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2015年10月18日日曜日

神戸メリケンパーク

神戸の名所案内のシリーズである。今回は、メリケンパーク。案内する必要などない神戸有数の観光地だが、神戸ビエンナーレ2015の取材のためここには何度か立ち寄った。その際に、最近のパークの様子を写真に撮った。今回は、それらを適宜編集して記事としたい。ハーバーランドと重複する部分もあるが、こちらの紹介は別の機会にしたい。

メリケンパークの絵地図。


神戸公式観光サイトでは、このようなキャッチコピーが書かれている。上手い解説コピーです。

メリケンパーク・ハーバーランドエリアは
最も港神戸らしい風景が広がる場所


メリケン波止場は
1868年(慶応3年)の開港の際、外国貨物の荷揚げ港として造られ
当時の西洋文化はここから日本全国に広まっていきました


メリケンパークとして、埋め立て整備された現在では
中突堤にはポートタワーがそびえ


その横には船の帆と波をシンボライズした
神戸海洋博物館が建ち、


阪神・淡路大震災のつめ跡を
目の当たりにする
神戸港震災メモリアルパークがあります


かもめりあ(中突堤ターミナル)や周辺の岸壁からは
神戸港内や明石海峡大橋などをめぐる
クルージング船が就航


海上から眺める神戸の風景も格別です


JR元町から鯉川筋を通り、国道2国線を突っ切てホテルオークラへの通路に沿って公園に向かう。

まづ、最初に目につくのがフィシュダンスである。このオブジェである。私は、以前てっきり明石鯛とばかり思っていたのだが、10年程まえに鯉であることを知った。地元民でも知識はこんなものです。





 Wikipediaでは、こう説明されている。

フィッシュ・ダンスは、神戸港のメリケンパークに建つ高さ22mの巨大な鯉のオブジェ。
1987年に神戸開港120年を記念して設置された。世界的建築家フランク・ゲーリーが設計を、同じく安藤忠雄が監修を担当した芸術作品である。


フランク・ゲーリー
高松宮殿下記念世界文化賞を受賞している。


安藤忠雄

一時ピンク色になったが、またシルバーに戻った。ピンク色の時に、鯛だと思い込んだのだ。

そのお隣に「フィッシュダンスカフェ&ホール」という多目的ホールがある。カフェで神戸地ビールを飲んだことがある。じつは、美味しくなかった記憶がある。

メリケンパークに入って、海側を眺めると「震災メモリアルパーク」が見える。阪神淡路大震災での、神戸港の被害状況をそのまま保存している。





 
 
 

パークには、被災写真が何枚も展示されている。










その展示の様子。



慰霊の塔としてのモニュメント

このメモリアルパークを出ると、メリケンパークが広がっている。


天皇御歌の石碑

港まつり 光りかがやく  夜の舟に
こたへてわれも  ともしびをふる


ここでは、休日やお祭りの時にフリーマーケット(フリマ)が開かれる。



その様子。



この場所からは、高速湾岸線がこのように見える。絵になる景色である。

 
メリケンパークの中央にデンと聳えるのが、ポートタワー海洋博物館である。
 
 

海洋博物館は、「海・船・港」をテーマとする博物館で、神戸港のシンボルの一つになっている。そのうち見学記を書こうと思っているが、いつになることやら。

 
ポートタワーは、何度も写真紹介している。 神戸のシンボルタワーですね。
印度のお祭り インディア・メーラー2015   みなと神戸海上花火大会

Wikipedia による記述。
 
神戸ポートタワー
ライトアップ+イルミネーション演出(2010年4月28日撮影)
情報
用途展望
設計者伊藤紘一仲威雄日建設計
延床面積1,534m² m²
高さ108m
開館開所1963年(昭和38年)11月21日
改築2010年3月
所在地650-0042
兵庫県神戸市中央区波止場町5-5
文化財指定国の登録有形文化財
指定日2014年12月
神戸ポートタワー(こうべポートタワー)

神戸港中突堤の袂に建つタワー。

一寸長いが、その概要を引用する。

港の景色が楽しめるように、中突堤(埠頭)上に1963年に建設された展望用のタワーである。その後、1980年代のメリケンパーク造成により東岸が、1990年代の中突堤中央ターミナル造成により西岸が其々埋め立てられ、現在は埠頭上には位置していない。
世界初のパイプ構造の建造物で、和楽器の鼓を長くしたような外観(双曲面構造)が特徴である。その独特の構造・形状から「鉄塔の美女」とも称され、高層建築物のモデルの一つとなっている。また日本で初めてライトアップされた建造物でもある。

以降、神戸港のシンボルとして広く知られ、修学旅行などの観光客が港町神戸を学習する際にその多くが立ち寄る拠点ともなっている。
2009年12月 - 2010年3月の間、神戸市によって建設以来の大規模な改修工事が行われた。総事業費は約3億3,000万円。17年振りの鉄塔の塗装の塗り直しをはじめ、LEDの使用による新たなライトアップや展望室のリニューアル、バリアフリー化がなされた。照明の色は白1色から光の三原色にすることにより40種類のイルミネーション演出が可能となった。2010年4月28日19時00分に式典が開催されリニューアルオープンした。

ということで、夜のイルミネーションはこの様に鮮やかになっている。
 
 
さて、神戸海洋博物館の屋外展示物を紹介しよう。
 
 
1. 超電導電磁推進船 「ヤマト1」 
 
重量感あふれる実物の展示である。

その超電導電磁推進部分。要するに船底の写真。意味のない写真ですね。


その解説板。
 
これが、超電導電磁推進装置。 説明板はあるが、何だかよく分からない装置ですね。
 
 

 

2.テクノスーパーライナー・全没型水中翼船 「疾風」

カッコいい水中翼船です。スピードが出そうだ。これも実物。

船体が浮き上がって、赤い部分で水を切って進む。


その解説板。3枚の写真で1組です。


 
 
3.イギリス帆船 「ロドニー号」(模型)
 
かっては、屋外に展示されていたが、現在は海洋博物館内での展示。
 
 
 
写真
 
神戸開港当日に在港していたイギリス艦隊の帆船旗艦「ロドニー号」の精巧な復元模型。
長さ12.4メートル、幅2.0メートル、マストの高さ8.7メートルで実物の1/8の大きさ。
 
ホテルオークラ神戸
 
地上35階建てで、高さ135m。宿泊したことはないが、ロビーは何度か覗いたことはある。
平山郁夫画伯の絵画が飾られていたように思う。
 
 
 
 
メリケンパークの波止に停泊中の船舶。  実習船の海邦丸五世
 
 
 
 


中突堤中央ターミナル(かもめりあ)で見た船舶。名称は調査不足で不明。ロイヤルプリンスかもしれぬ。
 

コンチェルト


かもめりあの広場。
 
 

 
オリエンタルホテル
 
 
夜のホテル

 
オリエンタルホテル マリーンホール
 
 

最後にメリケンパーク内のモニュメントを紹介する。これらは、見慣れてていて写真に撮るのを全く失念していた。 故に、少々ずるいがつぎのNAVERまとめサイトから画像を借りてきた。
神戸 メリケンパークをくるっと一周! ポートタワーからメリケン波止場へ


コンパス
 
メリケンパーク西側の入り口にあるコンパス

 
ホテルオークラ神戸の西側にあるコンパスのモニュメント。


鐘楼「オルタンシアの鐘」

鐘楼「オルタンシアの鐘」
 
「第1回神戸ファッションフェスティバル」開催を記念して設置されたモニュメントです。
阪神淡路大震災までは鐘が鳴っていましたが、現在は鳴らしていません。
 
 
メリケン シアター の石碑

メリケン シアター
 
有名な映画スター喜劇王チャップリンがこの場所に上陸したことと、外国映画が日本で初めて上映されたのが、花隈の神港倶楽部であったことから、ここにメリケンシアターの碑が設置されました。

 
スクリーン(メリケンシアター)

スクリーン(メリケンシアター)
 
スクリーンをかたどった石が置かれています。海側を見ると、ポートアイランドの景色が切り抜かれ、映画を見ているようです。


チャップリンの玉石(メリケンシアター)
 
チャップリンの玉石(メリケンシアター)
 
喜劇王 チャールズ・チャップリンの玉石です。他にも三船敏郎など世界の映画史に名を残したスターの石がたくさんおかれています。


希望の船出の銅像(神戸港移民船乗船記念碑)
 
希望の船出の銅像(神戸港移民船乗船記念碑)
 
メリケン波止場があったこの場所には、ブラジルに移住するために神戸港から乗船したことを記念する銅像が建っています。
それは三人家族の銅像で、遥か彼方の移住先ブラジルの方向を子供が指差しています。



神戸海援隊の碑 
 
神戸海援隊の碑
 
神戸に海軍操練所がつくられたことを記念して作られました。
海軍操練所は、幕府の軍艦奉行だった勝海舟によって作られました。その練習生には坂本竜馬もおり、このとき海援隊の基礎を築いたとも言われています。

 
これでおしまい。



 
 
 

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