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2017年8月6日日曜日

神戸開港150年 V 海洋博物館

今回は神戸開港150年のシリーズで、海洋博物館の紹介である。現在記念の企画展大帆船展が催されている。本日で閉幕になるのだが、つい紹介が遅くなってしまった。

開催データはつぎの通り。

戸開港150年企画展 大帆船展【神戸海洋博物館】

【2017年7月4日~8月6日】
●開催日時/2017年7月4日~8月6日
      10:00~17:00(入館は16:30まで)
     ※休館日は毎週月曜、7月18日(7月17日は開館)
●開催場所/神戸海洋博物館
●料金/大人(高校生以上)600円、小人(中小生)250円
    ※カワサキワールドの入館料を含む
●お問い合わせ先/神戸海洋博物館 078-327-8983


国際港湾都市「神戸」の歴史や、船、港の役割について紹介している神戸海洋博物館で、神戸開港150周年を記念し、さまざまな時代の帆船に関係する資料を一堂に集めた企画展が開催されます。各時代を代表する帆船の模型や、写真パネル、帆船ポスターやイラストのほか、実際の帆船で使われていた滑車や道具類などが展示されます。同博物館は、帆船の帆と波をイメージしたユニークな外観を持ち、隣接する神戸ポートタワーとともに港まち神戸のシンボルのひとつになっています。

神戸海洋博物館全景


キャッチコピー
の歴史と未来を体験する博物館。
大海原を駈ける帆船の帆と波をイメージした白いスペースフレームの大屋根が特徴的な「神戸海洋博物館」は「海から港から神戸が始まり、未来に船出する。」をコンセプトに、1868年の近代神戸港の開港から120年目に当たる、1987年に「神戸開港120年記念事業」としてオープン。船の仕組みやクルーズ客船の魅力、港の施設や海・船・港の歴史と未来を体験する博物館役割。

古の時より時代とともに移り変わる港と街の様子を、航海計器や船具の「実物」や「ジオラマ模型」「映像」「グラフィック」などで、海・船・港の「過去」「現在」「未来」をわかりやすく紹介しています。

2006年より、神戸港の開港以来、その歴史とともに歩んできた川崎重工業が企業博物館「カワサキワールド」を隣接展開。


神戸海洋博物館入り口


館内には、企業ミュージアムであるカワサキワールド が設置されている。これについては次回に紹介する。


1階エントランスロビー

イギリス軍艦ロドニー号の巨大な模型がロビー壁際にある。縮尺1/8スケールの巨大な模型である。また壁面には、陶板によるさまざまな船が象られた陶板製のレリーフが飾られている。


ロドニー号の横にやはり大きな日本帆船の模型が展示されている。


ロビーには沢山の帆船模型が展示されている。その幾つかを見ていこう。

日本の帆船で進徳丸



みらいへ

パールシップ神戸

ナイアガラ号



その他、大小様々な各国の帆船模型が展示されている。全部で200点余りあるそうだ。



ちょっと変わったものとしては、1800年代オランダ帆船の船首像(フィギュア・ヘッド)がある。



帆船時代航海の安全を願って、舳先に取り付けられた像と言われる。



そのお隣にある第八多聞丸船首像


1800年ころオランダで彫刻された船首像で夫人を表す。



スパ二ッシュ・ガレオン船
商船としてばかりでなく戦列艦としても使われた。



日本の北前船の模型もある。北前船は、北海道と上方との間を往復した千石船である。


あし船  葦をちまきみたいに頑丈に巻いて作ってある。確かに木の代わりになって頑丈で軽そうです。



ゴンドラ  水の都ベニスから輸入され、結婚式などの祝事に使用されていた6人乗りの大型ゴンドラの実物だそうです。


海底探査船 しんかい2000


各国の帆船のパネル展示もある。


2階の展示室に上る。 ここには、「歴史からみた神戸港」というテーマで、近代神戸港開港以前を「江戸時代までの船と港」として、さらに1868年の近代神戸港開港以降を「明治時代時代からの船と港」としてわかりやすく表示紹介している。

和船を中心にして写真紹介をする。

菱垣廻船(ひがきかいせん) 江戸時代の商船で側面に菱型の格子を組んでいる。


大黒丸

平清盛の命により、「経ヶ島」を埋め立てている様子をジオラマで描いている。

入道相国平清盛像


清盛が視察している様子

樽廻船


灘五郷の銘酒を江戸まで運んだ。


酒樽が置かれている。灘の酒です。

北前船  1階にも展示されていた。



神戸事件に係わる大砲 
神戸事件については、神戸の神社ーー三宮神社と速水神社 を参照ください。



鷹取工場で建設された「義経」号


二百石積み 弁才船



瀬戸内海での通商に活躍した。


その他にも沢山の展示があるが、この位で海洋博物館の紹介はおわる。また新しい企画が始まると思うので、是非足をお運びください。帆船好きな方にとっては至福の一時を過ごせると思います。これでおしまい。


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