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2014年7月3日木曜日

宝塚散歩

 

今年は、宝塚歌劇の100周年になるそうだ。 そうなのか、では久しぶりに退職者の特権を生かして宝塚へ行こう、と思い立ったのだ。 

 ワイフ、母親、親戚の女性方は、皆 宝塚のファンであり、時々宝塚大劇場まで観劇に
出かけている。 私はファンではなく、宝塚に特別の思い入れはないのだが、若き日に、30年以上前になるが、宝塚市武庫山というところに住んでいたのだ。 
それで、センチメンタル・散歩 とあいなったのである。

調べてみると、2014年公演ラインアップ・百周年記念行事発表会 というのがあって、
あの、ベルサイユのばら が、上演されるそうだ。

宝塚歌劇団 宙組 凰稀かなめ



  100年の歴史に想いを馳せながら、100周年以降も宝塚歌劇の発展に向けて、一番新しくできた組、宙組として出演者一同、元気にパワフルに、そして新しいことにもチャレンジしながら、日々努力し、新しい時代を切り拓いて行きたいと思っております。
宙組では、来年5月より『ベルサイユのばら―オスカル編―』を上演いたします。宝塚歌劇の100年を語るにあたって、絶対にはずせない名作中の名作。原作ファンの方々からも、宝塚歌劇のファンの方々からも愛され、そして宝塚歌劇団を支えてきたこの作品。この大作に挑戦できますこと、大変嬉しく思っております。100周年に相応しい、宙組にしかできない最高の『ベルサイユのばら―オスカル編―』を皆様にご覧いただきたいと思っております。私にとりましては、この4月に、雪組公演『ベルサイユのばら』―フェルゼン編―でオスカル役として特別出演し、壮さん・柚希さんとご一緒させていただきました。この経験を生かしながら、私らしいオスカルを演じて参りたいと思います。そして、100周年を節目の年というだけで終わらせず、「100周年から始まる」宝塚歌劇の新しい歴史に、大きな第一歩を踏み出せますよう、宙組一丸となって努めて参りたいと思いますので、今後とも宙組をよろしくお願いいたします。



 今年で退団されるのだそうです。 


 
 宙組公演『ベルサイユのばら―オスカル編―』



宝塚は近場である。 それで、阪急線で宝塚へ向かったのだ。

 阪急電車の車両には、このように100周年記念車両が走っていて、宝塚駅も100周年でにぎやかであろうと思っていたが、駅周辺には特に目立つものは何もない。 幾つか、関連ポスターが見受けられるのみだ。


駅を出てそのまま進むと武庫川にでる。 信号のところで宝来橋を渡る。

 
川向いには、ナチュールスパ・宝塚というのがある。(一度行ってみなければならぬ。)
目の前の建物です。岩盤浴とかエステもあるようだ。30年前はなかった建物だ。
 
川沿いを歩いてみて、高級温泉ホテルや高層マンション群が軒を連ねて建っているのを知る。
えらい変わりようである。30年まえの木造の温泉街と大違いである。
 
 
 
武庫川の川岸も、散歩コースとして整備されている。 変わらずに水は澄んでいてきれいだ。
 
 
これが、川向いから見た、宝塚大劇場です。
 
 
玄関は、100周年でこのように飾られている。
 


100周年の関連記事があったので、引用する。

宝塚歌劇団の100年   ( nippon.com からの引用)

 

花・月・雪・星・宙の5組があり、それぞれ組子(組に所属するメンバー)は約80人。最上級生の組長や、公演で主役を演じるトップスター、その相手役を務めるトップ娘役、さらに次のスターと目される2番手、3番手の男役らがいる。


2012年花組公演トップの蘭寿とむ
 
 
 
宝塚歌劇100周年を記念したイベント「夢の祭典」にはそうそうたる卒業生が集結した
(4月4日、宝塚大劇場)
八千草薫、乙羽信子、朝丘雪路。ミュージカル界を支える鳳蘭や大地真央、麻実れい、天海祐希、安蘭けい。娘役出身なら黒木瞳、純名里沙、檀れい、紺野まひるら、枚挙にいとまがない。日本の大型ミュージカルなどを見れば、タカラヅカ出身者を見ない方が珍しい。
 
大地真央黒木瞳らしいのは、わかるが後は全然わからん。
 
 
 
宝塚歌劇100周年を記念して開かれた歴代トップスターらによる「夢の祭典」
(2014年4月4日、宝塚大劇場)
 
という訳であります。TVでもやっていたようですね。
 
川向かいの陸橋から眺めた宝塚大劇場です。阪急電車が走っています。
 
 
 
道路沿いに川を下ると、由緒ある宝塚ホテルにでる。
 
 
ホテル内には、喫茶室があり昔はタカラジェンヌがここでお茶なぞを飲んでいたものである。
今は、その様子は全くない。
 
ホテルの向かい側が 宝塚南口になる。昔は、サンビオラというモール街があり結構栄えていたが今は見るかげもなく、寂れている。 ただの駅前商店街だ。
 
 
35年前に大学からの帰途、この駅で下車し、よっこらしょと坂を登って
 
 
神戸大学の官舎である、この建物まで歩いて帰ったのである。
この宿舎で、幼少の、3人の子供達を育てた(私でなくワイフが)のである。
私は、夜遅くまで研究室で勉強をして、よく飲んだくれて帰ってきていたのである。
 
 
当時と全く変わっていない、安普請の公共の建造物であった。周囲は高級住宅地だ。
しかし、実になつかしい。 ワイフもこの写真を見ればそう思うであろう。
 
これが、建物の裏手で、少し坂をくだると公園にでる。
 
 
公園では、子供達が遊んでおったが、30年前とそれ程変わっていない。
砂場の変な彫像も当時のままではないのか。 
長男は悪ガキで、しばしば問題を起こしていたのを思い出す。今は昔の話だ。
 
 
このようなことを思い出しつつ、武庫山周辺を逆瀬川に向かって散策を続けたのだ。
若き日の追憶の散歩である。
 
南口駅には、ル・マンというサンドイッチ屋さんがあり、カツサンドをここで食べるのが
当時の無常の喜びであった。その店も今はなく、タイ料理店 マイタイ に変わっていた。
 
 
 


 時は移ろい、全ては変化するのであった。 
その中で、かっての住居が変わらず残っていたのは、私の記憶にとっては良きことなのだ。

 これで、宝塚散歩はおしまい。 それでは、ごきげんよう。

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