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2015年11月28日土曜日

神戸北野町異人館巡り I

神戸案内のシリーズで、今回は北野町の異人館巡りである。北野町界隈は何度となく歩いているので幾つかの異人館は見慣れているのだが、異人館の全てを見て廻った訳ではない。それで先々週の16日の午後に、北野天満宮の取材を兼ねて出かけたのである。 神戸 北野天満宮

阪急三宮駅で下車。

駅前のさんきたアモーレ広場にある彫像。 何やら得体の知れぬブロンズ像であるが、地元民には結構知られている。待ち合わせの場所になっている。

新谷 ユウキ 作  AMORE


ここから道路を渡って北野坂へ向かう。 その道沿いの写真。左側にある、そばやの正家でかも南蛮を食べたことがある。東京そばだったんだね。看板を見るまで、気付かなかった。

 
みなと銀行の見えるところ当たりから北野坂と呼ぶ。
 

道路向かいに象ビルチングというのがあって、その前に2頭の象の石像がある。


このようにリックを背負った観光客がぞろぞろと北野坂を登っていく。私も同じスタイル。

 
ダルビッシュギャラリーである。今年は肘の故障で全くだめでしたね。そういえば、ダルビッシュの弟が野球賭博で捕まっていました。閑散としていたのは、そのせいかもしれぬ。


北野物語館  飾りものだが、懐かしい赤ポストがある。


ここは、明治40年に建設された木造2階建ての住宅である。現在は、1階がコーヒー店になっている。2階は資料館である。


1907年(明治40年)にM.J.シェー邸として北野町1丁目に建設され、後にNHK朝の連続テレビ小説『風見鶏』の主人公のモデルであるドイツパン職人ハインリヒ・ブルクマイヤーが所有者となって、その息子のフロインドリーブに受け継がれた由緒のあるコロニアルスタイルの西洋館。1階はカフェ「ブルクマイヤー」、2階は資料館展示室として利用されていたが、2009年(平成21年)3月27日からスターバックスコーヒージャパンが「スターバックスコーヒー神戸北野異人館店」を営業している。

風見鶏」のヒロインを演じた新井春美 とブルクマイヤーを演じた 蟇目良


展示室の様子。

北野物語館の外観


しばらく歩くと、前方に見えるのが風見鶏の屋根。





風見鶏の館




大きな写真をアップしたが、この洋館は国の重要文化財になっている。 入館料は、500円。隣の萌黄の館との共通券が650円。

Wikipediaによる幾分詳細な説明を引用する。

風見鶏の館
北東方向より
情報
旧名称トーマス住宅
用途公開文化財、資料館
旧用途ゴットフリート・トーマスの個人住宅
設計者ゲオルグ・デ・ラランデ(なお、本人は「・」なしの「デラランデ」の表記を使用していた)
構造形式煉瓦造、石造および木造、2階建(一部3階建)、半地階および塔屋付、寄棟造、スレート葺
敷地面積607.30 m²
建築面積217.80 m² (建蔽率36%)
延床面積891.03 m² (容積率147%)
階数地上2階、地下1階、塔屋付
竣工1904年(明治37年)
所在地兵庫県神戸市中央区北野町3-13-3
座標北緯34度42分5.09秒
東経135度11分22.15秒
文化財指定重要文化財(国指定)
指定日1978年1月21日
備考北野町山本通の伝統的建造物―14
重要伝統的建造物群保存地区北野町山本通」の一部

南西方向より

塔屋


神戸市風見鶏の館(こうべしかざみどりのやかた)

兵庫県神戸市の北野町3丁目にある歴史的建造物。1904年(明治37年)にドイツ人貿易商の住宅として建てられた西洋館(異人館)で、重厚な煉瓦造りの外観と、屋根上の風見鶏を特徴とする。その風見鶏により風見鶏の館と呼ばれ、また当初の居住者の名から旧トーマス邸旧トーマス住宅とも呼ばれる。国の重要文化財に指定されている。

1904年(明治37年)に、ドイツ人の貿易商ゴットフリート・トーマス(Gottfried Thomas 1871年-1950年)の個人住宅として、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデの設計により建てられた、ネオ・バロック様式を基調とした建築である。施主のトーマスはこの家をハウス・レナニア(ラインの館)と呼び、ドイツ風の重厚なデザインの中に内装には随所に世紀末のユーゲント・シュティール(アール・ヌーヴォー)様式を取り入れている。

1977年10月から放送が始まったNHK連続テレビ小説「風見鶏」で全国的に知名度が上がり、北野町山本通周辺にある異人館群のシンボル的存在であるこの建物の文化財としての価値にも注目が集まるに至った。
1978年1月に「旧トーマス住宅」の名称で国の重要文化財に指定された。同年、神戸中華同文学校学生寮となっていたこの建物を、神戸市が文化事業の一環として買い上げ、整備した後に一般公開を行った。
1995年、阪神大震災でほぼ全壊するという大きな被害を受け、1年8か月かけて修復工事が行われた。元の建材を70%以上使用して再建されたことで、重要文化財指定は取り消されずに済んだ。
建設当時を再現した室内には洋家具、トーマス家の写真、西洋アンティークの人形などが展示されている。

風見鶏の館前の広場にある楽団員の彫像  

おばさんを写したかった訳ではない。偶然写ってしまった。個人情報の保護に違反しないと思うので、ボカシは入れない。楽しそうだしね。

 

こちらは、問題がありそうなのでボカシを入れた。実を申せば、外国人観光客らしい。



風見鶏の館のお隣にある萌黄の館 旧シャープ住宅である。



外観




阪神・淡路大震災では大きな被害を受けた。入館料は、300円。

Wikipediaによる説明を与える。
    
旧シャープ住宅
(萌黄の館)
120204 Old Sharp House in Kobe Japan01s5.jpg
所在地兵庫県神戸市中央区北野町3-10-11
位置北緯34度42分03.52秒
東経135度11分21.32秒
類型西洋館
形式・構造木造2階建、寄棟造、桟瓦葺、上下窓鎧戸付
敷地面積803.66m²
延床面積383.34m²
(1階192.91m²、2階190.43m²)
建築年1903年(明治36年)
文化財国の重要文化財(1980年指定)


旧シャープ住宅(きゅうしゃーぷじゅうたく)

兵庫県神戸市中央区の北野町にある異人館。「萌黄の館」の名でも知られている。
1980年12月18日に国の重要文化財指定を受けた。
著名な風見鶏の館の西に位置する建物は、風見鶏の館の重厚なネオ・バロック様式に対し、軽快な典型的コロニアル様式の2階建て建築である。装飾の基本はバロック様式で、2つの異るデザインのベイ・ウインドーやモザイク装飾の階段など随所に贅沢な意匠が見られ、また日本の様式も散見される。

アメリカ合衆国総領事ハンター・シャープ(Hunter Sharp)の邸宅として1903年に建てられたこの西洋館は、A.N.ハンセルの設計といわれている。その後ドイツ人から1944年小林秀雄(神戸電鉄社長)が取得して1978年まで居住していた。そのため1980年に「小林家住宅(旧シャープ住宅)」という名称で重要文化財に指定された。なお、建物だけでなく宅地803.6平方メートルも併せて重要文化財の指定を受けている。

この建物はその色から「白い異人館」と呼ばれていたが1989年に、1987年からの半解体修理で明らかになった創建時の外壁の色"萌黄色"に変更され、以後愛称は「萌黄の館」となった。
1995年の阪神・淡路大震災では3本の煙突がすべて崩落し外壁に亀裂が生じるなどの大きな被害を受けたが、1年をかけて復旧された。庭園の一角には落下した煙突がそのままの姿で展示されている。

北面
 
 
1階居間

 
 
西玄関

 
 2階ベランダ
 
 
崩落した煙突
 
 
ハンター迎賓館  ここは、結婚式場になっている。

入り口



説明板  明治中期に建立された。結婚式場の宣伝文であった。

 
庭園の様子。
 

鱗の館等については、次回にまわす。今回はこれでおしまい。
 

 

 
 

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