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淡路は親父の出生(でしょう:出身地)で親しみがあり、よく訪づれている。心の休まる好きな島である。昨年は我ながら元気に淡路中を歩きまわっていたのだなと再確認した。今はとてもそんな体力も時間もないが、いずれ状況が好転すれば淡路探訪も復活させたいと思っている。
前書きが長くなったが、先日9月10日にワイフの要望により次男が車で連れていってくれた、淡路島の成ヶ島の訪問記を始める。 成ヶ島は、淡路橋立とも呼ばれている。その姿が天橋立と似ているからだね。
最近の訪問記事は見当たらないようなので、成ヶ島の最新情報になるかもしれない。
いつものようにWikiさんから基礎データをゲットする
成ヶ島 | |
---|---|
座標 | 北緯34度17分21.9秒 東経134度57分10.67秒 |
面積 | 0.39 km² |
海岸線長 | 6.4 km |
最高標高 | 52.0 m |
所在海域 | 紀淡海峡 |
所属諸島 | 淡路島 |
所属国・地域 | 日本(兵庫県) |
成ヶ島(なるがしま)
兵庫県洲本市由良町由良の東側の紀淡海峡に、南北約2.5kmにわたって砂州が伸びる細長い島。瀬戸内海国立公園の一部。淡路橋立とも呼ばれる。
地理的には、淡路島由良の沖にある細長い小島である。 矢印の場所です。
地図では、このようになっている。 赤で記したのが我々の歩いたコース。
北に成山、東に高崎があり、それらが細長く約2kmの砂州で繋がっている。この形状から淡路橋立と呼ばれている。
島の中央部には塩沼地、塩沼湿地があり、貴重な海岸動植物が見られる。
また、砲台跡等の幕末の遺構を残し、豊かな自然は国立公園に指定されています。
我々は、対岸の船着き場に駐車して、成ヶ島渡船で島に渡った。ここが渡船場で、お客が来ると船を出してくれる。渡船場から成ヶ島の成山までは200mほどで約2分の航路。船賃は格安で往復300円。帰りの時間は携帯で連絡すれば迎えに来てくれるので大変便利になっている。船頭さんはとても親切です。
向かいに見えるこんもりした山が成山。
渡船場では、船頭さんから成ヶ島のパンフを頂く。
パンフには、このように概要、歴史と風土、島の植生などが説明されている。
渡船から見える友ヶ島水道に架かる橋だが、橋の名前はわからない。google mapで調べると県道76号線を通っている。県道の一部で橋の名はないのかもしれぬ。どなたかご存じの方があれば教えて下さい。
成ヶ島の船着き場が近づいてきた。向かいに見えるのが桟橋。この時点では、上陸者は我々3名のみであった。1島貸切状態である。
瀬戸内海国立公園 成ヶ島の表示板
時期は過ぎていたが、この島はハマボウ(写真の黄色い花)の自生で有名だそう。
船着き場の近くに成山 毘沙門天を祀る社がある。神社の写真を撮るのは大好きなので、バッチリ写しました。
社自体は作り直されていて結構新しいものだが、社額は以前のもののようである。
船着き場から成ヶ島を望む。
成山の展望台に登るため海沿いの道を歩く。コンクリで舗装されている歩きやすい道である。
島は無人島だが、電柱は立っている。ワイフと息子は修正したので影だけが残って幽霊のようになってしまった。悪気はないので許されよ。
途中で山道に入るが、舗装されている道である。
道の脇には、ピーマンみたいな実を付けた植物が自生していた。
こんな感じでした。
このような割合急な坂を登っていくと、5分ばかりで
成山山上広場に着く。急に大きな鳥が飛び立つ。なんとそこでは、トンビが群れておりこのように大空を輪舞している。
広場はこのように芝生で綺麗に整備されている。さすが国立公園であるが、管理は大変でしょうね。
大空を我が物の如く飛び回るトンビ達。
空はもう秋の気配である。
広場の休み処
山上広場の景色。本当に綺麗に整備されている。
ヘタレ気味のワイフとそれに付き添う母親孝行の息子が休んでいる。
その奥手にある成ヶ島展望台。
展望台ではこのように広い区画に石畳が敷かれている。快適な展望場所になっている。潮風が心地よい。
成山からの風景概要のパネル。これで見ると分かるように友ヶ島はホンのお隣である。
友ヶ島との間に横たわる由良瀬戸の潮流は時速6.5キロに達する。
広場の奥には展望台がある。そこから見える友ヶ島。その奥手が和歌山になる。この由良瀬戸にヨットが1艘浮かんでいる。
展望台から割合急な曲がりくねった山道を降りる。
この山道もコンクリで舗装されていて歩きやすい。途中スズメバチの巣を見つける。
そして下った所が多目的芝生広場である。一面芝生と歩道である。
成ヶ島の四季に咲く花々が写真で示されている。生憎9月には目ぼしい花は咲いていなかった。
6月にはハマボウがこのように咲く。
多目的芝生広場の景色。 コンクリ造りのベンチでは食事もできるようになっている。
広場からハマボウの群落に向かって歩いていったが、花の残骸も見られず。この木だと思われる。
道すがらに咲いていた小さな水色の花。ハマゴウかも知れぬが違う可能性のほうが大きい。
友ヶ島側の海岸線。悪くない景色である。
ここで潮干狩りができるそうだが、この時は色んな漂着物が岸にあがっており、水はキレイだが海岸自体は美しいとは言いがたい。
塩沼湿地
ここには貴重な動植物が生息している。その表示板。ハママツナやシオマネキの写真がある。
湿地の入江部 魚の死がいやプラスティクや木くずなどのゴミが多く打ち寄せられている。異臭がする。残念なことですね。
ハママツナの群生 海水が引いているので、枯れかけているみたいで何かきたならしい。
塩沼湿地の様子 保護のため柵内は立ち入り禁止になっている。
パンフによると、海流の関係で大阪湾を漂流したゴミが大量に成ヶ島に漂着、堆積し美観を損ねているとある。このことにより、貴重な海浜生物の生育、生息を脅かしている。大阪湾自体にゴミを流し込まないようにしないとダメですね。
しかし海水自体はこのように澄んでいてキレイである。シオマネキを探したが見つからず。どこにでもいるヤドカリや巻貝は多数生息している。
読者サービスのためシオマネキの画像を アップしておく。
ワイフの状態を考慮して砂地には向かわず桟橋に引き返すことにした。再び多目的芝生広場に向かったわけである。
広場の海岸線には淡路橋立の石碑が建立されている。この場所も写真スポットの一つですね。
広場の全景
秋の天空
我々は行かなかったが、歩道が整備されると東端の高崎灯台に至ることができる。
高崎灯台
申し遅れたが、成ヶ島は 淡路島遍路 第63番 「花の札所」 であります。
島の観光をしているうちに、釣り客が2人来ていました。ご夫婦のようです。桟橋で投げ釣りをやっていました。 ルアーかもしれない。楽しそうでのどかな景色です。
島観光を終えて携帯(正確にはスマホ)で連絡すると、すぐに迎えに来てくれました。この船、中央丸です。
我々は船に乗り込み成ヶ島を後にしたのであった。(この写真でも船頭さんの個人情報に配慮しております。)
これで成ヶ島案内はおしまい。なかなかの風情のある島でした。淡路島でもお勧めの場所だと思います。
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