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2014年4月17日木曜日

広島旅行 2014.4.11-12 (I) 

 

先週ワイフと息子の3人で広島へ小旅行をした。 久しぶりの長距離旅行だ。
事情があり、旅費がでない(当たり前だ!)ということもあり、東京での学会はパスした。 
現役のころは、出張で東京にしばしば出かけて講演をしていたのを思い出すと、
落ちぶれたものだと今や無能の老人は嘆くのであった。 

朝母親との朝食を済ませる。 このところ、手の痺れはあるものの元気なので助かっている。
旅行の用意をして、といっても着替えをバッグに入れるだけだが、ワイフとともに息子の住む
垂水へJRで向かう。 息子にお願いをして、車で広島へ連れていって頂くのである。 
新幹線は、使わないので時間はかかるが、小回りが利くので観光には便利なのだ。

長時間運転して頂くので、親といえども息子には下手にでなければならぬ。 
まあ、私は後部座席で黙って外を眺めているだけだが。

呉の大和ミュージアム、広島市安佐動物公園ひろしま美術館を見に行くのが今回の旅行の
目的だ。 および、地元グルメね。  
ワイフの立てた計画ではあるが、大和ミュージアム と ひろしま美術館 に行くのは私にとっても
大きな楽しみだ。 ミュージアムには ヤマト1/10 実物模型と、 
美術館では熊谷守一展が開催されているからだ。

垂水から、高速の山陽自動車道にはいり、途中 福石、 瀬戸、 福山、 小谷 で休息をとる。

福石の駐車場にとめてあった、大型トラックの「壁絵」です。 見事だったので撮りました。
 
 
このPAには、看板が見あたらない。 石柱が看板代わりか?
 
福山のSAには、色んな食べ物屋が出店している。
尾道ラーメンは、有名ですね。 以前尾道に旅行したときに食べました。 魚だしです。
 

このSAでは、鞆の浦名物の 鯛ちくわを食べました。 蒸したての熱々を頬張った。
うまい、と言いたいが味のほうはそれほどでもない。 鯛味も特にしなかった。 


                             これです。



              ここ小谷SAには、B級グルメの店が軒を並べている。 
 
 
 
また、幻の郷土料理 竹原漁師飯 というのがあり、かなり心魅かれたがパス。 
夕食には早すぎる。
 
 
 
調べてみると、竹原市の漁師達の「まかない」料理(伝統料理)だそうだ。
ご飯の上に白身の焼き魚・小エビ・焼あなご等がのっている。
      上の急須に入れてある熱い出汁を、どんぶりにお茶漬け風にかけて食べる。
       魚(アブラメ)の素揚げもあんかけになっている。 魚は、鯛など他の魚も使う。
海鮮どんぶりならぬ 海鮮茶づけ ですな。
 
4時間のドライブの後、ようやく呉の大和ミュージアムに到着。 
巨大戦艦大和展 を開催しています。
 
 
ミュージアムの向かい側には、潜水艦が展示してある。
 
 
こちらは、深海探査船のしんかいだ。
 

巨大な大和のスクリュー模型だ。
 
ミュージアムの玄関口には、ネプチューンの像がある。
 
 
館内は、このような配置になっている。
 
中央が大和ひろばになっており、大和が鎮座ましましている。
 
 
説明によると、
 
全長26.3メートルもある10分の1戦艦「大和」は、設計図や写真、潜水調査水中映像
などをもとに、可能な限り詳細に再現しました。
この10分の1戦艦「大和」は大和ミュージアムのシンボルとして平和の大切さと
科学技術のすばらしさを後世に語り継いでいます。  
 

           これがお目当ての大和の 1/10 モデルだ。 やはり迫力がある。 

                         
                        一周りしながら撮る。


 


大型資料展示室とか、「船をつくる技術」展があり、それを見ると、
日本の持つものすごい技術力を結集し大和建造に当たったことがよくわかります。 
驚嘆すべき技術です。 この技術力は、敗戦でも無駄になりませんでした。 
戦後の復興の礎になりました。 

今更ですが、日本は先端工業技術で生きるしか道はないですね。
そのためには、優秀なエンジニアの育成が必須です。 工学部の先生方の責任は重いですぞ。
と、今や無責任になった元工学部教授は言う。 



潜水艦も 呉海軍工廠 で作られていました。 ゼロ戦も展示されていました。


これは、人間魚雷 回天 です。 こんな非人間的なものをよく作ったものだ。 
戦時中というのは、どこかで人の頭を狂わせてしまうのだろう。 


これらは、大型資料展示室にあります。 

また、大和シアターというビデオ劇場があり、大和の生産技術に関するアニメが放映されている。
JAXAの惑星探査に関する映像も流されていた。 なかなか面白い。 

戦艦の模型も展示されている。 


 
 
我々は、都合2時間半ほど見学していた。 見どころは多々ありました。 充実した見学でした。
 
お勉強のため、呉の歴史を記しておきます。 
大和ミュージアム公式ホームページ からのコピペです。 

学生には、コピペはいけないと口を酸っぱくするほど言っておきながら、
退職して暇つぶしにブログ書きを始めるとコピペ三昧である。 情けないジジイだ。
ところで版権には抵触しないようにしているが、正直なところどうなんだろう。 
Wikipedia からの引用は問題がなく、公式ホームページのような版権をもつ画像についてはコピペは版元に断らなくてはいけない。 でもそんな面倒なことは、私はしていないからね。  

呉の歴史

明治22(1889)年に呉鎮守府、明治36(1903)年には呉海軍工廠が設置され、
戦前は戦艦「大和」を建造した東洋一の軍港、日本一の海軍工廠の街として栄えた。
戦後には、戦前から培われてきた技術が新しい技術と結びつき、世界最大のタンカーを
数多く建造する有数の臨海工業都市として発展してきた。

大和の建造計画と最期
軍縮期に設定された艦艇の保有・建造制限に対応するために高められた技術の集大成として
史上最大最強の戦艦「大和」が設計された。

「大和」型戦艦は構造がきわめて複雑で、予定通りに工事を完成させるには緻密な計画が
必要であった。 また、機密保持も工廠の設備から市民生活にいたるまであらゆる面で
徹底され、細心の注意が払われた。

大和」は、国力面におけるアメリカ側の的優位に対し、日本がで対抗しようとした艦
であり、当時の最新技術の結晶と言えるものだった。
その技術は日本の復興と高度成長を支え現代にも受け継がれている。

昭和16(1941)年12月16日に竣工後、「大和」は連合艦隊旗艦として海軍作戦の指揮全般
にあたったが、すでに主役の座は戦艦から航空機へと移っており、
「大和」は支援任務が多くなる。 戦争終局時には沖縄特攻作戦に出撃、最期を迎えた

 
呉と太平洋戦争

太平洋戦争が始まると、日本の艦艇の建造・修理をになう呉海軍工廠の役割は、
ますます大きなものとなり、やがて繁忙をきわめるようになっていく。

しかし、戦局の悪化とともに食糧不足に悩まされるようにもなり、一般市民の生活は戦争一色
となる。日本最大の海軍工廠があった呉は、アメリカ軍の空襲の標的となり、14回にもおよぶ
空襲を受け、うち6回は特に激しいものだった。

広島に原子爆弾が投下され、呉からもキノコ雲が確認された。
呉からは救援隊や調査団が派遣され、調査団は日本で最初に原子爆弾の存在を確認した。
  
空襲などにより荒廃した呉市は、戦後、平和産業港湾都市としての復興をめざし、世界的な
造船のまちとして名を馳せ、科学、技術、製造、文化など多方面での発展をみた。

 
 
呉市の社会見学も終わったので、車に戻り。 一路広島へ。 
ホテルは、コンフォートイン広島平和大通である。 
ナビではなかなか見つからず、ケータイで連絡するも場所がはっきりしない。
同じ道をくるくるまわる。 
運転中につい発言をしてしまい、余計なことをいうなと息子に怒られる。 すまん。
なんとか、ホテルにたどり着く。 ごく近くであった。 
チェックインをすませてから、ようやく地元グルメタイムである。 

ワイフは、目当ての店をぐるなびで調べていたが、これまた中々見つからない。 
ようやく駐車場にいた警備員さんに教えてもらって見つけたが、一杯で入れない。

再び良さそうな店を探し回って、ついにビルの3階にあった「こてまり」という居酒屋にはいる。
料理が美味しそうだったのだ。 これは大正解だった。 
色んな飲み物があり、日本酒の品揃えも良い。

  

 
まづは、お通しとして、いかの塩辛。 新鮮で程よく醤油味が効いていて美味。
 

広島といえばカキで、殻つきカキを注文する。 
身がほっこりしており、とてもジューシー。 山椒の小味をきかしている。


海鮮サラダを注文。 タイ、イカ、サーモンの切り身が入っている。魚が新鮮なので美味し。


お酒は、生酒と吟醸酒をたのむ。 あっ、忘れてた。 生ビールもね。


かにみその天ぷら。 これは、変わっていて結構おいしい。 酒によく合う。 


メインの1つである、メバルの刺身。 身が締まっていてコリコリした食感。 微妙な甘みがある。


赤貝の刺身。 これまた、コリコリとして新鮮で美味しい。 貝ひも腸つきである。 美味。


剣先イカのげそ天。 甘くて上品な味で、さっくり感が良い。 衣も油も丁度良い加減。
美味である。

 
たれ付の蒸しアナゴ。 すこし小ぶりなので、身が固い感じがする。 
美味しいの部類にはいる。
 
 
野菜の盛り合わせ天ぷら。 普通に美味しい。 この場合は、塩で食べるのが正解。
ごはんと一緒に食べると油気がとれてうまいのだが。
 
 
気が大きくなって、アルコールの追加注文。 大吟醸を2本たのむ。 
1本は、この店の最上級品の賀茂鶴である。 
 

 
この賀茂鶴は、非常に美味であった。 しぼりたての瓶づめで、実にフルーティーであった。 
まあ値段も高かった。 こんな小瓶で1200円だ。 


さらには、鴨のローストだ。  
下にみえるのは、大根の魚ダシ煮である。甘く煮てある。これまた美味。

 
最後にきたのが、イカ焼きである。 やわらかい。 どこでも食べれるが美味しいことは美味しい。
 
3人でこれらを全部平らげた。 満腹になる。 プチ幸福。 
しかし、当然だが食べ過ぎ飲みすぎで体に悪い。 
(昨日病院で検査すると、数値が劇的に悪化していた。 HbA1c  6.3 → 6.9 摂生せねば!)
 
 
腹ごなしのため、 夜の街を歩く。 
途中、このようなスケルトン立体をみると、写真に撮りたくなる。 
                   風呂とラ―メン   中学生のための「数学」案内 II


こてまりの従業員のお兄さんから、おいしいお好み焼きの店を教えてもらっていた。
ここ、八昌です。 ワイフは、こな物をまだ食べる気でいたのだ。 


お店はこのようで、黒Tシャツのお兄さんとおじさんがお好み焼きを焼いています。


お好み焼きとスジコンを注文。スジコンは、こんな風に調理されてきました。 広島風だ。
味のほうは、普通に美味しい。 お腹がすでに一杯だったので、特にうまいとは思わぬ。


すべて食べ終えて、夜の街を徘徊。



夜の広島本通りをふらふらと、千鳥足でホテルに帰るのであった。

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