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2015年9月22日火曜日

たかさご万灯祭 I

たかさご万灯祭が、9月19日と20日の両日山陽高砂駅の南側一帯で開催された。山陽沿線のガイド紙であるESCORTの9月号にその紹介があったので、是非取材にいかねばと思っていた。
それで、万難を排して19日に出かけた。更に、お祭り後の高砂市も見たくなって昨日後追い取材も行った。それらの記事を何回かに分けて書く予定。

夜のお祭りというのは、子供の頃のノスタルジックな思いがあり、心惹かれるものがある。このブログでも幾つかの夜祭りを紹介した。浴衣を着せてもらって、夜店で金魚すくいやスマートボールなどをした記憶は、私の世代(60代後半)の方にはきっとあるでしょう。小道具が変わっただけで、若い世代にもありますよね。 土佐赤岡の絵師 絵金  絵灯籠


ESCORTの9月号表紙
 
 
たかさご万灯祭 は、万の灯篭を街の道路脇に並べ、光の道を逍遥し3か所の会場を巡るというものである。

街中の様々な場所がライトアップされ、食べ歩きや会場での能舞台やジャズ演奏が行われる。



19日の取材では、お祭りを見学し沢山写真を撮ってきたので、3回に渡ってその紹介記事を書きたい。年に一度の高砂市をあげてのお祭りである。

まづ、たかさご万灯祭2015ホームページから、その概略を紹介する。


 JAZZと灯りの祭典「万灯祭」2015

 『一年に一度、星が降りてくる街へ・・・ 』  

開催日 : 平成27年9月19日(土) 18:00~21:30

       平成27年9月20日(日) 18:00~21:00

場所 :     山陽電車高砂駅南側一帯  


解説:

たかさご万灯祭は、平成18年9月に高砂市高砂町が兵庫県の景観形成指定地区に指定されたのをきっかけに19年から始まったイベントです
 18年の10月に「たかさご万灯祭」の前身となる「高砂みなと堀川まつり」が高砂市観光協会の主催で開催され、翌年よりたかさご万灯祭実行委員会が結成され、現在のたかさご万灯祭を開催しています。

イベントの内容は街をめぐる約6Kmの路地キャンドル、会場内の歴史的な建物など8箇所の建物ライトアップ「和み」「水」「夢」の3つの灯りの集積会場、音楽が心地よい12箇所のジャズギャラリー、地元の物産品が集まる「高砂楽市」や各種展示会や古民家の開放など、町中がイベント会場になる2日間です。

最近は、知名度が高まり2日間で約7万人の観光客が来るに至っている。神戸まつりほどの混雑ではないが、夜が更けてから沢山の人が浴衣姿で現れてきた。

それでは写真記事を始める。自宅を出たのは、昼すぎである。JR六甲道からJR加古川駅に向かった。以前加古川に行った時、ローカル線であるJR加古川線に乗ってみたいと思ったので、早めにでかけたのだ。その記事は近々アップする予定。 加古川散歩

それで、加古川線の一部見学を終えてから、JR姫路駅に行き、そこで山陽電鉄に乗り換えて、特急で山陽高砂駅に降り立ったのである。

この駅である。駅構内は思っていたよりも小さい。一度に1000人ほど来れば一杯になってしまう。幸い開始時刻の30分前に到着したので、乗客はこんな風に疎らでした。
 

駅の入り口

駅前広場は、演奏会場に早変わりしていた。時間と共に人出が増えてきた。


これが演奏会場で、おじさんが練習のためドラムを叩いていた。その前に沢山のテーブルや椅子が並べられていて、そこでビールを飲みつつ、焼き鳥や揚げ物を食べてジャズ演奏を楽しむのである。


夜のJAZZ演奏の様子。これは、駅に戻ってからの写真。

 
満席ではなかったので、私もテーブルに座り1曲聞かせて頂いた。
なかなかの演奏でありボーカルのお兄さんも素敵だと思った。
 
 

 
その観客  当然のことだが若い方が多く、ここでも爺さんは疎外された状況であった。


たかさご万灯祭のまっぷとジャズギャラリー2015の出演者のパネル。




暗くてよく見えないね。そこで奥の手を出す。当会場でゲットした公式ガイドブックである。


これが会場の案内図だが、光ののところに灯篭が並ぶ。町の通路は碁盤のようになっていて、その両側に灯篭が2mおき位に並べられる。灯篭は、四方八方に並んでいるので、地図を持たないとどこを歩いているのかさっぱり分らなくなる。私はそうであった。それで、人々の後について気儘に歩き廻ることになった。


私も何個所かで演奏を聞いた。後に写真紹介をする。


最初に向かったのが万灯楽市の会場である。

駅前広場を抜けて、道路を歩いていると、地元のおばさんが大きな駕篭を持って、灯篭を入れるカップを地面に並べていた。このカップのなかに蝋燭を入れて灯りをつけるのである。


少し進むと梅が枝湯がある。昔懐かしい銭湯である。ひび割れた壁をセメントで補修してある所など、風情がありとても良い。入って見たいと思ったが、取材があるので泣く泣く断念した。


ここが、銀座商店街の入り口。 銀座高砂楽市の開かれる会場。


そのお隣にあるのが、万灯楽市の会場である。このように出店が並んでいる。あと15分足らずで、たかさご万灯祭が始まる。

 
ジャークチキン、きずな食堂のからあげ、にくてんなどの幟が揚がっている。
一応全ての店を覗いてみた。B級グルメばかり(当たり前)だが、皆美味そう。
 
 
始まるまでしばらく時間があったので、この周辺の見学を行った。物はついでである。

鉄道車輪の展示。昔の車輛で、レールの幅が狭い。 どこで使われていたかは不明。


十輪寺  ここでジャズキャラリーが開催される。



開始10分前の様子。まだ観客は疎ら。


子安地蔵尊  なんという事もないお地蔵さまだが、つい癖で写してしまった。掲示板に万灯祭のポスターが掲げられている。


申義堂 江戸時代にあった学問所。丁度万灯祭の開始時間になり、上映会が始まってた。



2本あって、高砂の偉人紹介と高砂の昔の風景。

歴史ろまん紀行 工樂松右衛門 


その映像の一部。



 
 
工樂松右衛門 については、別の機会に追求してみる予定。

古き良き高砂の風景



大西唯次氏の写したフイルム。海水浴とか風景と共にヘリコプターの映像があった。大西唯次氏が、世界で初めてヘリコプターを発明したとある。一瞬本当かな? と思ったのだが、調べてみて、ある意味で本当でした。

加古川の飛行機発明家として著名なのは大西唯次で世界で初めてヘリコプターの模型を作ったといわれます。ただし1930年のことでした。イギリスもこの特許を買い求めに来たといいます。実用化はアメリカで1937年。
 

模型なんですね。またどの特許かは不明。実用化できないと正確には発明と言えないので、ヘリコプターの発明者が大西唯次とは言い難い。これまた面白いと思ったので、時間のあるときに追求する予定である。

十輪寺で始まったジャズキャラリー。これからが本番である。最初の演奏は、兵庫大学吹奏学部である。


ここで、美空ひばりの「愛燦々と」や「夕焼け小焼け」などの童謡集を聞かせていただいた。意外にも、「愛燦々と」には心にグッと迫るものがあった。美空ひばりなんて、好きでも何でもなかったのにね。

このように灯篭が道路の両脇に並び火が灯される。


万灯楽市では、色んなテント店がならんでいる。地元グルメを目指す私としては、当然高砂名物「にくてん」を逃すことはできぬ。と言いながら、実は知らんかった(いつものセリフ)。


これである。500円。食べてみるとキャベツの代わりにすじ肉とジャガイモのマッシュされたのが入っている。一寸変わったお好み焼きである。調べてみるとこう書かれている。

にくてんとは、薄く延ばした生地に甘辛く煮込んだジャガイモやすじ肉、コンニャク、キャベツ、天かすなどをのせて焼き、甘めのソースを塗って食べる高砂風のお好み焼きのこと。


納得した。 味は、すごく美味いという訳ではない。広島焼きなんかと同じ。

万灯楽市の様子。 食べなかったけど、焼き鳥や牛串しもありましたね。


レトロ風のレンガ造りのお風呂屋さん。このお祭りのときに限りライトアップされる。

 
銀座高砂楽市の風景。商店街の通路に、様々な出店が並んでおり、飲食もできるように
なっている。

 

これを見て、ビールを飲みたいと思ったが我慢した。その昔、「当てもん」と言ってた福引もあった。金額は分からんが、お金を払って、籤を引いて狙いの人形をゲットする。大抵はスカだけどね。


 
商店街をでると、 灯篭の光る小路が東西南北へと繋がっている。



今回は、これでおしまい。  たかさご万灯祭 II につづく。

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