Wikipedia で湯立ての神事をちゃんと勉強しておこう。湯立神楽とよぶそうである。
湯立神楽(ゆだてかぐら/ゆたてかぐら)
日本の伝統的な神楽の形式のひとつ。釜で湯を煮えたぎらせ、その湯を用いて神事を執り行い、無病息災や五穀豊穣などを願ったり、その年の吉兆を占う神事の総称である。
別名を「湯神楽(ゆかぐら)」とも言う。
同じ湯立神楽でも神社によってかなり違いがあるようで、六甲八幡神社では釜湯の中に米やお神酒などを入れて、玉串に見立てた枝葉を浸して湯を撒く。
前回はお昼だったが、今回は夜の八幡宮入り口。提灯に灯りが入っている。当たりまえか。時刻は9時25分。
若い衆たちが、湯立の神事の 準備をしている。といっても、2つの釜の水をマキで湯立てており、それを見守っているだけみたいだ。
本殿に向かう方向からの写真。これから、丸太で10m四方を囲む。その外側に青竹をたてて、縄をはりしめ、しめ飾りをその縄に結わい付ける。若い衆たちが、その作業中。
拝殿の様子だが、まだ神主さんは出てこない。
奉納されたお酒が厄年の方の名前と共に並んでいる。
左に見えるのが四隅に立てられた青竹。
湯立ての神事は10時からなので、その間を利用して夜店の通りの写真を撮った。やはり若い人が多かったですね。爺さん婆さんは、寝ている時間だもんね。
前回書いた、バナナチョコレートの店。
くじ引きの店。景品には、ミッキーマウスの偽物と妖怪ウオッチのぬいぐるみがある。アナと雪の女王の雪だるまのオラフもいる。夜店も時代の流行を写すのである。
インド料理の店も出ていました。外国人香具師と言うべきでしょうか? ケバブサンドとかタンドリーチキンを売ってました。日本語ペラペラでした。時間が遅いので、もう店じまいをし始めてます。
地鶏からあげ屋さんやお好み焼きのはしまき屋さん。
はしまきをほうばって歩いている人がいました。こんなやつです。
定番の金魚すくい。若い女性がすくってましたが、なかなか難しそうでした。
ビンゴゲームの店もありました。 昔スマートボールと言った遊戯です。昼間とは、ガラリと感じが変わるものです。女子中学生が夜遅くに遊んでおりました。不良中学生とは程遠いです。遊技機の絵柄は古くって、どらえもん。
さて、湯立の神事の時間が近づいてきた。
2つの釜の湯を沸かしている。 その材木が燃え盛っているところ。
この葉っぱのついた青竹の枝葉が魔除けになる。
このように、しめ飾りを結界を張る縄に結わえつけていく。
釜の湯が充分に沸いたのを見計らって、薪の火を消す。
このように、スコップで燃えさしの材木を取り出し、さらには炭になったものも取り出す。
あとは、砂をかけて地面を充分にならす。
と、このように2つの釜だけが残されている状態になる。そして釜の蓋をとる。
そこで、本殿では神主さんが湯立ての儀の祝詞をのべる。難しいことをいっているのだが、なんたらかんたら、なんたらかんたら、かしこみかしこみ~、なんたらかんたら。という祝詞でありました。
そこで、巫女さんが登場。ご洗米、お神酒、塩、大麻を持ってきて台に供える。
このような具合である。
それから本殿に向かって礼をしたのち、儀式を執り行う。
動画でその様子を見よう。
神社ホームページの記事によると、つぎのような儀式です。
そして、舞衣を脱いでこのようなスタイルになる。襷がけです。
そして笹束を回転させ、頃を見て釜の外に振り上げる。そうすると熱湯のしぶきが周りの人たちにかかかるわけである。また笹束に熱湯を含ませて、別の方向にいる人々に振りかける。しぶきは手などに当たると、これがまだ熱いのだ。
そして、
「申年生まれの人家内あんぜーん」 「酉年生まれの人家内あんぜ―ん」 「戌年生まれの人家内あんぜ―ん」 ・・・・・・
という宮総代の声とともに、同じお湯の周囲への振りまき行動をつづけるのである。そして干支を全て読み上げたときが終了時である。
そして、参拝者が歓声を上げ、四隅に立てた青竹の枝葉を取ろうと争うのである。 あっと言う間でした。 青竹の枝葉は無くなってしまった。これが辛うじてゲットした竹の枝葉とかみ飾りです。(地面に落ちていたのを拾っただけですが。)
「この笹をいただいて帰り、門口にさしておくと魔よけになるんや」
という事であります。これは、現在我が家の玄関口にさしています。
自宅へは、寒中歩いて帰りました。 風邪はひかなかったようです。これで、昨夜の湯立ての神事の記事はおしまい。
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