またもやってくれましたね。スピードスケートの女子団体パシュート決勝で日本はオランダを破って、本大会3個目の金メダルを獲得した。何と2分53秒89のオリンピック新記録でした。高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃、菊池彩花の4人チームによる偉大なる勝利でした。
三名の連走行 チューチュートレインみたいですね。高木姉妹を含めた走り息の合った走りです。
日の丸を掲げる4名 プレッシャーにも負けずよく頑張りました。
これで高木美帆は一人で金、銀、銅の3種のメダルを手に入れたことになります。凄いとしか言いようがありません。
以上オリンピックのメダル報告をしてから今回のグルメ記事に入る。ほぼ恒例となっていた淡路島三年とらふぐの食事報告である。昨日2月22日に三男の運転で国民休暇村南淡路に行ってきました。昨年はワイフの体調不良で行けなかったので2年ぶりの訪問です。今回は次男は仕事で参加できず私、ワイフ、三男の3名でした。私は究極の魚料理はふぐ料理だと信じており、実際その通りだと南淡路の三年とらふぐを食して確認するのでした。 本当に美味でしかも満腹するのです。4年前の記事を参照ください。究極の魚料理はフグ料理
休暇村 南淡路 瀬戸内海国立公園内にある風光明媚の地である。
休暇村から眺めた福良湾
出発時刻が遅くで我々が休暇村に到着したのは1時過ぎていたので観光バスの団体さんの昼食(勿論3年とらふぐ料理)がおわったところらしく空いていた。韓国人の団体さんもいたようです。この休暇村も国際的になりました。今回は時間は遅くなったもののゆっくり食事ができて却ってラッキーでした。
ロビーに鎮座するスノーマンと3年とらふぐの幟。
よろこび雛 古式に則る雛段で 東京 久月 作
食堂前に陳列されていた。もうすぐひな祭りですね。
2階レストラン 淡路島の眺望を楽しみながら食事ができる。
我々の席は窓際手前の席であった。窓からの景色 湾に浮かぶ3年とらふぐ養殖筏が右側に見えている。
前回と同じく我々の予約は、 淡路島 ふぐ懐石 コースである。これしかないんだけどね。
それでは料理紹介を始める。久しぶりに(嘘くさいけれど)グルメっぽいコメントを書いてみます。適切な文句が思い浮かばないのには我ながら情けないです。
献立はつぎのようになっている。4年前と殆ど変わりはない。
◇刺身: 3年とらふぐ てっさ
◇鍋物: 3年とらふぐ てっちり
◇揚物: ふぐ唐揚げ
◇蒸し物:白子茶碗蒸し
◇酢物: ふぐ皮サラダ
◇飯物: ふぐ雑炊
◇果物: 季節のデザート
お品書き これは3つ折りで3年とらふぐの説明やふぐの生産者や料理長の言葉が添えられている。
3年とらふぐはイカダのもと鳴門沖の急流にもまれ3年かけて大切に育てられてられてきたのです。
その3年とらふぐの、白子豆腐(右) と 鉄皮の煮凝り(左)
プリンのようなとろける味わいの白子豆腐。 ふぐ皮の旨みを煮汁で凝縮した鉄皮の煮凝り。
ふぐ皮サラダ コリンコリンとした皮の食感と淡路玉ねぎの絶妙なるコンビネーション。
てっちり具材
たっぷりと器にもられた3年とらふぐの切り身と野菜。 優に1匹分は入っているであろう。野菜高騰のおり白菜や水菜は少なめであったが身はたっぷりである。 証明書つきの3年とらふぐである。
東計義料理長の手による厚身のてっさ
てっさは薄ければ良いというものではない。この厚さの中に旨みが凝縮されているのだ。
酢だちをかける。なんという歯ごたえを持つ身のしなやかさよ。口の中にジワーと広がる旨みを小葱の甘さが一層引き立てる。 極上の味、そして歯ざわり。魚という範疇を飛び越えた食味をもっている。 身を守るその皮もまた美味し。 天上の美味。 もみじおろしのポン酢で頂いたのであった。
ふぐ唐揚げ レモン汁をたっぷり注ぐ。鮮烈な旨みが口中にひろがる。魚肉とは思えぬ歯ごたえがある。といって鶏の唐揚げでは味わえない魚本本来の味わいがある。骨につく肉の旨さ柔らかさは抜群で殊の外ジューシーである。 極めて美味。2個しかないのが難点。
ふぐ雑炊の鉄鍋 まづ骨付き肉をぶち込みしばらくして白菜、エリンギなどを入れる。そして煮立ってから食べるまえに白瀧を入れる。水は適量である。
充分に火が通ったので待望の3年とらふぐのてっちりを食する。ふぐの骨や身からでる出汁がコブ出しとよく合っている。
ふぐ身
骨付きの部分はふぐの持つ本来の複雑な旨みを全開で示している。弾力があり、身はしまりがあり噛むと汁が染み出し肉はほぐれていく。淡泊であってもゼラチン質の皮付近はとろけるようである。特製のポン酢の酸味と相まって極めて美味である。
身だけの部分は骨付き部分より一層淡泊だが味に重厚感がある。鶏肉と似ているが魚由来のきめの細やかな歯ごたえとほのかな磯の風味がある。
かように貴重で繊細な食材はヒレ酒を飲みつつ味わうのが順当である。
ふぐヒレのヒレ酒
白子茶碗蒸し 通常の茶碗蒸しのようだがさにあらず。ふぐの新鮮な白子が塊で入っている。卵のだし汁と混じり合い口中でとろける。極めて美味。
ふぐ雑炊 雑炊の具を取り除きご飯を入れ、ひたひたよりやや上になるようにだしをなべよりくみ出す。塩で味付けをして卵二個を溶いて蓋をして一煮立ちさせる。
20秒ほど蒸らせて刻みネギを加える。柔らかい卵が好きならばこのときに卵を溶いてもよい。
そして満遍なくかき回して茶碗に盛り付ける。てっちりで余ったポン酢を加えると一層の風味が出る。
ふぐ雑炊茶碗 お漬物はセロリ、生姜と長いもの酢漬け。ほのかな酸味が雑炊によく合う。お好みできざみ海苔を加える。
ふぐから出た濃厚な動物系のダシがやさいや昆布からでた繊細な植物系のダシと一体になって、ごはんの1つぶ1つぶにしみこんでいる。これが美味でないはずがない。私は茶碗3杯食したのであった。
果物はメロンとイチゴ、そしてほんのり梨の香りのするアイスクリームであった。
3人で全て完食しました。
その後当休暇村の温泉「潮騒の湯」に入り露天風呂で鳴門海峡を見晴らす眺望を楽しんだ。
ゆっくりお湯につかったので持病の腰痛は和らいだのでした。これでおしまい。
素晴らしい一時。うらやましい限りです。
返信削除ご訪問なさった福良地区の古来、祝い事には
郷土料理の「鯛そうめん」(福良地区はそうめんの一大産地。ブランドは「御陵の糸」(淳任天皇御陵に因む))や「鯛の豊楽焼き」が共されてきました。
本番の鳴門鯛(春先(「桜鯛」)~が漁期。秋は「紅葉鯛」)ですから絶品!(いわゆる明石の鯛の大半は鳴門海峡を含む紀伊水道産)
また、5月~9月はハモ。京都の祇園祭等はハモ祭などと呼ばれていますが、古来その産地も淡路島の南の海域(紀伊水道)。
ハモ尽くし(一メートル強のハモを丸々使うフルコース)でご予算4~5万位。(5人組で逝けばお一人一万前後)
有名なのは沼島の木村屋さん。
機会がございましたらそちらもお試しになってください。
別件。福良は、宇佐神宮から岩清水八幡宮に八幡さま(八幡大菩薩)をお迎えする途上、「難所の鳴門海峡を越え、わざわざ回船」(何で?)なさって神様が暫時ご休憩なさった故地で、
その跡には福良八幡宮が営まれています。
それに先立ち、四国は香川県観音寺市の海浜の銭型で有名な琴弾山に鎮座の琴弾八幡宮も同様に八幡さまが暫くご休憩なさった。
、、、何でも神様はこの場所がいたくお気に召されて動きたく無い。と駄々をこねられたとも。(因みに、ここには源義経が屋島合戦に際して(本陣を営んみ、)戦勝祈願して、名馬と鳥居(日本最古の木製鳥居。現存)を奉納為さった。)
(宇佐神宮から富士山に至るレイライン上。金比羅宮、田村神社、イザナギ神宮、住吉大社、東大寺/手向山八幡宮(鳩尽くしの例の八幡さまの神紋が白黒反転した裏紋様)等が居並ぶ)
(全国の「福」の付く地名は徐福(天御中主、イザナギ、スサノオ、天照皇太神/ホアカリ=ニギハヤヒ(=ニニギ))やその子孫らに係わりが有るとは、漏れ聞く出雲人の伝承)
森岩光様
削除ふぐでは堪能しましたが、鯛そうめんはまだ食しておりません。沼島のハモ尽くしは7年前に食べました。木村屋さんだったと思います。機会を作り是非鯛そうめんを食したいと思います。
いつも貴重な神社情報有り難うございます。勉強になります。福良八幡神社はお参りして記事にしたことがあります。
s1nakagiri.blogspot.com/2015/12/blog-post_5.html
琴弾八幡宮も参拝しています。すっかり忘れていました。
s1nakagiri.blogspot.com/2014/10/101418-ii-sa-390-3000-pa-pasa-pa-3-68.html
福良が不老不死の薬探しの徐福に係わりがあるとは露知らずで面白いですね。またお暇な折に神社秘話ご教示お願い致します。