島原駅でこのグルメパンフを入手した。しまばら名物まっぷである。
裏面
これによると、島原名物として、4品が挙げられている。どんな物品なのかを、パンフに沿って説明する。
1.かんざらし
島原の冷たい湧き水で適度に冷やした白玉に、砂糖・蜂蜜等を使ったシロップをかけて食べる島原の素朴なおやつ。
2.具雑煮
寛永14年(1637年)の島原の乱の土生、一揆軍の総大将であった天草四郎が、約3万7千人の信徒達と籠城した際、農民たちに餅を兵糧として蓄えさせ、山や海から色々な材料を集めて炊いた雑炊(と言い伝えられている)。
3.六兵衛
サツマイモを粉にして山芋をすり入れて、うどん状にしたもの。だし汁は醤油で、ねぎの薬味だけをそえる。
4.長崎Wスーパーポーク丼
丼にキャベツを敷きその上にポークの生姜焼きと目玉焼きを乗せたもの。ご飯の下には、豚の角煮が入っている。
3の六兵衛と4の長崎Wスーパーポーク丼は食べる気がしなかったので、1と2を食したのである。
具雑煮については、名店姫松屋があるということでその店に入った。
この店です。
そのパンフ。
ワイフの注文した具雑煮は、これである。お餅がたっぷり入っている。
私は餅はあまり好物でない故、幕の内定食を頼んだ。こちらは、豪華である。ビールのあても種類豊富で、大変結構でした。お刺身は、有明の鯛。
お味噌汁と新香つき。
お味は、上々です。
1のかんざらしは、アーケード街にあった水屋敷という喫茶店で食べた。
これですね。つぶあんがたっぷりとかかっていました。お水は、島原の湧き水。
私は、湧き水じたてのコーヒーを注文した。水が良いと、コーヒーの味も一段と増すのである。
後で紹介するが島原湧き水館では、かんざらしの手づくり体験というのもやっている。
島原の湧き水めぐりを始めよう。頼りになるのは、おでかけナビのパンフである。
市内至る所に湧き水の泉があるのだが、このガイドに従って見て回ろうという事だ。
泉は、一番街アーケード周辺に集まっている。順次見ていく。
萬乃泉
このように、泉の湧くところに鯉や金魚が放流されている。ここは、アーケード内のサンプラザ万町ホールの前にある池。 「鯉の泳ぐまち」というのが島原のキャッチフレーズなのが良くわかる。
しんわの泉
ゆとろぎ足湯という源泉かけ流しの足湯もある。勿論無料です。
岩永の泉 水は枯れているようだ。
長庚の泉
島原の街並み
このように至る所、鯉が水路を泳いでいる。
「鯉の泳ぐまち」の石碑
湧水庭園 四明荘
四明荘の説明書き。
この庭園は、国の登録記念物になっている。住宅は、湧き水を利用して造られている。湧き水を湛えた透明な池に泳ぐ鯉を、部屋からも鑑賞できるように設計されている。入館は無料。
お庭の様子。
四明荘には、大小三つの池があり、 その最大の池。1日約1000トンの湧水量を誇っているそうだ。池には鯉が泳いでいて、 庭園には赤松や楓などいろいろな木々が植えられている。
縁側に坐して、しばし寛ぐ爺さんであった。
池の水は澄んでいて、あくまで透明である。
住宅の右横にも小さな池があり、こちらにも別の湧き水口がある。小さな鯉が泳いでいる。
四明荘をでると、このような鯉を模った石碑があった。
しまばら湧き水館
玄関を上がると、なんと山頭火ではないか。
こんなうまい水があふれている
島原の湧き水にピッタリのセリフですね。
館のお庭
ここは、無料の休憩所になっている。
浜の城跡の石碑があった。
浜の城の由来を記した石碑。
現在は、公園になっている。
湧き水巡りのルートから少し外れたところにある、水頭の井戸。
このカメに自分の年齢だけ水をかけると長生きする。
水頭井戸から水を汲んでいる爺さん。カメさんにかける訳ではない。長生きしたいとは思っていないのである。
井戸脇からも、こんこんと泉が湧いている。
島原では、ちょっと名の知られたしまばら水屋敷。 お屋敷を改造して、現在喫茶店として営業している。
このような風情である。
縁側に面して、湧き水の池がある。
このお店で前述したように、かんざらしと水出しコーヒーを注文したのだ。
店の御主人は、まねき猫の大コレクターであり、一階の階段から2階の部屋まで、まねき猫だらけであった。
こんなのは、大好きなのでウハウハ言って、それらの猫ちゃんを写真に撮りまくったのである。
いつものヲタコメントを書きだすとキリがないので、以下画像のみ。
実に素晴らしい、一大個人コレクションです。
水屋敷のお隣は、その主人の経営する招き猫関連グッズのお店でした。
商店街の入り口にあった北村西望作の銅像。
かくして、島原観光を終え、島原鉄道のラッピング列車で諫早まで戻ったのである。
まだ、このシリーズはつづきそうですね。今回は、これでおしまい。
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