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2018年2月17日土曜日

ナポリ旅行記 XV エルコラーノ遺跡 (4)

再び邸宅や商店の遺跡見学に戻ろう。似たような遺跡写真がつづいているので読者の皆さんは飽きているだろうが編集している私も同様の心境になりつつある。

プラムバリウスの商店  Bottega del Plumbarius 


商店跡  階段がありテーブルらしき石台がある。階段には椀のようなものが並べられている。何でしょうね。


商店の入口の門は火山流の熱のため炭化してしまっている。


その門横の看板 プラスチック板でカバーされているので見えにくいが、杖を手にした男性、色んな壺、宣伝文字(街の有力者の名前かもしれない)などが描かれている。これらから飲み屋だろうと勝手に想像する。


商店 Bottegia  これまた何の店なのかは不明。

この店から炭化したロープが発見された。船などを係留するロープらしい。


店舗の木の骨組もご覧のように炭化してしまっている。新しい木組みでその滑落を防いでいる模様。


 サウナ部屋? Thermopolium 



壁面に窯跡の様な浅い窪みがある。またワイン壺らしきものもある。
全く想像できないのだがこの部屋で石窯でお湯を沸かしてサウナ室を作っていたのだろうか?


アウグストゥスの大学  Sede degli Augustali
ローマ初代皇帝アウグストゥスの存命中に彼を支持する人達(Augustales)のための建てられた大学(というか施設)。



大理石板アウグストゥスの大学の標識


祭壇のある小部屋 壁面にフレスコ画が描かれている。ここで授業というか議論を行っていたのかもしれない。


左壁面の神話をテーマとするフレスコ画  中央の絵画は説明板によるとヘラクレスのオリンポス入場とある。


右壁面のフレスコ画  The contact between Hercules and the river Achelous for the hand of Deianira と書かれてあって意味はあまり分からないのだけど、 ヘラクレスと彼の妻デイアニラと川の神アクロスとの接触を描いている。神話では彼らは戦いヘラクレスが勝ちデイアニラを妻としたようである。子供をもうけたものの彼女は嫉妬のためヘラクレスを死にいたらしめた。女性はこわいというのは古代からの真理です。 デイアネイラー  参照




床の装飾モザイクタイル

解説パネル  拡大すれば全て読めます。この解説を見なければフレスコ画の意味は不明でした。


商店 Bottege やはり何の店か全くわかりませんね。


商店の屋根は保修中でした。こんなのばかりです。


邸宅跡

公衆トイレの溝  前にも書いたが小便は洗濯物の漂白に使われ価値があったので溜められた。

今回は短いけれどもこれでおしまい。

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