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2014年2月5日水曜日

プー生活の楽しみ


朝の業務、といっても母親のマンションで様子見を兼ねて一緒に朝食をとるだけであるが、
をすませて自宅にもどり趣味の数学研究を始めるが全然乗らない。

頭が悪くなったせいもあり、前回紹介した論文の証明がよくわからない。
結果はわかるが、証明がいまいちピンとこない。
こんなときは、気分転換が必要。

というわけで、運動不足解消もねらって、運動のため外出することにした。
プー生活者の最大の利点である、好きな時に好きなことができる
を実行しようと思ったわけだ。

ワイフに、六甲山の森林植物園に行こうと提案したが即却下。
彼女の提案は、山科小野の勧修寺随心院であった。
事実は、好きな時にワイフの好きなことができるでした。

両寺院とも私は、知らない。
学者なんてのは、大体なにも知らない。
自分の研究分野しか興味を持たないし、大体日がら一日中そればかり考えている。
と言い訳をしておく。

駅探で交通機関を探す。
JRで六甲道から山科まで行き、地下鉄東西線で小野までいく、というのが一番の早道のようだ。
所要約1時間半で、11時にJR六甲道に着いた。
天気が悪ければ計画変更とのことであったが、運よく持ち直したので決行する。
昼得切符を購入して出発。



12時半に、東西線の小野駅につく。
まづは、腹ごしらえで駅近くの食堂に入る。



写真は2人分です。私はそば定食で、ワイフはおろしなめこそば。
メインは手打ちそばで、結構おいしい。

以下観光日誌

勧修寺(がじゅうじ)



昌泰3年(900年)、醍醐天皇が生母藤原胤子の追善のため、
胤子の祖父の邸宅跡を寺に改めたものである。
勧修寺氷池園という池泉庭園が有名。
中心を占める池は氷室の池と言い蓮で知られている。
行ったときは枯れ枯れだったが、水鳥がたくさんいた。

 

 


庭園はかなりの広さがあり、見ごたえがあった。
中央にある、「氷室の池」で鴨や鷺にエサ(パンくず)を与えたのが楽しかった。
童心にもどる。


随心院(ずいしんいん)

隨心院は真言宗善通寺派大本山の仏教寺院。
小野流の開祖として知られる仁海(にんがい)の開基。
本尊は如意輪観音。
当寺の位置する小野地区は、小野氏の根拠地とされ、
隨心院は小野小町ゆかりの寺としても知られる。

寺院は、とても立派でした。


山門は改装中で、綿の雪なんかを作っていた。


院門跡のお庭。 ちょっと逆光で見づらい。

本尊の如意輪観音 は、お姿が変わっていて面白い。
写真は取れなかったが、その他の仏像や宝物は素晴らしいものがある。

この門跡は、中学校のときに習った

「花のいろはうつりにけりないたづらに
                  わが身世にふるながめせしまに」

の小野小町ゆかり寺院(全国あちこちにゆかりのお寺がある)です。


顔がみえないけど、美人だったのでしょうね。




これが小野小町が姿を映しながらお化粧したという井戸。
ほんとかね?



70歳を越して、老いた小町です。
私としては、三島由紀夫の近代能楽集「卒塔婆小町」ではないが、
こちらのほうが身にせまる。

こうして約3時間の観光は終了。

帰りは、地下鉄東西線を利用して烏丸御池まで行き、そこで阪急四条烏丸
に乗り換え。特急を利用して、阪急六甲に午後5時に帰り着く。

自宅で夕食をすませ、早めの就寝。

かくして、楽しかったが意義があるとは言えぬ一日が終わる。




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