以前に書いた記事で、現在の長田を紹介したことがある。もっとも、この記事では、鉄人28号を巡る話で直接長田区を説明したわけではない。 長田の鉄人28号
今回は、毎日新聞の笑顔の笠の記事に触発されたのだが、震災20年目の長田区商店街を紹介したい。昨日17日に、「阪神淡路大震災1.17のつどい」に参加する前に訪づれたのである。4か月ぶりだ。
JR新長田駅を降りた駅構内に、このような千羽づると掲示板がある。
阪神・淡路大震災20年という節目を迎えて 私たちの誓いと
「元気 HAKOBE こうのとり」 について
とある。新長田駅の上りホームと下りホームに震災で被害を受けた神戸を励ますタイル板が設置されている。「元気 HAKOBE こうのとり」 は、そのキャンペーンの名称。記事によると、つぎのようなことが書かれている。
新長田駅の上り線ホームに約900点、下り線ホームに約500点設置されている。
キャンペーンでは、各会の方々にこうのとりをテーマにした、葉書のイラストを募集した。
はがきを寄せた人のうち著名人は約200人。
キャンペーンの提唱者の一人でもある漫画家石ノ森章太郎さん、作詞家阿久悠さん、俳優赤井英和さん、浅野ゆう子さん、浅野温子さん、ナイナイの岡村隆史さん、矢部浩之さん、タレントの香取慎吾さん、キンキ・キッズの堂本光一さん、堂本剛さん、作曲家の小室哲哉さん、コメディアンの坂田利夫さん、俳優の高倉健さん、歌舞伎の中村勘九郎さん、女優の西田ひかるさん、野球の長嶋茂雄さん、俳優の根津甚八さん、将棋の羽生善治さん、サザン・オールスターズの原由子さん、俳優の葉月里緒菜さん、吉永小百合さん・・・ら極めて多彩な顔ぶれ。
吉永小百合さんのタイル板です。
駅をでると、駅前広場でこうベビエンナーレ2015のプレイベントの準備中でした。
がキャッチコピーです。 詳しくは、このホームページ。 神戸ビエンナーレ
阪神高速3号神戸線の道路を突っ切った先に大正筋商店街がある。
商店街入り口に置いてあった看板です。
チラシを頂いたので大写しにする。
午後10時からは、記念写真パネル展示や炊き出し実施とある。
正午には、黙祷をささげる ー20年の想いを鐘の音とともにー
大正筋商店街に入ってすぐに、笑顔の笠 が見つかった。
MERRY SMILE ACTION
である。
東北の復興と未来への希望を願い、阪神淡路大震災を乗り越えた新長田の街で計画された催しである。私は、知らなくって今回初めて見た。
子供達の笑顔が本当に可愛い。当人に無断で1枚大きくアップする。
一昨年、2013年3月9日、10日に開かれた
LOVEフェス3.11 神戸から東北に笑顔の架け橋を
MERRY SMILE ACTION in KOBE 2013
における、鉄人28号と笑顔の笠の写真。 Merry Project のホームページから引用。
記念写真は、このように展示されていた。
展示パネルにあった、震災当時の大正筋商店街の写真です。
幾つかの写真を拡大しましょう。前回も紹介したが、神戸の街はこのように激しく破壊されていた。
震災後の仮設の商店街店舗です。これで、長田地区の方はようやく買い物の不自由さから解放された。
アニメーション製作発表 「震災20年 さらなるスタート!」 の舞台(と言っても台はない)です。まだ始まっていなかった。アニメの実演は見ていない。
観客には地元中高校生ばかりでなく、仮面ライダーとあやしい怪人たちもいた。
商店街の路上には、笑顔の笠が幾つも置かれている。
魅力的な笑顔の女の子2人です。
通りでは、地元神戸星城高校のコンピュータ部の学生が、こんなパンプを配っていた。
大正筋商店の店舗をインターネット上で案内したものである。このクラブが作成協力したのだろう。高校生としては、大したものである。 大正筋商店のばーちゃる商店街
NHKからも取材班が来ていました。 TVで見たことのある、女性アナが商店街の方々をインタビューしていました。えっ、と驚いた事は、iPadで神戸局のスタジオと連絡しており、女性アナはそれを見ながら瞬時切り替えで放送をしていた。同時放送のためですね。また放送のためのケーブル設置なども、かなり大がかりでした。 写っているのは、報道関係の人が多い。
炊き出しです。震災復興の「元気鍋」。
私も並んで、暖かい一杯をご馳走になった。これです。豚汁ですが、豚肉の代わりに魚肉のつみれが入っていた。これはこれでおいしい。
じつは、私はサクラでした。並ぶ方が少なくて、TV局の方に頼まれました。TV写りが悪いですものね。実際の人通りは多くはないが、アナウンサーは「たくさんの方が並んで・・・」なんて言ってました。(ばらしてしまい、すみません。)
大正筋商店街の会長さんが、TVのインタビューを受けていた。会長さんも大変です。
会場では、 LOVE STONE PROJECT というアトラクションをやっていた。
20ねんまえに、おとなだったひと、うまれてなかったひとへ
1がつ17にちは、「はんしんあわじだいしんさい」というおおきなじしんがおきて、
たくさんのいのちがなくなりました。
このことをおもいだして、わすれないために、20このハートの石をみんなでみがきます。
その一番おおきなハートの石です。これをサンドペーパーで磨くのです。
先ほど説明した、神戸星城高校のコンピュータ部の学生たち。
彼らは、たこそばめしの宣伝をしていました。200円で一杯いただきました。思いのほかおいしい。
「笑顔の笠」の行進が始まった。
このコーナーを左に折れて、六軒道商店街に向かう。
かってここの飲み屋街で、飲んだくれた経験のある場所です。当時はもっと薄暗く狭かった。
この場所で、おぜんざいの接待やアトラクションが行われるらしい。時間が早くて、誰もいない。
笑顔の笠の女の子がチャーミングだね。
天井にも笑顔の笠が吊り上げられてある。
さて、こちらは本町筋商店街である。六軒道商店街から左に折れた、大正筋商店街と並行する商店街である。こちらは、古い佇まいを今だに残している。
応援隊の本町商店街のシンボル ビッグハートちゃんです。知る人ぞ知るゆるキャラです。ブログもFacebookもない。勿論Wikipediaにも掲載されていない。インパクトは結構あるけどね。
その正面写真。
ここでは、ドラムス主体のライブショーをやっていた。 (後注: ドラムではなく、スティールパンでした。演奏されているのは、 Fantastics / Steelpan School の皆さんである。)
その動画です。
なかなかの名演奏です。
開催されていた。
係の方に展示写真の撮影許可を頂きました。
本町筋商店街の震災被害の写真。
コインを入れると、頭が動いて声を出すビッグハートちゃんです。このロボットを企画製作した、神戸村野高専・電子工作部の顧問の先生です。お写真を撮る許可は得ました。
その先生に撮っていただいた、ビッグハートちゃんとのツーショットです。
絵手紙の展示を見ていきましょう。
たまちゃんの絵手紙。
羽子板に書かれた絵手紙です。勿論切手を貼って郵送できます。人気の妖怪ウオッチもある。
震災後20年を記念しての新陽小学校児童の皆さんによる絵手紙。
そして、最後に いつも
これで今回はおしまい。
0 件のコメント:
コメントを投稿