前回の展示会は、3月29日で終了し、新たな展示会が4月30日から始まる。
鞆の津ミュージアム 陸から海へ
これである。
スピリチュアルからこんにちは
期間:2015年4月30日(日)~7月20日(月・祝)
午前10時~午後5時
月曜・火曜休館
(但し祝祭日は開館)
午前10時~午後5時
月曜・火曜休館
(但し祝祭日は開館)
入館料:一般 600円
今回の目的は、館長としてこの展示会の紹介と宣伝をすることである。
この展示会のキャッチコピーは長すぎだが、一応記しておく。
私たちは、古来より、常に何ものかへの信仰とともに生きてきました。
太陽や月、山、水、石などの自然物からはじまり、放っておけば打ち捨てられてしまうような廃品やゴミに至るまで、実に様々な対象が聖なる存在であると信じられてきたのです。
それらは世界の起源についての神話を提示したり、私たちの生や死の意味を説いてくれる核となるなどして、私たちの生活と不可分な関係にあったことは疑いありません。
もちろん、近代的な科学的世界観のもとでは、そのような神話的な世界像は疑問に付されるべきものであり、その正当性は根本的に問い直されてきたことも否定できない事実です。
しかし、それは同時に、私たちの人生に意味を与えてくれる確固とした基盤を喪失することでもありました。
つまり、現代においてこそ私たちは、自分は何者なのか、生きている意味は何か、死んだらどうなるのかという根源的な不安や人生の空虚さに向かい合わなければならなくなった、というわけです。
それは、解決困難な普遍的問題として私たちの中にあり続けていると言えるでしょう。
それゆえ、そのような困難に立ち向かう方法として、自分の存在を肯定してくれる絶対的な何者かを精神的に探し求め、最終的には、自分自身でそれを創造することさえしてしまうのは自然のなりゆきなのかもしれません。
私たちは自らつくりだしたその絶対的な精神的世界の中で、この困難な世の中を生きているのではないでしょうか。
そこで本展では、独自にかたちづくられる精神的世界から生み出された様々な創作物を集め、展示します。
それは、生/死に向かい合うために編み出された多様なる技術の賜物です。
私たちがこれからどのように生きていくべきかが根源的に問われる現代において、本展がそれを考えるひとつの契機となることを願います。
各人の異なる精神世界から生み出された創作物(ガラクタという人もいる)の展示会です。
私の元に送られてきたのは、2枚折のパンフで、表面が上の画像で裏面がこれ。
小さい字で、この展覧会のキャッチコピーが印刷されているが、その後にいるのは昆虫千手観音ではないか。
これは、以前記事にした。 作者は稲村米治さんだが、ご存命の様子なので95歳。 昆虫千手観音巡礼ツアーが企画されているそうです。 昆虫千手観音
日時: 5月31日[日] 6月28日[日] 会場: 群馬県板倉町 定員: 各10名(要予約)
参加費: 1,000円(プレゼント付)※別途交通費(電車代往復2,000円程度)が必要です。
予約: イベント名、氏名、人数、電話番号を明記の上 info@abtm.jp までメールをお送り下さい。
※申込者が定員に達した場合は申込みを締切らせていただく場合がございます。
ということです。その他にも、
都築 響一トークショー
茂木健一郎トークショー
なども企画されている。 鞆の津ミュージアムの常連の演者です。
展覧会の概要を紹介する。 出品者(組織)はつぎの方々。
宇川 直宏
現在美術家。ライブストリーミングチャンネル「DOMMUNE」主宰。著名人を自らに「憑依」させ、サインを再現するプロジェクト「UKAWA'S TAGZ FACTORY!!!」を行い、2014年の個展「2NECROMANCYS」では、総計1000人分の「憑依サイン」を披露。本展では、これまでのサインと共に、新たに制作された精神世界に関連する著名人のみの「憑依サイン」を展示する。
占い天界
広島県福山市にかつて存在した占い店。2013年秋に閉店。店の周囲には、店主自らが創作したという大量の独特な手書き文字看板が飾られ、店内もおびただしい数の骨董や占い用品で埋め尽くされていた。本展では、閉店の際、店主より譲り受けた看板や店内陳列品を展示し、「天界」の「復活」を試みる。
土屋 正彦
千葉県の精神病院に入院中。「アンドロメダ星雲にある星の大総裁として正義のために戦い続ける自分の亡き父」という想念にもとづき、父と宇宙をめぐる叙事詩的な絵画作品を創作する。 「ブリーエイゲロデロ」と名付けられた父は、いまでも透明人間として土屋の中に存在し、いつでも交信することができる。
なお丸
埼玉県在住。自らを「なお丸」と名乗る。調理師免許を取得後に体調を崩し自宅療養していた際に、自らが創造主となり独自の創世神話を構築。物語制作と並行して樹脂粘土を使い、その登場人物を多彩なフィギュアとして創作する。これまでに生み出したオリジナルキャラクターの数は200体以上。
青樹 亜依
神霊研究家、歌手。1982年「アンドロメダの異星人」で歌手デビュー後、神霊研究家としての活動を開始。以降、「人の想念も含めた地球環境の浄化に全力」を尽くす活動を続ける。著書に『究極の救い ミラクルパワーの奇跡』。本展では、本人が着用したオリジナルの衣装やグッズなどを展示する。
伊豆極楽苑
静岡県伊豆市にある家族経営の観光施設。地獄や極楽のイメージ形成に決定的な影響を与えたとされる源信の『往生要集』をもとに、三途の川、閻魔王、地獄極楽など「あの世を再現した」自作のジオラマを展示。それらの鑑賞を通じ、来館者はこの世にいながらにして「あの世観光」を体験することができる。
羽山 正二
埼玉県秩父市にある「秩父珍石館」初代館長。童のように見える石と出会ったことをきっかけに、89歳で亡くなるまでおよそ半世紀にわたり、「人面石」と呼ばれる人の顔のかたちに見える石を収集し続けた。1990年には、自身が収集した人面石など1700点あまりを展示する私設博物館「秩父珍石館」を開設。
創作仮面館
栃木県那須高原にある私設博物館。館内には、廃材などを使ってつくられたオリジナルの仮面が「2 万点」以上展示され、建物全体も仮面や人形で覆われている。一年間を通して、ほとんどの日が休館日。本施設の創設者である自称・岡田昇氏は普段よりマスクマンとして、素顔を明かさずに生活している。
宇根 正浩
埼玉県内の福祉施設へ通所していた際に、宇宙人が地球上で庶民的な生活をおくる様子を描いた絵画作品を創作。本人によれば、この宇宙人がどこから来たのかは謎であり、それぞれ名前もないという。彼自身の実体験に基づいたと思われる創作は、現実と虚構が入り混じった奇妙で独自の世界を構築している。
藤井 柊輔
広島県在住。大好きだった祖父の死をきっかけに、学校で手に入れた木材を組み合わせて、祖父の「お墓」をつくり始める。様々な姿をした手のひらサイズの「お墓」には、祖父の名前である「大城巧」とその生没年を記銘。常識的な墓の形態や死者の弔い方にはとらわれない新しい供養のかたちを見せる。
橘高 博枝
広島県福山市内の福祉施設で暮らす。何かと交信するかのように独り言をつぶやきながら、筆を使ってゆったりとしたスピードで、文字とも記号ともつかない不思議な形象を膨大に描き連ねる。以前は、平仮名や数字などの可読的な形象がよく見られたが、近年は、より抽象性の高い形象を描くようになっている。
Rammellzee
ニューヨーク出身のグラフィティ・アーティスト。均質的な文字文化のあり方に抵抗するため、「ゴシック・フューチャリズム」などの理論を提唱し、宇宙空間を舞台に文字の解放闘争を描く神話的物語を展開。物語に登場する存在を表す仮面や衣装を制作し、自らそれを纏って活動するなど、独自の創作を行った。
景山 八郎
東京都新宿区にある「宇宙村」村長、静岡県にある下田城美術館も経営。自営の「宇宙村」にてオリジナルの宇宙グッズや隕石を販売する。幼年期より宇宙に強い関心を持って天体観測を行う一方、隕石を囲んで皆で輪になって踊る「宇宙踊り」を行い、宇宙との交信を続ける。
面白そうな方てんこ盛りですね。
パンフの見開きには、このように各出品作間の曼荼羅が描かれている。
面白そうではありませんか。お近くの方もそうでない方も、スピリチュアルな方は是非お立ち寄りください。
今回はこれでおしまい。
今回はこれでおしまい。
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