ツタンカーメン王の墓の内部復元図
墓は通路と四つの部屋からなり、王のミイラは玄室いっぱいに置かれた四重の木製金張りの厨子と珪岩製の石棺、三重の人型棺におさめられ、黄金のマスクを着けた状態で発見されたそうです。
ここでツタンカーメン王の棺の構造を説明する。下の画像の左側に示されているように、玄室一杯に4重の入れ子厨子があり、その第四の厨子の中に3重の人型棺が安置されていた。そして第3の黄金の人型棺の内側に王のミイラが収められていた。黄金のマスクはミイラの頭部全体を覆っていた。
スキャンのスペースが余ったので、ギザの3大ピラミッド (80エジプトポンド)、太陽の船博物館 (60エジプトポンド)、クフ王のピラミッド (200エジプトポンド)、 考古学博物館 (75エジプトポンド)の入場券をアップしておく。
展示物を見ていこう。
金箔張りの木製厨子 最も外側の厨子
その内部
2番目の厨子
その内部
3番目の厨子
その扉部分
4番目の厨子
その扉部分
ツタンカーメン王の墓を発見した当時の写真。人型棺を調べる発見者のハワード・カーターの写真もある。
エジプト旅行記 V
カノポス厨子
豪華な金箔で装飾され、下部には女神、上部には宝石で象嵌されたコブラの像が並んでいる。
正面写真
コブラの拡大写真
女神の横顔
カノポス厨子の中には4つに仕切られた方形の櫃が収められ、その中に4つのカノポス容器が入っていた。
カノポス容器の蓋 大理石の一種であるアラバスター製である。
この中には防腐処理をした王の内臓が保存されていた。
動物を形どっている寝台 これで寝れるのだろうかと心配になるほど小さい。 子供用ではないかと思ってしまう。(後注:当たり前でした。ツタンカーメンは少年王で子供でした。またもや馬鹿を露呈してしまった。) これはメスライオン。
正面写真
カバの寝台 ガイドブックではカバとなっているが狼みたいですね。
痩せたカバです。 顔の表情が妙にリアルに表現されている。
ハルホト神の玉座
鹿の様に見えるが牛で角の間に太陽円盤を戴く。
その頭部
象牙細工の船の彫刻
様々な王や女神の石像
ツタンカーメン王の木製の像
黄金の玉座 アテン神が若い王と王妃に生命を与えている。
そのクリアーな画像はこれ。世界の美術館より。
側面はホルス神の翼
その台座にある黄金の厨子
ツタンカーメンの立像 左右2体で墓の入口を守っていた。
左右対称で写真では同じに見えるが、別のものです。
スカラベのブローチ等の宝石や装飾品
2階部分の展望
2階部分から1階を見る。
ここから先はツタンカーメン王とは直接関係のない展示品の紹介。
人型棺 上体部に色んな装飾があり、再度見ているが飽きませんね。
装飾の剥げかかった棺
装飾の剥げてしまった棺 最初から装飾されていなかったかもしれぬ。
方形の棺
石棺と木棺がある。王の棺については、木棺は多くの場合厨子でその中に石棺があり、さらにその中に人型の棺がある場合が通常のようだ。 貴族については、勿論そんなに何重にもなっていないらしい。
金箔で装飾された木棺
その横部分の装飾
丸屋根付きの棺 その屋根を支える女神たち。丸屋根はホルス神の翼が覆う。
丸屋根付きの木製棺
三角屋根つきの石棺
黄金の馬車
アヌビス神像の厨子
黄金の厨子 トト神 アヌビス神 が描かれている。
婦人の立像 詳細は不明。
象形文字の石版
王と神(?)が唇を寄せ合う変に悩ましい浮き彫りがある。オベリスクの一部と思われる。
1階から2階への眺め
その他にも色んな像を見たのであるが、写真を撮らなかったので忘却の彼方である。
前回メンカウラ―王の像がはっきりしなかったのでWikiから鮮明な画像を引用する。
ついでに著名な トトメス3世の像
とアメンホテプ4世の胸像も写真引用しておく。アクエンアテン王ともよばれている。
出口の売店付近
考古学博物館には、撮影禁止のツタンカーメン秘宝室と特別料金の必要なミイラ室がある。これについては写真が利用できないので次回にまわす。
今回はおしまい。
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