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2014年9月5日金曜日

ネトゲ廃人


時代から取り残された老人だとは、重々承知しているが、ネトゲ廃人 という言葉を見つけて少なからずびっくりした。 言い得て妙だが、なんという表現である事か。 ネットゲームをやりすぎて廃人になった人間というイメージが浮かぶ(アル中みたいにね)が、実際は少し異なるらしい。 

Wikipedia で調べてみると、つぎのように書いてあった。

ゲーム依存症(ゲームいそんしょう)あるいはゲーム中毒(ゲームちゅうどく)とは、ゲーム(特にテレビゲーム)に没頭するあまり睡眠時間の減少や疲労などによりゲームに関する事柄以外の生活面に悪影響を及ぼしたり、人間らしい生活を営むことが困難になる症状をいう。

テレビゲームの中でも、ネット上で不特定多数の者とプレイできるオンラインゲームに関してのものは、オンラインゲーム依存症(オンラインゲームいそんしょう)と名称され、そのような依存者をネトゲ廃人(ネトゲはいじん)と称されている。  

ネットゲームに膨大な時間を費やしてサイバー世界に生きるものをいうのである。現実(リアル)の世界よりも、パソコンの前でゲームしている時間のほうが長い人間のことをいう。彼らもしくは彼女たちが、どのような気分で生活しているかというと、つぎの初音みくの曲の通りらしい。 

            ネトゲ廃人シュプレヒコールfull [初音ミク]


若い人なら皆知っているが、歌手 初音 ミク は人間ではない。
私も曲を聴いて知ったのは、最近のことである。 恐らく60代のひとは誰も知らないであろう。 

Wikipedia の説明では、

初音 ミク(はつね ミク、HATSUNE MIKU)は、札幌市に本社を置くクリプトン・フューチャー・メディアから発売されている音声合成・デスクトップミュージック(DTM)用のボーカル音源、およびそのキャラクターである。

初音ミクについては以下のようなキャラクター設定がされている。
  • 年齢:16歳
  • 身長:158cm
  • 体重:42kg
「初音ミク」はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の著作物です。
© Crypton Future Media, INC. www.piapro.net

 
上の注釈を入れましたので、著作権にはひっかかりません。 

さらに、リアルの合成写真があれば面白いが、そんなものはない。私はロリコン趣味でないので、画像はこれだけにする。

さて、 ネトゲ廃人シュプレヒコール だが、

作詞:さつき が てんこもり
作曲:さつき が てんこもり
編曲:さつき が てんこもり

歌詞

ネットゲーム世界は今日も
隔離(かくり) 哀れ 蔓延(はびこ)る効率厨、々(ちゅう、ちゅう)
リアルの世界は明日も
僕抜きで機能して回る


ネットゲーム世界はずっと
孤立 晒(さら)し 貪(むさぼ)るレベリング
薄暗い部屋の「ああああ(きみ)」は
閉めきった窓なんてもう覚えてない


ドロップ重視=ドロップアウト人生
文化的ライフ崩壊前提
守れ要塞(ようさい)プライド一切合切
うんこみてぇなスキーム


飽きても次のステージへ


(RMT...tt...RMT...)


人生を堕落(だらく)に全部極振り
見せしめタブーをルールへ


(mm...MPK...mm...PK)


延久(えんきゅう)に紛(まご)う様な時間を


ネットゲーム世界は今日も
隔離(かくり) 哀れ 蔓延(はびこ)る効率厨、々(ちゅう、ちゅう)
リアルの世界は明日も
僕抜きで機能して回る


ネットゲーム世界はずっと
孤立 晒(さら)し 貪(むさぼ)るレベリング
薄暗い部屋の「ああああ(きみ)」は
吐き捨てる様に日々を重ねてる


ちょっとした丘陵(きゅうりょう)さえ無い
昨日からDUPEされた今日は
外に怯えてるスレイブ向け
腐り切ったスキーム


飽きても次のステージへ


(RMT...tt...RMT...)


人生を堕落(だらく)に全部極振り
見せしめタブーをルールへ


(mm...MPK...mm...PK)


延久(えんきゅう)に紛(まご)う様な時間を


ネットゲーム世界は今日も
隔離(かくり) 哀れ 蔓延(はびこ)る効率厨、々(ちゅう、ちゅう)
リアルの世界は明日も
僕抜きで機能して回る


ネットゲーム世界はずっと
孤立 晒(さら)し 貪(むさぼ)るレベリング
薄暗い部屋の「ああああ(きみ)」は
キーの印字(今きみ)と同期して磨(す)り減ってく


ネットゲーム世界は今日も
隔離(かくり) 哀れ 蔓延(はびこ)る効率厨、々(ちゅう、ちゅう)
リアルの世界は明日も
僕抜きで機能して回る


ネットゲーム世界はずっと
孤立 晒(さら)し 貪(むさぼ)るレベリング
薄暗い部屋の「ああああ(きみ)」は
無邪気な目ですがってる 嗚呼


ネットゲーム世界は今日も
隔離(かくり) 哀れ 蔓延(はびこ)る効率厨、々(ちゅう、ちゅう)
リアルの世界は明日も
僕抜きで機能して回る


増えていくのは形無い
数字 ナルシズム それに気づけないで
薄暗い部屋の「ああああ(きみ)」は
ギルド1番の誇り高き戦士


ジジイにとっては、正直なところ全く訳のわからぬ歌詞である。 しかし、引きこもり状態になっていてゲーム三昧で、ゲームの中ではギルド1番の誇り高き戦士 であるが、現実の世界では何の貢献もできぬ孤独な(僕抜きで機能して回る )若者の、叫びだしたくなる精神的な苦しみや痛みを歌っているのでないかと想像する。 

いつの時代でも、若者は荒野に裸で放り出された狼のようなものである。生き残っていくためには、闘って食料を得ねばならない。不安、緊張、恐怖、それらに打ち勝つための己の能力や技術にたいする劣等感で苦しみながら、慎重に日々狩りを続けねばならない。 それに、耐えねば未来はない。耐えうる若者はよいが、そうでない若者も多い。 

今の時代には、若者の輝かしい未来を想像できにくいという事とともに、バーチャルなゲームの世界に逃げ込むという選択もある。 現実の世界では、意に染まぬコミュニティーから逃げて、自分が生き続けられるような別のコミュニティーに移っても差し支えはない。本人の努力で、その中で生き続ける(仕事を続ける)ことができれば十分である。 

しかし、バーチャルな世界に逃げ込むのは大きな陥穽がある。 オンラインケームでは、チームを作って、怪獣や敵のチームを倒して、経験値を高め、装備や魔法等もアイテムをゲットしてさらに強くなり、より強大な敵と闘う。 その繰り返しである。 夢中になるように作られている。 でも、ゲームでの仲間は、いくらチャットで交流を深めても、サイバー空間上のいつでもリセットできる仲間でしかない。 この電脳世界で膨大な時間と電子マネーを使い、1番の勇者になったとしても、それで友情や冒険を疑似体験できた(錯覚)としても、それはパソコン上の記録、数字だけの成果でしかない。 全くそれでしかない。 なのに、それが誇りであり生きがいになっている。 現実世界では、本人には何の意味もなく、人生に膨大なロスタイムを与えたにすぎぬ。 そして、現実世界の敗残者になる。  

しかし、ネトゲ廃人はそれがわかっていながら、抜け出せないのだろう。 

どうすればいいのだろうね。 成人の場合は、自滅する前に心から飽きてしまうのが唯一の解決策のように思う。

この世界の有名人にネトゲ廃人カズヤ がいます。 古いデータのようですが、彼のネトゲに費やした時間です。 2595日です。 全く寝ないで7年間以上、62296時間です。 期間は10年間。 


   


ネトゲ廃人カズヤ(ねとげはいじんかずや)
FF11が原因で現実社会に戻れなくなってしまった者である。

その方の滑稽で悲惨な一日が、ここ ネトゲ廃人の朝は早い  にあります。

こんな風になりたくなければ、オンラインゲームもほどほどにせねばならない。 ここでも強調しておきたい。 


なんとか、立ち直った方のブログの記事から。(そのサイトは引用しない)

ネトゲ廃人だった頃の生活

自分は元々数年間ネトゲ廃人だった。
ボトラーとかオムツァーとかその類ではなかったがまぁそれなりに廃人だった。 朝起きる→露店放置する→仕事→飯風呂→明け方までネトゲ。 仕事以外はネトゲみたいな生活だった。 まさに『ネトゲが現実。リアルは出稼ぎ』というどこかの声優が言っていた生活をしていた。 睡眠不足での仕事は眠眠打破とブラックコーヒーで誤魔化しネトゲ三昧。 ちなみに今はネトゲは辞めている。

ネトゲを始めた理由
チャットがしたかった、ただそんだけ。 付き合いの古い友人がネトゲネタをブログで喋ってたのでやってみっかと始めた。

■■そしてハマる
色々ネトゲはしてきたが長いもので5年、次に3年続いた。 課金も廃課金と言わずもそれなりに。 3年続いたゲームは月額3000円+ガチャなゲームだったから総額は言わずもがな。 それによく電器店などで売られているパッケージ代も含めたら…なお値段だ。 一時は2PC操作なるものもやっていた。

まさに仕事以外これ。 ネトゲ廃人シュプレヒコールまんまの生活をしていた。

目が覚める
病気して、会社休職して(その後復職したがクビになった)人との付き合いも億劫になり ネトゲからも自然と離れていった。 ある日突然思い立ったようにキャラ全消ししてみた。妙にすっきりした。 もうネトゲはやらないと思う。

よかったですね。

しかしだ。判断力に欠ける子供たちがネトゲにはまってしまえば、恐ろしいことになる。 これは、孫を持つジジイにとっても恐怖である。 そうならない様にするのは、どうすれば良いのだろう。 

悲惨な実例を見せるしかないのだろうか。 いつものセリフだが、わからない。 
年を取りある程度経験を積んできても、世の名にはわからない事が多すぎる。 

ネトゲ廃人検索をしながら、それらの記事を読んで思いつくままに書き進めてきたが、気分は滅入る一方である。これでは、ブログ書きの意味がない。ということで、今回はこれでおわる。

ごきげんはよくないが、ごきげんよう。 

次回からは、楽しいことを書く。 

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