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2018年3月5日月曜日

ナポリ旅行記 XXII アマルフィ海岸 (4)

大聖堂内部の見学をおえて一旦柱廊玄関にでる。

ここからの眺め。 ドゥオモ広場が眼下にあり山頂には城塞が見える。



ドゥオモ正面左側から天国への回廊にはいる。
ここからは入場料が必要で大人5ユーロである。


天国への回廊入り口 



天国への回廊は1266年から68年にかけて建設されたアマルフィの貴族たちの墓地である。120本の白柱からなる柱廊で四方が囲まれていて中庭地中海風庭園になっている。

回廊内観



中庭  中央に人が集まって写真を撮っている。


この天使を撮影していたのでした。



回廊上部

柱廊の壁面にはモザイクで装飾された大聖堂の古い説教壇の断片が展示されている。


回廊内側  

回廊には様々な石棺が置かれている。石棺側面のレリーフ。ギリシャ神話をテーマにした図柄らしい。



中庭から見える鐘楼

この鐘楼1180年より建設が始まり完成するまで100年以上の年月をかけた。4つの小さな塔を側面にもつ鐘楼イスラーム建築様式となっており、マジョルカ焼きのタイルで装飾されている。戦争時鐘楼は見張り台の役割も担っていた。

回廊の右側突き当りに死者に捧げられた小礼拝堂がある。



その壁面にはイエスキリストを描いたフレスコ画が残っている。12世紀中ごろに描かれた。



このフレスコ画 十字架上のキリスト は14世紀中ごろに活躍していた画家ロベルト・ドデリーショの作品とされる。



石棺  側面の装飾はない。シンプルな棺である。


聖人の大理石レリーフ  



この回廊通路の奥が 十字架上のキリストの聖堂 になる。



十字架上のキリストの聖堂 

最初にアマルフィの大聖堂として6世紀に誕生したのがこの聖堂である。10世紀にビザンチン様式に装飾が施されて聖堂は拡張されたが、1100年に現在の大聖堂が建てられたため付属教会となった。その後の改修工事で中世の様式に戻された。

祭壇中央に十字架上のキリスト像が吊るされている。


金属製の礼拝台(?)  細部まで見事な彫刻がなされている。 


この聖堂は一部が司教区博物館になっており様々な聖遺物が展示されている。その見学は次回にまわす。今回はこれでおしまい。


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