葛西紀明(かさいのりあき)選手が男子ラージヒルにおいて、
合計277.4点で銀メダルを獲得した。
嬉しいニュースでした。
ジャンプの日本のメダルは1998年長野冬季五輪以来17年ぶりだそうだ。
朝のNHKのTVニュースでずっと見ていた。
なかなか日本人のJumpの番が回ってこないので、実は飽きてきていた。
風とか、飛ぶ時点での気象条件が大いに関係するのには理解がなかった。
母親から、
追い風と向かい風でなんで向かい風のほうが飛距離がのびるの?
と聞かれた。
私は母からすると何でも教えてくれる先生である。
浮力の関係で体に風をうけるので遠くまで飛ぶんとちゃうか。
タコが空に上がる原理と同じや。
と偉そうに答えたが、本当はどうなんだろう?
母親は、何もすることがないので熱心にTVをみているが、
実は大して面白くないらしい。
ジャンプは、変化がないものね。
母親の依頼で、昼から買い物に付き合うことになった。
市バスでスーパーのダイエーに行く予定。
歩くのが覚束なくなっているので、不安なので付いて来て欲しいとのこと。
親父が亡くなって5年経つが、年々身体も精神のほうも弱ってきている。
有難いことに、物忘れは増えてもボケの兆候はない。
頭がしっかりしているというのは、衰えを自覚せざるを得ないということで、
当人にとってそれはそれで辛いものがある。
それを見たり感じたりしている初期高齢者の私は、
自分の未来でもあり、そんなに明るい気持 ではいられない。
また、暗い方向に行ってしまった。
葛西選手の言葉は、私にとっても勇気を与えるものである。
「僕のスキー人生の95%は負け」
でも、頑張ったからメダルをとれたんですよね。
不屈の精神が必要というわけです。
私は、60%くらいは勝ちであったように思う。(今は逆転してるが、、、)
でも、頑張ったのかな?
「金メダルを取って本当のLegend になりたいと思いますね」
まだ、挑戦しつづける決意の表明でしょう。
本当に大したものです。
高梨沙羅ちゃんも、失意に負けず葛西選手を見習ってほしいと思います。
年を取ると、この様なありきたりな感想が本心と違わなくなる。
それにしても、頑張らねばと思うのはもはや脅迫概念になっている。
そんな頑張って業績をあげる必要なんてさらさらないのに。
今回もつまらん愚痴を書いとるなと反省しきり。
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