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2017年12月11日月曜日

大阪住吉区 生根神社

今回は住吉大社の三度目の参拝後に立ち寄った生根神社の紹介である。住吉大社の元摂社で、そのうち参拝しようと思っていた神社である。通称は「奥の天神」様と呼ばれている。

境内入り口  境内の囲みは金網、鉄柵で、戸締りを強固にしないと盗難にあうからでしょう。神社を荒らすなどの罰当たり者が増えたせいです。嘆かわしい時代になりました。


社碑  式内 郷社 生根神社 とある。 金網が邪魔だね。


まづこの神社の基礎情報をWikipediaに教えて頂く。


生根神社 (大阪市住吉区)

生根神社
Ikune-jinja (Sumiyoshi, Osaka), haiden.jpg
拝殿
所在地大阪府大阪市住吉区住吉2丁目3-15
位置北緯34度36分55.79秒
東経135度29分37.88秒
座標: 北緯34度36分55.79秒 東経135度29分37.88秒
主祭神少彦名命
社格等式内社(大)
旧郷社
創建不詳
本殿の様式流造
別名奥の天神
例祭10月9日



生根神社(いくねじんじゃ)

大阪府大阪市住吉区住吉にある神社。式内社(大社)で、旧社格は郷社。
住吉大社元摂社である。通称は「奥の天神」・「奥天神」。

ご祭神

少彦名命 (すくなひこのみこと)



ただし、ご祭神について『摂津名所図会』や『住吉名勝図会』では少彦名命とする一方、『神名帳考証』では活津彦根命とする説を挙げる。

由緒:

創建は不詳。社伝では住吉大社の創建以前から鎮座するというが、『住吉大社神代記』に当社に関する記述は見えない。
新抄格勅符抄』大同元年(806年)牒によれば、当時の「生根神」には神戸として大和国から1戸が充てられていた。

延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳では摂津国住吉郡に「生根神社 大 月次新嘗」として、式内大社に列するとともに、朝廷の月次祭・新嘗祭では幣帛に預かる旨が記載されている。

文明14年(1482年)には境内に天満宮が祀られ、この天満宮が信仰を集めたため生根神社自体も「奥の天神」と通称されるようになっていた(「」は、住吉大社から見て大海神社のさらに奥に鎮座したことによる)。

慶長年間(1596年-1615年)頃には、現在の本殿が造営された。江戸時代住吉大社摂社として推移しており、『住吉松葉大記』には摂末部に「奥天神社」として、住吉神宮寺の社僧が奉仕する旨とともに記されている。

明治維新後、明治5年(1872年)に住吉大社から分離独立のうえ、近代社格制度において郷社に列した。


本殿(大阪府指定文化財)


それでは境内の参拝である。

境内 社務所



由緒板  

生根神社本殿大阪府指定有形文化財に指定されている。その重要美術品と刻されている石碑。


拝殿  青銅葺の立派な拝殿です。


社殿側面


手水舎

拝殿前 狛犬二基 ブロンズ製で親しみの湧く表情をしている。



常夜燈 火袋の笠が社風に作られている。


拝殿前の

拝殿の吊るし燈籠


拝殿屋根

拝殿中 ピンボケでした。

ご神木もちの木  樹齢500年以上とされる。


大阪市の名木として指定されている。


もう1本社務所前にもご神木があります。 こちらはクスノキのようです。


本殿 朱塗り
で屋根は檜皮葺である。 この本殿は、慶長年間(1596年-1615年)頃の造営である。流造で、正面には千鳥唐破風を付している。


拝殿から見た本殿


境内社として次の五社がある。

末社稲荷社

社殿にかかる神額(扁額) 


末社種貸神社

石鳥居に掛る社額
社殿  小さな社です。
社殿前のミニ狛犬二基


末社塞神社

石鳥居にかかる神額

社殿

塞神社由緒碑

末社竜王社

朱鳥居石鳥居二基社殿前にある。

朱鳥居にかかる神額


朱塗り社殿

摂社の天満宮  

石鳥居  この鳥居から短いけれど参道社殿へとつづく。


鳥居にかかる神額

天満宮(菅原神社) 社殿
学問の神 菅原大神 を祀る。


社殿扉中にはご神体木造天神坐像が祀られている。これは文明14年(1482年)の作で、大阪市指定有形文化財に指定されているそうだが、閉鎖されていて像を拝むことはできない。

この様な座像ではないかと推測される。

「木造縄敷天神坐像」台東区 梅林寺蔵

社殿狛犬二基  これは真新しい狛犬さんである。


境内朱門 





この朱門に至る石段  七五三詣での幟がかけられている。

 

こちら側の参拝道石鳥居

 

稲荷社の社殿はもう一つ境内にある。末社なのかどうかは不明。

稲荷社石鳥居と多連の稲荷鳥居


石鳥居にかかる神額  石製で 天浄大神 とある。


数え間違えがあるかもしれぬが12連の稲荷鳥居


社殿

神額には 天浄稲荷大神 とある。


これでおしまい。



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