緒:

社伝によれば、神功皇后が三韓征伐からの帰途、当地に立ち寄り大己貴尊を祀ったのが当社の始まりという。『日本書紀』の廣田神社・生田神社・長田神社・住吉大社創建の記述と似ているが、日本書紀に当社に関する記述はない。
その後、衰微していたが延久3年(1071年)に再建されたと伝えられている。
惣社と呼ばれるようになったのは鎌倉時代以降ともされる。


一般的に惣社(総社)は国府のある所に鎮座するが、伊川谷惣社伊川谷町の総氏神になっている。


江戸時になると、明石城主の崇敬が篤く、3石の黒印領を寄進した。現在の本殿は、江戸時代中期の宝暦11年(1761年)、旧社殿の古材を用いて造営されたもの。しかし
1995年の阪神淡路大震災により被害を受け、2004年に再建改修された。

地元での崇敬が篤かったためか、鎮座地一帯は「鬼神山」という地名となっている。

社背後にあたる鬼神山には数基の古墳が確認されており、鏡や土器の形式から4世紀のものと推定されている。

ご祭神: 大己貴尊 (おおなむちのみこと)

大国主の命ですね。今回の画像はこれ。


配祀神

経津主尊 (ふつぬしのかみ)




武甕槌神 ( たけみかづちのかみ )

ナマズに乗った武甕槌神  経津主尊とペアで出てくる。



素盞鳴尊 (すさのおのみこと)

今回は人形です。



境内をとり囲む玉垣




それでは境内の参拝を行う。イメージ通りの神社で、境内ではセミの声が聞こえている。
境内はかなり広く大鳥居後方に土俵が設えてある。祭日にはこの土俵で奉納相撲が行われる。



社務所  神社西方にはゴルフの練習場がある。



境内には石碑がいくつかあり、その奥は鎮守の森になっている。



御神木の楠


手水舎  この日初めてまともな手水舎に出会いました。





忠魂碑
大砲の弾を形どっている。伊川谷町から出征した、日清戦争・日露戦争・日華事変・第二次世界大戦での戦没者の忠魂碑である。


砲弾を頂きに乗せた石碑 

惣社復興事業記念碑

拝殿前の常夜燈 

狛犬二基



拝殿  旧社殿の古材を用いて造営されたと言えども、青銅葺きの実に立派な拝殿です。逆光のせいで白っぽく写っている。許されよ。


拝殿神額 こちらも金文字で惣社と記されている。



拝殿側面



本殿

社殿の左右に境内社が幾つも並んでいる。その境内社に行くには、拝殿左の石段を登らねばならない。


本殿左側の境内社は三社あり、よく見ると神額を除いて全く同じ造りであった。それを知らずに、いつもの様に全ての境内社の写真を撮ってしまった。迂闊なことである。


山神社社殿  どの社殿にもお酒のパックが供えられていた。

神額
歳徳社

神額

稲荷社

神額

本殿右側には境内社が四社ある。


稲荷鳥居狛狐二基をもつ稲荷社  それに稲荷大明神の幟付きである。


お狐様二匹  真新しく着色が剥げていない。 


稲荷社社殿  社殿内には、狛犬狛狐二基づつ祭壇をお守りしている。


猿田彦社の社殿

神額
荒神社

神額

八幡社 この社殿のみ紙パックのお酒のお供えがない。八幡様応神天皇)はお神酒を召し上がらないのであろう。

神額

鎮守の森につながる境内東側の竹林  この竹林は筍をとるためでなく、神事に使う竹を育てている。

お堂  この石段のところに座り、セミの声に囲まれて暫しの休息を取った。


神輿の収納蔵と思える。


石碑 何の碑かは不明である。寄進者の名前が並んでいる。


社務所西側の渡し鳥居  結界は張られていない。




境内を出た筋向かいに女神・淡嶋大明神の社がある。



神社の例祭である秋祭りの動画をアップする。櫓太鼓廻し獅子舞が面白いので、是非ご覧ください。



伊川谷惣社秋祭り 10月の第一土、日曜日に開催される。

秋祭りでは伊川谷各地区の櫓太鼓獅子舞を奉納する。

かくして伊川谷惣社の参拝をおえて、親切なお姉さんに教えてもらったように、惣社前から神姫バス14系統に乗りこんで伊川谷駅に着いたのであった。時刻は既に6時半を過ぎていた。


そして神戸市営地下鉄伊川谷駅から北神急行の車両にのって三宮まで戻ってきたのでした。


神戸市内の五神社
を巡る長い1日でした。非常に草臥れました。これでおしまい。


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