作者は、誰でも知っているようにルイス・キャロルですね。本名は、チャールズ・ドジソンで、作家のみならず、数学者であります。というより、学者が本業。
ルイス・キャロル Lewis Carroll | |
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誕生 | チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン Charles Lutwidge Dodgson 1832年1月27日 イギリス チェシャー州 ダーズベリ |
死没 | 1898年1月14日(65歳) イギリス ギルフォード |
職業 | 数学者、論理学者、写真家、作家、詩人 |
国籍 | イギリス |
代表作 | 『不思議の国のアリス』(1865年) |
ルイス・キャロル(Lewis Carroll, 1832年1月27日 - 1898年1月14日)
イギリスの数学者、論理学者、写真家、作家、詩人である。
しかし、その挿絵画家の名前はご存じであろうか? 大抵の人(含私)は記憶にないだろうが、ジョン・テニエルです。現在では、余り知られていない。
しかし、『不思議の国のアリス』の刊行当時はそうではなかった。
Wikipedia の記事 不思議の国のアリスの挿絵 によると、こう書かれている。この記事では、キャロルとの交渉や逸話などが書かれていて面白いですよ。
『不思議の国のアリス』の刊行当時、キャロルが作家として無名に等しかったのに対し、テニエルは風刺漫画誌『パンチ』のトップ・イラストレーターであり、『アリス』の普及の少なくともその初期にあってはテニエルの知名度が大きく貢献したと考えられる。
アリスの物語が刊行された1860年代は、イギリスでは書籍・雑誌の挿絵の黄金時代にあたり、二つのアリスの本は当時とりたてて重要視されたわけではなかったが、今日では19世紀以来受け継がれてきた挿絵本のなかでもっとも人気のある作品となっている。
ジョン・テニエル John Tenniel | |
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自画像(1889)
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生誕 | 1820年2月28日 イギリス、ロンドン |
死没 | 1914年2月25日(93歳) イギリス、ロンドン |
国籍 | イギリス |
著名な実績 | イラストレーション |
代表作 | ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』挿絵 |
ジョン・テニエル(John Tenniel, 1820年2月28日 - 1914年2月25日)
イギリスのイラストレーター。
ルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』および『鏡の国のアリス』の挿絵を手がけたことで知られ、19世紀半ばから約50年間にわたり風刺漫画誌『パンチ』で数多くの風刺漫画を手がけた。
2014年は、彼の没後100年になる。したがって、著作権は消滅し(実際は、カラーイラストなどは、出版社が権利を一部所有しているので注意は必要)、余り心配なく画像収集はできる。
挿絵は、元々は単色であったが、原作の出版元・英国マクミラン社がカラー版を出版している。ジョン・テニエルが着色したわけでなく、出版元が着色したのでカラー挿絵の版権を主張している訳である。
実際画像を見てみると、やっぱりカラー挿絵のほうが良いですね。
『不思議の国のアリス』刊行150年記念ということで、このような記念切手がイギリスから発行されている。
また、パラオからはジョン・テニエルの挿絵の小型切手シートが発行されている。
面白いですね。
これから彼の挿絵を見ていきましょう。私は、あんまり分かりませんが、好きな人はどの場面で、登場人物(動物)が誰かもすぐ分かると思います。
まずは、カラー版。
ついで単色版。
今回は、これでおしまい。
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