少し進むとゴシック風の古い建物が現れる。ガイドブックから判断すると、レイアール・マジョール宮殿の壁であるらしい。
かつてはバルセ ロナ伯の屋敷であったが、カタルー ニャ=アラゴン連合王国時代には王宮として使われていたそうである。
サンタ・アガタ礼拝堂 レイアール・マジョール宮殿の一部らしい。
ここで、1492年にアメリカ大陸に到達したコロンブスが、パトロンであったカトリック両王、イサベル女王とフェルナンド王に謁見したという、歴史の舞台となった場所です。
宮殿のこの塔の最上部は、「マルティ王の望楼」と呼ばれる海を監視するための物見塔であった。→ガイドブックの受け売り。
王の広場 その中央に立つマルティ王の銅像(と思うが確認できず)
頭にリンゴの詰まった堕天使
頭部が茂れる枝になり、足部が根に変化した人物像
足を振り上げるバレリーナ
以上全く不必要な説明でした。
ようやくカテドラルに到着。正確には、サンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂という名の教会である。 ネオゴシック様式で、1888年の万博に合わせて改装されたそうだ。
ファサード
聖人像の立つ入り口
左右の側面に並ぶ聖人像
カテドラルの入場料は大人7ユーロである。高齢者割引はない。
入場チケットとカテドラルのショップで購入した聖母子像のカード。ラミネート方式でカードの中にメダルが入っている。
パンフ 3つ折りA4サイズ
見どころ満載の教会でした。有難いことにWikipediaに日本語の解説がある。本家スペイン語版もあり、これは実に詳しいが読めないのでページの引用に留める。
https://es.wikipedia.org/wiki/Catedral_de_la_Santa_Cruz_y_Santa_Eulalia_de_Barcelona
サンタ・エウラリア大聖堂
サンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂 (La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulàlia)
スペイン、バルセロナにあるカトリック教会の教会建築。バルセロナ市民からは単にラ・セウ(La Seu)と呼ばれる。バルセロナ大司教座が置かれている。
大聖堂平面図
解説: 英語版を翻訳したような解説です。読みやすいように適宜改変(改悪?)する。
かつてこの場所には原始キリスト教の教会があった。この教会は西ゴート王国時代にも使われていた。教会最古の遺跡部分は現在バルセロナ市歴史博物館に保存されている。
歴史的には、986年、アル=マンスールによるバルセロナ占領で教会は破壊された。その後1058年に、ロマネスク様式に立て替えられた。
現在の建物はバルセロナ伯ジャウマ2世時代の1298年に建設が始まり、およそ150年かかって完成したゴシック様式建築である。
聖十字架及びバルセロナの守護聖人である聖エウラリアに献堂された大聖堂である。聖エウラリアの遺骸は当時のバルセロナ司教によって地下納骨堂に埋葬された。
ファサードは1888年のバルセロナ万博にそなえ改装されたネオゴシック様式である。本堂と回廊は完全に同じ様式で統一されている。最長部で90メートル、横巾が40メートルある。本堂と5つの側廊の高さが等しく、交差廊は先端が短い。
大聖堂内の回廊では、13歳で殉教した聖エウラリアにちなみ、13羽の白いガンが飼われている。
かなり大きな聖堂です。
カテドラル内部
聖歌隊席Coro
中央礼拝堂の向かいにある木造の聖歌隊席である。
この聖歌隊席の周りの大理石には、バルセロナの守護聖人聖エウラリアの生涯が刻まれている。
エピソードはわかんないけど、この様な彫刻です。
聖堂の天井
中央礼拝堂
壁面にあるキリスト像
聖堂内の両方の壁際に小さな聖堂がいくつも並んでいる。
仕切りがあって中には入れないのだが、鉄格子ごしにその中を見ることができる。
と、この様な具合である。
ルネサンス期のパイプオルガン
祭壇と思えるが閉じられているので今となっては分からない。
回廊Claustro 回廊に出た瞬間、日の光で一気に明るくなる。
この回廊に面して中庭がある。
中庭には池がつくられていて、何とアヒルがいる。正確にいうと、アヒルでなく聖エウラリアに因む、13羽の白いガチョウが飼われている。
回廊から聖堂の尖塔を望む
回廊内には美術館Museuがある。そこにあるイエス像
主祭壇 シャンデリアが吊るされている。その周囲にはステンドグラス、そして上部にはバラ窓が並ぶ。
趣味のステンドグラス撮影
何枚ステンドグラスの写真をとったことでしょう。
聖人の棺らしいが、壁に添えつられているのは不思議な気がする。素養というか知識がないのでそう思うだけです。
今回はこれでおしまい。次回は展望台に登っての風景写真である。
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