路線図
駒ヶ林駅構内の諸葛孔明の画像。横山光輝画です。久しぶりの三国志ラッピング壁画です。
海岸線駅構内の三国志ラッピングシリーズは、以前取材紹介した。宜しければご覧になってください。III にコンプリートがあります。
神戸市営地下鉄 海岸線 I
神戸市営地下鉄 海岸線 II
神戸市営地下鉄 海岸線 III
駅自体はこんな感じで特徴はない。
駒ヶ林駅西出口
駅の壁面に周辺マップがあり、長田区名所の掲示があるので駒林神社へのアクセスは容易である。地図では駒林神社の道路向かい側に海泉寺がある。このお寺の紹介は次回にまわす。
駒林神社の社碑
渡し鳥居 その前に謎のコスプレ軍団がいる。
石灯籠とお百度石
手水舎
ここでいつものようにWikipediaから神社の基礎データを教えて頂く。
駒林神社 (神戸市)
駒林神社 | |
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社殿 | |
所在地 | 兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町3-7-3 |
位置 | 北緯34度38分59.5秒 東経135度8分53.7秒 |
主祭神 | 応神天皇(誉田別命) 猿田彦大神 奇稲田姫命 |
創建 | 不明 改称年:大正13年(1924年) |
例祭 | 例大祭(5月3日) |
主な神事 | 厄除大祭、左義長祭 |
駒林神社(こまがばやしじんじゃ)
神戸市長田区駒ヶ林町にある八幡神社。長田港を正面に臨む場所に位置する。 別称駒ヶ林八幡宮「駒ヶ林の厄神さん」「駒ヶ林の八幡さん」と呼ばれて親しまれている。「厄除の宮」とも言われ毎年1月18日~20日に行われる厄除大祭には遠近問わず多くの参拝者で賑わう。
沿革:
創建年代は不明
- 治承2年(1178年)- この神社が務古の水門の一部にあたっていた。この年に平清盛が厳島神社参詣の途中に上陸したと『山槐記』にある。
- 延元元年(1336年)- 足利尊氏が西国敗走の折、奉詣して「今むかふ方は明石の浦ながらまだ晴れやらぬ我が思ひかな」と詠んで、社前の浜より乗船したと言われている。
- 文政13年(1830年)- 井山城守石原清左衛門が社殿を改築し、井戸ノ町若中より狛犬一対が奉納される等、社頭整備が進む。
- 明治26年(1893年)- 拝殿が新築される。
- 大正13年(1924年)- 荒廃していた社殿等を大きく修築。八王子八幡神社に若宮社を始め村内の小祠を合祀し「駒林神社」と改称する。
- 昭和63年(1988年)- 社殿が焼亡する。
- 平成元年(1989年)- 社殿を再建する。
- 平成7年(1995年)- 阪神・淡路大震災に被災。同年に社殿を復旧する。
- 平成25年(2013年)- 阪神・淡路大震災にて倒壊した大鳥居が第六十二回伊勢神宮式年遷宮と出雲大社遷座祭が共に行われたこの年に氏子により復興される。
現在の長田港の手前に位置しており、この神社も平清盛ゆかりの神社です。明治大正時代には八幡神社として地域の氏神でもあった。昭和63年に焼失により社殿を失い、再建した社殿はまたもや阪神・淡路大震災で被害を被っている。ふんだりけったりだが、震災後社殿はすぐに復旧されている。長田の町の底力ですね。
ご祭神:
- 応神天皇(誉田別命)
今回の画像は、幸麿さんの墨絵です。雰囲気がよくでてますね。 応神天皇
- 猿田彦大神 眼光鋭い老人の猿田彦
- 奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)
八重垣神社所蔵 「稲田姫命像」壁画一部
平成25年に復興なった大鳥居
鳥居前の石灯籠
ここから参道が本殿に向かってつづいている。
拝殿 震災の年末には立派に建て直されています。
拝殿の社額
社殿屋根
守り神の狛犬二基 白の前掛けをして温和な顔立ちですね。
境内の案内図
境内の様子
先の大戦で亡くなられた駒ヶ林地区出身の戦没者の御霊を祀っている。
ご神鏡が祀られている。小さな古びた社だが手入れは行き届いている。
2.荒神社
たまたまだが、コスプレ軍団に遭遇する。許可を得て撮影させて頂いた。
毎月二日間、神戸市立地域人材支援センターでの「コスメル。at NAGATA」に参加しているコスプレイヤーが撮影に訪れているとの事。ラッキーでした。
コスプレ軍団なしのバージョン
社は、伊勢の神宮御正宮の一番内側の塀「瑞垣」の柱を用いて造営された。またお社を覆う屋根を支える柱は、御正宮の垂木を削った物である。
ということで、貴重なお下がり建築でした。
荒神社の石灯籠
3.天光玉勝稲荷社
この社では食物と産業の大神様が祀られている。
社の周囲は駒ヶ林出身の映画俳優「澤田清」の呼びかけにより「大河内傳次郎」「片岡千恵蔵」「入江たか子」「山田五十鈴」など往年の映画スターに奉納された玉垣が ある。
玉垣の石柱には、澤田清、片岡千恵蔵、大河内傳次郎などの名が刻されている。写真でもちゃんと読めます。
澤田清
大河内傳次郎
片岡千恵蔵
入江たか子
山田五十鈴
彼ら大スターにあやかり、未来の大スターになるかもしれぬコスプレお姉さんである。こち亀のれい子みたいだね。ポーズを決めてくれました。
4.神明社
伊勢神宮のご祭神である天照大御神 が祀られている。ご神燈は木製の社風である。
社前には、伊勢神宮と同じく伊勢鳥居が建っている。
社額
「平清盛上陸之地」と書かれた木碑
ここは、厳島神社と壇之浦の遙拝所にもなっている。
またこの神社では鉄人28号の描かれた絵馬が授与されている。長田の鉄人28号については、この記事をどうぞ。長田の鉄人28号
その絵馬のでかいバージョン
保管庫 お神輿が収納されているので宝物殿ともいえる(そんな訳ないか)。
いかなごくぎ煮発祥地の石碑
いかなご漁は一千年以上前から駒ヶ林で行われている。
かつてこの「いかなごのくぎ煮発祥の地」の石碑のある地点までが砂浜であったころ、この砂浜では左義長祭が行われていた。東西がそれぞれのお山を上げ、神社から出た行司のお山の前にて倒しあいをし、勝った方が網入れの優先権を得る。そして底引き網にていかなご漁が行われた。
左義長の始まりは平安時代の永延二年(九八八)と伝わっており、遅くともその頃にはいかなご漁が始まっていたことが伺える。底引きで捕られるいかなごは成魚となったフルセである。平安時代、駒ヶ林には玄蕃寮(現在の税関にあたる)の出先機関があり、大陸との外交の要所であった。そのことから当時は希少な砂糖がすでに出回っていたと思われる。そしていつしかこの地ではいかなごを砂糖と醤油、生姜で炊いて食し始めた。
以上の歴史を記すため「いかなごのくぎ煮振興協会」はこの石碑を立て、駒林神社へ奉納した。
そういえば垂水のいかなご祭りは残念ながら今年は行けませんでした。神戸垂水いかなご祭
神社の目の前は長田漁港である。
港に停泊する船
漁港の様子
これでおしまい。
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