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2018年2月19日月曜日

神戸東灘区 春日神社

前回の三王神社からさらに天上川を下った川岸に春日神社がある。旧西青木(おおぎ)村の氏神様を祀っている。

石鳥居  1997年に再建されたもの。神額には 春日神社 とある。


由緒板


この由緒板があるので基礎情報の取得は随分楽になりました。

ご祭神:

春日明神 (かすがみょうじん)

鹿にのる春日大神

天児屋根命  (あめのこやねのみこと)

中世期ころから現在までこの神を祀っている。中世に春日大社から天児屋根命を歓請したものとされる。中臣氏の氏神として信仰されていた。




由緒:

当社は本住吉神社が創建された際に西青木供米の地に定められたのを機に建てられた神社といわれる。

本家にあたる本住吉神社についてはこちらをご覧ください。神戸東灘区 本住吉神社

以下兵庫県神社庁記事より引用

幕命により寺社のことごとくを調べ上げた『摂州菟原郡村々寺社吟味帳』には「西青木村春日大明神社」とあって、春日の神が祀られている。そして「勧請由来年暦あい知れ申さず 村中廻り持ちに候」として当番宮座の人の名が記されている。その敷地は6間に5間とあるのに、明治上地した後はわずかに14坪となっていた。現在は区画整理の際に村地の一部を寄せて40坪となっている。此の神社敷地の前と後は村有地で、前の部分に拝殿、後の部分に地車庫が建てられている。

 徳川期には山路庄(住吉・野寄・岡本・田中・横屋・魚崎・西青木の七ケ村)に属していて、庄の総氏神本住吉神社の祭礼には舁番もあり、「だんじり」も住吉へ宮入りしたが、戦中、戦後は曳き出されていない。

社殿は明治34年ごろ寄付金により修繕が行われた。大正三年には拝殿及び社殿瓦葺き神明造りに改築した。
平成七年阪神淡路大震災のため拝殿は全壊した。その15年後に地元有志の寄付を募り平成23年6月に拝殿の再建がなされた。


それでは境内の参拝である。

境内  拝殿玉垣で囲われている。


手水舎




拝殿正面  残念なことに狛犬が見受けられません。


春日神社拝殿再建記念碑 平成23年に拝殿が再建されたのを記念して建てられた。最高額は50万円。個人でこれだけの金額を寄付するのは並み大抵ではありません。年金生活者になってそのことがよくわかります。


春日神社ゆかりの鹿を描く石灯籠


7年前に再建なった新しい拝殿

拝殿硝子格子戸 小さいですがポストみたいなお賽銭箱もあります。



拝殿前 常夜燈

拝殿中に置かれているお神輿  地車は出なくなったがお神輿はこの神社から出るようです。 お神酒が隅に置かれているが拝殿自体が集会所のようになっている。 現在地車庫は敷地内には見られない。



本殿外観  屋根塀に囲まれた本殿は閉じられていた。瓦葺き神明造りです。

昭和13年(1938年)に起きた阪神大水害の復興記念碑。濁流の乗って流されてきた石を用いて建造されたそうです。


 狛犬はいなかったが代わりに本殿瓦屋根獅子の鯱が見られた。




これでおしまい。

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