今年の1月25日の取材である。これも母の施設帰りに立ち寄った場所である。訪問場所は、丸山観音と妙昌寺である。
JR神戸駅から神戸市バス4系統 大日向住宅前方面行き に乗って丸山停留所で下車。
丸山観音の祀られている丸山に向かって、少し歩くとこのような看板がある。
丸山断層の説明板である。
逆断層は,圧縮力によって発生する。この圧縮力によって盛り上がってできたのが六甲山である。丸山断層はその証拠を示している。六甲山の成り立ちを示す(地理的には)重要な断層である。
これがその断層の露出している場所。 断層は見た目はっきりしません。専門家でないと良くわからないと思える。
私はその足元にあった、着膨れしたお地蔵さんのほうに興味がありました。
丸山観音の方向指示碑 お隣は妙昌寺への指示碑
割合と急な坂を屈折して上る。 コンクリでがけを固めてある。
ここは、急傾斜崩壊危険地域になっている。
こんな坂です。
落ち葉で一杯の山道ですが、一部舗装されている。
この坂を登り切ったところが広場になっている。当たり前だが誰もいない。こんな所に来る人は稀であろう。
丸山観音のお姿が見える。
丸山観音 慈愛に溢れた尊いお姿である。 意外と真新しい。
全体像
建立碑
ひよどりの強音も常にあらじとて
み聴きすくえる観音の法
二基の石製の社が並んでいる。
観音様の足元にある地蔵菩薩
誰もいないが、ベンチが置かれていて、ここから長田区の景色が見える。雑草だらけで余り人の入った様子はない。
眺望は悪くない。 大阪湾がみえている。 ここも六甲山山頂からと同じく、夜ともなれば100万ドルの夜景と呼ばれている。
でもよっぽど物好きでないとこんな所にはこないでしょうね。
つぎは、天台宗 妙昌寺 のお参りである。
この鉄筋RC方式のモダンな建物が妙昌寺の本堂です。 昭和になって作られた新しいお寺です。
寺碑 天台宗 妙昌寺 慈母観音菩薩霊場 とある。
本堂
ここでお寺の基礎データを与える。 天台宗兵庫教区 寺院大図巻 よりの引用である。
ご本尊:
一光三尊仏阿弥陀如来
ご詠歌:
垂乳根の鐘の響きは 妙昌寺
みちびきたまえ 彌陀の大慈悲
縁起:
お経のような縁起記です。面白いのでそのまま
開山恵純大和尚の創立になる、昭和の新寺にて境内に「垂乳根の鐘(たらちねのかね)」響きわたり、本尊一光三尊仏阿弥陀如来と、その脇仏なる観世音菩薩が昭和五十三年に「慈母観音」として、地上に出現したまい、多くの人達の信仰を集め御利益あらたかにしてその功徳莫大なり。
境内よりは大阪湾沿岸を一望に見渡し、神戸市内の西「長田の森」の北に小高い山の、その中腹に昭和の初期、建立され、眼下に南面する神戸市内はパノラマの如くに、ひろがる眺めに、夜ともなれば百万ドルの夜景と、見る人達を喜ばせている。
又、この地は文部科学省の天然記念物に指定されている「丸山衝乗上断層(まるやましょうじょうだんそう)」の地殻の上にあり、境内には「ラドン」(ラジウム核が崩壊し乍ら放出する放射性の気体)が放出し、参詣に訪れる人達には人体に、健康上、天佑というべき霊地である。 |
開放的なのがとてもいいお寺です。
本堂内にある鐘つき堂 お堂ではないので鐘つき場というべきか。
慈母観音菩薩 子供を抱えて手に壺を持っている。足元にも子供がいる。現代的な構図ですね。
菩薩の右脇にある地蔵尊
同じく左脇にある虎(顔付は龍だが胴体が短い)の置物。 愛嬌のある表情をしている。
崖を切り開いた所にある境内の様子
墓石と休憩所がある。ここからの景色が(夜には)100万ドルの夜景である。
この景色です。100万ドルもしないと思える。
お地蔵様の並列
墓所から本堂を望む。
墓所からの長田地区の眺め
趣味の黄昏(寸前の)写真
これでおしまい。
0 件のコメント:
コメントを投稿