ページビューの合計

2017年5月13日土曜日

神戸灘区 白髭神社と六甲阪神神社

今回は神戸の神社シリーズで、六甲山にある二神社を紹介したい。共に小さな神社で白髭神社六甲阪神神社である。一応は神社とされているが、兵庫県神社庁には共に記載がなく、正規の神社とはいえないのかもしれぬ。

その前に前振りになるので、簡単にその行程を示す。 市バス16系統の終点である六甲ケーブル下駅


このケーブル駅は何度も紹介している。  山の散歩コース III 

もう開業85周年になるそうです。
  

ここで乗車し山頂駅まで上ると、駅構内にアーサー・ヘスケス・グルーム の銅像が置かれている。


彼は六甲山の開祖で、六甲山--摩耶山散歩 I で詳しく紹介した。そこでは帽子を被った銅像もアップしてある。



山頂にある六甲山天覧台


山頂からの景色 この日は黄砂かなんかで霞んでいました。


おまけの花画像


六甲山の山並み


六甲山ホテルに向かう道路を20分ほど歩いたところに、白髭神社がある。

白髭神社

参道というにはあまりに短い石段の前にある朱鳥居。 幟には 正一位 稲荷大明神とある。


このスタイルからわかるようにお狐様を祀る稲荷神社である。

鳥居扁額には、白髭稲荷大善神、 白菊大善神 と記されており二柱の神を祀っている。白髭白菊は夫婦のお狐様とされている。



この神社、実はグルーム家が作ったのである。昔からの由緒ある神社ではない。同じ名称でも 滋賀 白鬚神社 とは大違いなのである。

その由緒がこれである。

白髭神社の狐

ある日、グルームは猟師に追われ別荘の敷地へ逃げ込んできたを匿った。狐は付近に住みつくようになり、グルームの膝の上で眠るほどに懐くようになった。狐はグルーム以外にはまったく懐かず、グルームが死ぬと姿を見せなくなった。

大正8年2月、グルームが亡くなって1年が過ぎた頃、5人連れの日本人の男が、生田の森の北側にあったグルーム家を訪ね、「お宅は六甲山に何か関係がありますか」と尋ねて応対に出た家人の返事も待ち切れぬばかりに勝手に上がりこみ、グルームの仏壇に平伏して長々と頭を下げ、一向に去ろうとしない不議な出来事があった。

後に、このことについて、「白髭白菊」の夫婦と名乗った人が、家人に次のように伝えた。

諏訪山のお稲荷さんのお祭りの日のこと、グルームが可愛がっていた狐の霊が乗りうつり、グルームさんには少なからずお世話になった。遺族の人達の何かお役に立ちたいので、その方の家に連れて行け。とお告げがあり、歩き出すと5人そろって自然とこの家に足が向いた。」

諏訪山稲荷神社の記事はこちら。   神戸市中央区 諏訪神社

何者かに導かれるようにグルーム家を訪ねたのは三宮の貿易商だったが、この出来事があり2、3年してグルーム家では、「白髭、白菊」の狐を祭るようになった。

昭和8年に末娘の柳が横浜の岸氏と結婚することになったので、祭っていた「白髭、白菊」を、山の人々の協力を得て六甲山上の全但ホテルの隣に白髭大明神白菊大明神として祀り、白髭神社と名付けた。

というオカルト的な経緯で作られた神社である。因みに兵庫県神社庁にはこの神社の記載はない。正式な神社とは認められていないようです。

これがその祠である。

白髭大明神を祀る祠堂


白菊大明神を祀る祠堂

朱鳥居白髭大明神を祀る社 


稲荷社のスタイルで、祠内には石碑が祀られている。  こちらの社が主としてお祀りされているようだ。

白髭神社の奥にあるのが六甲阪神神社である。

明神鳥居 一の鳥居


扁額には 正一位 六甲阪神稲荷大神 とある。

足元にはこのような古ぼけた表示板がある。阪神電鉄(や阪急電車)は戦前から六甲山をリゾート地として開発してきた。その開発がうまくいくようにと阪神電鉄が地元の方と一緒になって作った神社である。 従って由緒と言える歴史はない。



参道の石畳

稲荷大明神の幟が参道の両脇に立てられている。


奥の鳥居にも正一位 六甲阪神稲荷大神 と記された額が掛かっている。


祠社 お狐様が二匹お守をしている。 祭壇まえにはご神鏡が置かれている。


境内はごく狭く、手水鉢が一つ置かれているだけである。


訪れる人は少ないようだが、手入れは比較的行き届いている。

お賽銭箱もないので、お詣りだけにしました。これでおしまい。


0 件のコメント:

コメントを投稿