ページビューの合計

2014年5月5日月曜日

山の散歩コース III

 山の散歩コース III



最近は、全く山の散歩をしていない。 グータラジジイに成り果ててしまい、しんどい山登りを
する気が全く起こらなかったのだ。 しかし、目の調子が悪くて、パソコン作業を休もう
と決めたので、気分転換に久しぶりの山の散歩に行こうと思い立ったのだ。 
毎度のセリフで何だが、退職者の特権を生かそうとしたわけだ。 
 山の散歩コース I   山の散歩コース II     六甲アイランド散歩 

母との朝の朝食を終えてから、10時前にリックにタオル、ペットボトル、カメラを入れて
自宅を出発。 いつものスタイルだ。 春霞ではあるが良い天気だ。 

六甲ケーブル下駅につく。 最初の予定では、 山の散歩コース I  と同様に養老院をへて
高羽道を通り渦が森団地に行く積りであった。 しかし、ケーブル駅には、家族づれや
熟年ご夫婦などが沢山の人がいるのを見て、気が変わった。 山頂駅までケーブルで登り、
それから山陽遊歩道(六甲全山縦走のコースの一部)をハイキングしようと思ったのだ。 
このように、自由に計画を変更できるのは、きままな退職者の特権 以外の何物でもない。


 
という訳で、駅構内で六甲山観光ガイドマップとハイキングのパンフを入手する。
片道乗車券を購入。 下の写真にあるように、消費税アップのため570円から590円に値上げ。
 
私のとったコースは、地図の赤線の道筋です。 ゴルフ場の中を突っ切ってカンツリーハウスに向かい、みよし観音のところから六甲ガーデンテラスに折れ、石切道に入るというコースだ。


新緑の清々しい時期だ。 ケーブルカーの窓からの緑が美しい。  写真は反射光で写りが悪い。


このように乗客で一杯であった。 家族の楽しそうな会話は聞いていて微笑ましい。
座席は満席で立っている人もかなりいた。

 
ここが山上駅だ。  
 
 
六甲山上駅(ろっこうさんじょうえき)
兵庫県神戸市灘区にある六甲山観光が運行するケーブルカー、六甲ケーブルの駅である。
六甲ケーブルの山上駅に相当する。
アール・デコ様式の傑作として、建築的にも価値が高い。 (by  Wikipedia)
 
 
 
山頂駅横にある、稲荷神社 松浪大明神 で家内安全を祈る。 
最近は、仕事がうまく行くようにとは祈らない。仕事はもう無くなってしまったのだ。
 
 
神社の横に位置するのが、天覧台だ。
 
昭和56年5月25日に昭和天皇がご覧になられたことを記念して「天覧台」と名付けられた。
同展望台は六甲ケーブル山上駅を下車してすぐにある。天候の良い日には大阪平野部は
もちろん、関西国際空港、和歌山方面までの海岸線がはっきりと見える。
 
 
 
春霞とPM2.5のせいか、山頂からの眺めはこのようにけぶってしまっている。鳥はキジです。
昔は、六甲山に沢山生息していました。
 
 
ここは、六甲山の定番夜景鑑賞地である。 夜になるとこの様な夜景が出現する。
 
 
天覧台を出て、ハイキングコースへ向かう。
山上駅からのサンライズドライブウエーにつながる道路である。
この歩道を渡ったところに遊歩道の入り口がある。 


家族連れでハイキングを楽しんでいる。 個人の特定を避けるため、遠く離れてから写しました。
 
 
ゴルフ場(神戸ゴルフ娯楽部)の中を歩いてゆく。 
 
神戸ゴルフ倶楽部(こうべゴルフくらぶ)
1903年5月24日にイギリス人貿易商A.H.グルームによって
神戸市の六甲山上に造られた
日本最古ゴルフ場である。  (by Wikipedia)
 
このゴルフ場のメンバーには、かなりの資産家でないとなれないのだ。
個人の特定を避けるため写真は写さなかったが、白いあごひげを生やしたリッチなおじさん
派手なウェアでキャディさんと談笑しながら通り過ぎて行ったのであった。
(訂正: キャディさんと思ったのは、実は奥様もしくは愛人であった。 年齢からみて後者の
可能性が高い。このゴルフ場は男性キャディのみである。
そのような洒落たマネは、したくとも決してできない。 そう思う散歩じいさんであった。
 
 
ゴルフ場にはクラブハウスがあり、その敷地の塀に飾ってあった犬猫のフィギュアです。
面白かったので写してみた。 2匹でなく、実際にはもっと沢山いました。
 
 
飛び交うゴルフボールから身を守るため、我々散歩者は下のような網の中を歩かねばならない。
 
 
ゴルフ場を出てしばらく歩くと、みよし観音にでる。
 
 
みよし観音
 
昭和39年、日東航空旅客機親潮号が尼崎市の田能遺跡に墜落した際、失神した乗客7人を
救出し、8人目を救出しようと機内に入った瞬間、旅客機が爆発し、その若い命を散らした
殉職スチュワ-デス 麻畠美代子 を讚えるために作られました。観音像は右手を大空に差しのべています。建立当時、女優の吉永小百合さんらが「みよし観音賛歌」を寄せ、建立15周年には
芝良空氏が観音像の側に、「みよし観音賛歌」の歌碑を建立しました。
毎年8月1日に大空のまもり祈年祭が行われています。
 
美代子 みよしと読ませて、みよし観音です。
 
 
 
みよし観音賛歌 がこれです。
 
みよし観音から、六甲ガーデンテラス下に行き、そこから石切道に降りていく。
登りはしんどいが下りは楽である。 しかし、膝にはこたえる。 
 

石切道は、御影石の石切場だけあって、大きな石がそこかしこに転がっている。
 
 

これだけ沢山積み重なってあると、壮観ではある。

昔は築城する際の石垣として使われた。現在は、墓石の材料として使われている。
住吉川を下っていくと石屋が何軒もある。 石屋が開いた加工場があったので、石屋川。
その御影石を全国に売り出すための港が、御影浜だそうだ。 重い石をよく船で運んだものだ。
 
太陽と緑の道
 
自然歩道「太陽と緑の道」は、昭和47年、神戸の豊かな自然を気軽に散策し、
人と自然のふれあいを図ることを目的に設定されました。 
六甲山から帝釈・丹生山、そして雌岡山まで、
北区・西区の太陽と緑豊かな地域を中心にしたハイキングコースで、
現在、総延長は約167kmとなっています。   (by  神戸市広報)

なるほど、石切道は太陽と緑の道」の一部なのか。 と納得する。 
緑の多い日照りの道という訳ではない。


石切道から、住吉川の方へは下りず西谷橋方面に下りる。 こちらの方が下山するのに近いと思ったからだ。3時間は歩いたのでいささか疲れてきたのだ。 山道を下っていくと、舗装された道路にでた。道路の周辺は、新しい霊園ばかりだ。 
再開発して、リニューワルしここら一帯がお墓団地になっているとはついぞ知らなかった。 
色んなお墓がある。日本人のみならず立派な外国人の墓もある。 といってもやはり神戸なので
華僑の墓が多い。 たまに、韓国人の墓もある。 西洋人の墓は見受けられない。  
こんなに沢山の墓があるという事は、やはり石屋さんは墓石で儲かっているのだ。 


いずれお邪魔させて頂くとはいえ、お墓ばかりでは気が滅入るので、釈迦如来像と6地蔵の
ありがたいお姿を拝むことにする。




お墓団地を抜けて、道路を下るとようやく市バスの停留所 渦森橋に着く。 
石材店の看板もみえる。 やれやれだ。


暫く停留所で待って、バスにのり阪神御影駅着。 
御影からは、36系統のバスに乗れば自宅まではすぐだ。 これで、山の散歩コースは終了。
都合4時間と少しの山の散歩でした。

 それでは、ごきげんよう。 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿