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2017年8月2日水曜日

神戸東灘区 JR住吉駅周辺 I

神社シリーズがつづいたので一休みして、今回は同じ神戸紹介シリーズだがJR住吉駅周辺の紹介の1回目である。 JR住吉駅から六甲ライナー下を線路沿いに歩くとすぐ はにわの広場にでる。

広場の中央にある馬形埴輪像



家形埴輪像

この広場には、線路側の壁面に住吉宮町遺跡住吉東古墳の説明板がある。


Wikipediaによると次のように説明されている。(住吉宮町遺跡 より抜粋)

住吉宮町遺跡

JR住吉駅周辺、兵庫県神戸市東灘区住吉宮町3・4・5・6・7丁目、住吉本町1・2丁目、住吉東町4・5丁目にわたって所在する東西750メートル、南北650メートルの弥生時代近世複合遺跡である。
包蔵地面積22万m²。住吉川右岸の完新世に形成された標高20メートル前後の扇状地に立地する。

弥生時代中期・末期竪穴住居前方後円墳坊ヶ塚古墳と帆立貝型式前方後円墳
住吉東古墳を頂点とした古墳時代後期の古墳群や奈良時代・平安時代・中世の集落
などが発見されている。
また、幾重もの洪水砂層や洪水時の流路・土石流など洪水の形跡が確認されている。


歴史的に見ても何度も洪水に見舞われている。地形上致し方ないのでしょうね。

周辺の遺跡地図



遺跡の調査場所  1988年の第1次から1998年の34次まで調査が行われた。




住吉東古墳

弥生時代中期・末期
の竪穴住居や前方後円墳坊ヶ塚古墳と帆立貝型式前方後円墳
住吉東古墳を頂点とした古墳時代後期古墳群や奈良時代・平安時代・中世の集落
などが発見されている。
また、幾重もの洪水砂層や洪水時の流路・土石流など洪水の形跡が確認されている。



復元した古墳と出土品のパネル写真


はには広場の南側のシーア駐車場では帆立貝のような形をした古墳が発見され、住吉東古墳と命名されました。
昭和63年度の発掘調査の結果、全長約24mの帆立貝式古墳であることがわかりました。
墳丘の周囲に円筒埴輪が多数出土しました。立て並べられていたと考えられます。
出土品は馬形埴輪1点、家形埴輪1点・人物埴輪3点・円筒埴輪約160点・朝顔形埴輪約10点です。馬形埴輪は、鞍や馬具の表現から乗馬用の馬を表していると考えられます。


はにわの広場には花壇があり、ムクゲの花が咲き誇っていました。

黄色い花のムクゲ



ピンクの花のムクゲ

はにわ広場から眺めた六甲ライナーの橋桁


線路沿いの花壇 

街角を花で飾り、神戸の街全体を豊かに彩る」をモットーとする、みどりの市民活動の一環で、管理は緑化コミュ二ティ四季が行っている。

この花壇をぬけると、水車広場にでる。

線路際に板塀がつづきその中央に水車の模型がある。住吉川水系には、大正初期の最盛期には、約80箇所水車場に約1万個の石臼が据えられていたと言われる。




水車を描く浮世絵のパネル  天保 7年(1836)に描かれた水車による精油所とのこと。



水車は勿論精米にも使われた。

引き石臼(ひきいしうす)



胴搗き臼(どうつきうす)
線香の原料を粗く砕くのに使用された。


米搗き臼(こめつきうす) 
酒米を精白するのに使用された。

水車広場を進むと六甲ライナーの橋桁が頭上にくる。


この先は住吉川である。


JR住吉駅周辺 I はこれでおしまい。 次回の II は、石の彫刻編である。

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