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2017年8月7日月曜日

神戸中央区 横溝正史生誕の地碑

今回は神戸の名所案内で、横溝正史生誕の地碑の紹介である。ハーバーランド近くの湊小学校前信号の向かい側にあるデルタゾーンの1画にある。

実を言えば、横溝正史の生誕地が神戸の東川崎(現在の中央区)であるとはついぞ知らなかった。何かで読んだかもしれぬがすっかり忘れているので知らないのと同じである。近くにある蛭子神社を探していて偶然出食わしたのである。地図を持ってこなかったので、結局蛭子神社は見当たらずで、こちらは次回に再訪することにした。

横溝正史生誕の地碑についての解説板



神戸出身である小説家横溝正史生誕百周年を記念して、生誕地(中央区東川崎町)近くに建てられた記念碑。碑銘「横溝正史生誕の地」は、作家の陳舜臣の筆である。

2004年11月23日、神戸市中央区東川崎町で碑の除幕式が行われた。

 記念碑

メビウスの輪
が二つ絡んだ形になっている。


碑のデザインは「メビウスの輪」をモチーフに、複雑に絡み合った難事件が名探偵により見事に解決されていく「横溝文学」にイメージを得たとのことです。

碑の設計担当したのは、神戸山手大学(当時)の武田則明氏 である。除幕式のリーフレットの記事「横溝正史生誕地記念碑について」に、碑の設計思想は次のように記されている。

おどろおどろしく複雑に絡まった事件を名探偵が明解に解いて行く。 その作品のイメージを表現する為に、メビウスの輪を二つ 組み合わせて作った。

メビウスの輪は鉄でできている。これは東川崎が鉄の町である事を示している。 事実、この碑は地元で制作された物で、よく見ると溶接した部分や 制作中の傷や、微妙な、一見制作途中のように見えるが、 これは手作りの人間の手で作られ、この荒っぽさが又横溝の作品に 通じるものと考えている。


何となく錆びた感じはあります。しかしながら形状についてですが、3次元空間内では、この2つのメビウスの輪は外れないし、ねじれは解消できません。数学的には当たり前の話ですが・・・。



側面にはこのように記されている。

横溝正史

 明治35年 神戸市東川崎に生まれた。
 大正10年 処女作「恐ろしき四月馬鹿」
 を発表して以来多くの傑作を著した。
 神戸のロマン的傾向を持つ本格的推理
 小説の基礎を築いた。
 昭和56年没

代表作
 本陣殺人事件. 蝶々殺人事件. 獄門島.
 犬神家の一族. 悪魔が来りて笛を吹く.
 八つ墓村. 悪魔の手毬歌


地碑の周りは、横溝正史花壇になっている。


横溝正史の小説は沢山読みました。おどろおどろしい話で、金田一耕助が殺人の謎を解くというパターンで、次々と読んだものです。


記念碑に代表作が挙げられていますが、全て読みました。ストーリーは粗方忘れていますが、角川文庫の派手なカバーが記憶に残っている。

それでお遊びだが、代表作のカバー絵を収集してみた。

本陣殺人事件



蝶々殺人事件



獄門島




犬神家の一族


悪魔が来りて笛を吹く


八つ墓村


悪魔の手毬歌


これでおしまい。





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