今回のツアーは私の全く知らないうちに、ワイフとITに堪能な(私と比較して)次男がインターネットで探してきて、前日勝手に決めてきたのである。
私には異存はない、と言うより決定権はないので従うのみである。シーカヤック&トレッキングというコースで、初体験で実に興味深く(面白いとは言ってない)得難い体験であった。
今回は、この体験記の前半部分を述べる。
如何に老いたとは言え、人生においてこういう体験をするのは決して悪くはない。私とて、メンタルには幾許かの感慨を抱いたのである。しかし、このような体験は若い時代に味わってこそ真の意味があると、私は考える。遊びではあるが、若い人にとっては人生を変えるきっかけになるかもしれないと思ったのだ。
一方爺さんである私にとっては、肉体的ダメージがメンタルな喜びより遥かに大きい。西表島で今までの人生を変えようというというような気概は持てないのだ。これが年を取るという事なのだ。
実情を言うと、長時間のシーカヤックで足はつるし、膝の痛みは増すし、シップのかぶれで膝に炎症を起こすし、両手にひどい日焼けが残った。この日から丁度1週間経つが、いまだ治っていない。西表島で長期滞在はできないのだ。
と、訳のわからん感想を書いたが、本編にはいる。
今回のシーカヤック&トレッキングの参加者は、我々4名と学生と思しき男性2名女性1名の7名であった。
まづ、利用した会社とガイドの紹介を行う。後で調べて解ったことだが、会社は、有限会社エル・ビー・カヤックステーションで、立派なホームページがある。
会社名 | 有限会社エル・ビー・カヤックステーション |
設 立 | 1992(平成4)年4月1日 |
所在地 | 〒907-1541 沖縄県八重山郡竹富町字上原870-116 |
資本金 | 300万円 |
代表者 | 中神 明 |
事業内容 | 自然体験エコツアー |
創業者の中神明さん。かっては、社長兼ガイドでした。怪我をされて、現在ガイドはリタイヤしているそうである。事業所でチラリとお目にかかった。
またガイドの氏名や顔写真も公表している。ガイドは3名。創業者 中神 明による紹介文。
西表島で生まれ育った人々が都会にあこがれて島から出て行くなかで、
他府県から移住してきた私たちは西表島がとっても好きです。
ガイドはこの島での生活を楽しみながら毎日仕事を行っています。
まだまだ原石の様な人間達ですが、毎日磨かれ、希望に満ち光輝いています。
それで今回のガイドが、萩原強さんだと判明した。ナイスガイです。個人情報保護の件があるので写真は撮らなかったが、公開されているので引用紹介する。
この方だが、実物はヒゲがもっと伸びていて長髪、写真より遥かにカッコイイ青年です。30代前半と思える。人生を180度変えたいと思ったんだね。その点は私と同じだが、私は依然変えれずにいる。
彼の自己紹介とメッセージ:
五感を使って、西表島の魅力を感じましょう!
慶應義塾大学で体育会野球部に所属。
大学卒業後は慶應義塾(の事務職)に8年勤務。
突然、縁もゆかりもない西表島の魅力に憑りつかれ、
気が付くと西表島へ移住していた変わり者。
大学卒業後は慶應義塾(の事務職)に8年勤務。
突然、縁もゆかりもない西表島の魅力に憑りつかれ、
気が付くと西表島へ移住していた変わり者。
一度きりの人生、今までの生き方から180度違うことがしてみたく、西表島へ来ました。
ツアー中は皆さんの五感をフルに使って西表島の魅力を感じていただくことが何より大切だと思っています。
ツアー終了後、皆さんの中に眠っている新たな力が開花するかもしれません(笑)
ガイドブックに載っていない話をしながら、ゆったりとツアーを楽しみましょう!
資格及び所属
OMSB認定水難救助員
OMSB認定シュノーケリングインストラクター
上原地区青年会所属
西表島社会人軟式野球チーム「パイレーツ」所属
白浜事務所 支店長
この会社のツアーメニューというのが、9つもある。その各ツアーの写真を集めたのが下の写真。読者と会社の宣伝の為、コピペしました。
詳細は、ツアーメニュー を見て頂くことにして、我々の参加したのはこのコース。
マングローブカヌーやジャングルトレッキングで幻のナーラ滝を目指す秘境コース。
約2時間かけてナーラ川をカヌーで進み、昼食後は本格的なトレッキングに挑戦。
奥深い山道を歩き、ナーラ滝に到着したら、滝つぼでおもいっきり遊べます。
ツアーメニューの中でカヌーを漕ぐ時間が一番長く、ゴールしたときの達成感もひとしお!
■時間:8:30-16:00(約7時間)
■料金:大人…13,200円 子ども(小学生以下)…8,800円
※ガイド料・カヤック一式レンタル料保険代・昼食代・消費税込み
■料金:大人…13,200円 子ども(小学生以下)…8,800円
※ガイド料・カヤック一式レンタル料保険代・昼食代・消費税込み
この車で迎えに来てくれた。 もっともこの場所は白浜港である。
料金を4人分+(私のレンタル靴代1000円)支払ってから、事務所に向かいカヤックをトレーラーに積み込む。一艘は2人乗りで、全長3m以上。結構重いのだ。爺さんは手だしせずに、若い方にカヤックの積み下ろしをして頂いたのだ。感謝である。
ここで、西表島 島遊びMap を用いてコース紹介をする。
色んな遊びコースがある。珊瑚礁の見学がメイントピックみたいだが、今回は見れなかった。
会社の事務所は北部の上原にあり、そこから西に下って行き、上左地図中央の赤線で四角に区切られた部分の中央部にある白浜港が出発地点になる。
つぎの地図でいうと、白浜港からⒶのコースを取る。ナーラ川口から上流にあるナーラの滝入り口までシーカヤックで上り、そこでトレッキングをしてナーラの滝に至る。帰りは同じコースの逆という訳だ。
Time Schedule は、このようになっている。
9:00頃 | レクチャー・白浜港を出発 |
10:00頃 | マングローブカヌー&干潟生き物観察(干潮時) |
11:00頃 | ジャングルクルーズ |
11:45頃 | 昼食 |
12:30頃 | ジャングルトレッキング |
13:00頃 | ナーラの滝つぼ到着・滝遊び&休憩 |
14:00頃 | ジャングルトレッキング |
14:30頃 | マングローブカヌー |
16:30頃 | 白浜港到着・片付け |
我々老人カップルが混じると、こんな風に予定通り行く訳がないのである。
白浜港の駐車場 かなり広い。シーズンには、沢山の観光客が来るんだろうね。
この日は、台風が近づいていて天候が怪しい。しかし、運良くというか、ツアー中止の会社が多い中を決行したお蔭でカヤック客は少ない。ゆったりとカヤックを漕げるのである。
その上、天候は昼から快晴だったのである。ツアー客の中に、超晴れ男が混じっていたせいかもしれぬ。
カヤックのレクチャーを受ける。操作方法は一通り理解したのだが、実際に漕ぎ出すと結構難しい。足で左右にハンドルを取るのだがその調整が思うようにいかぬのだ。
基本装備を説明する。
上画像の左側の女性の装備が基本になる。帽子、ライフジャケット、長そでシャツ、沢歩きシューズそしてシーカヤックを漕ぐパドルである。これらの装備は、絶対守ること。さらには、手の甲を守るため手袋も必要と考える。
所で、カヌーとカヤックとの違い、またシーカヤックとカヤックはどう違うのかという疑問が湧きますね。気になるので調べてみた。 カヤック入門講座
「カヌー」という言葉を英和辞典でひくと「丸木舟」「一般にパドルで漕ぐ小舟」なんてことが書いてあります。まあ、カヌーとは、こういった小舟の総称だと理解すればいいと思います。
「カヌー」には様々な種類があり、「カヌー」を大別してみると、「カヤック」と「カナディアンカヌー」の二つに分けることができます。この分け方は、簡単に言うとパドルの種類で分類されます。「カヤック」はダブル・ブレード・パドル。「カナディアンカヌー」はシングル・ブレード・パドル。という風になります。さらに、分類すると・・・・・・・・・・細かな説明は後にすることとして、この表を見ていただきたいと思います。
シングル・ブレード・パドル:
ダブル・ブレード・パドル:
シーカヤック:
その名の通り海で使うことを目的に作られている。障害物のほとんどない水域を最短で漕行出来るように、直進性を高め、スピードが出やすいデザインを取り入れている。
リバーカヤック:
中流域以上の川で使いやすいように、比較的運動性能のの高いものが多い。最初は練習が必要。
初心者は、シーカヤックしか使えないというのが事実でした。
脱線した。もとに戻ろう。
貴重品は全て防水袋に入れて、いざ出発である。
大海に漕ぎ出すといった、こんな感じでした。
因みに、この画像は写したものではなく、西表島自然体験ツアーからの借用画像。
ペアの組は4組で、私とワイフ、息子2人、男子学生2人、ガイドと女子学生である。
操舵をするのは後方の人、ということで私が後方に座る。最初は慣れなくて、うまく方向が取れない。パドルをそろえて漕がねばならぬのだが、左右のスピード(ワイフの)が違うため、合わせるのが難しい。足のペダルで方向を修正するのだが、あらぬ方向に進んでしまう。左右に行ったり来たりの状況で進むものだから足の疲労度は半端ではない。ワイフは自分で方向を操作している積りで、気儘に左右にパドルを漕いでくれる。
私も鈍くさいものだから、足で操舵しつつパドルを合わせるのは実に大変でした。
そして、ナーラ川を上っていく。 これも西表島自然体験ツアーからの借用画像。
途中、写真を撮る余裕は余りなく、必死で写したワイフの写真。ボカシが効きすぎたかな。嬉しそうに笑っております。
シーカヤック後方の私。ワイフが写してくれた。暑くてヘタっております。
そのうち慣れてきて、何とか進むようになってきた。しかし、今度は次男が体調不良でヘタレ状態に突入し、漕ぐのを放棄する。それで、三男が一人でカヤックを漕ぐことになる。
マングローブが川岸に見え始める。
パドルを果敢にも操り、必死でシーカヤックを漕ぐ私であった。これがナーラ川上の最後の私の雄姿。
さらに、この様な両岸にマングローブ林の繁茂する中を上っていくのである。これも借用画像。
若いペアは、実に巧みに、殆ど遊びのようにパドルを操る。ガイドさんのペアとパドルでの水の掛け合いなどもやっている。大したものである。すぐにマスターしてしまう。年齢による差を感じてしまいますな。
トータルで2時間ほどカヤックを漕いで、ナーラの滝入り口に到着。この係留所にシーカヤックをつないで、実際はガイドさんがしてくれたのだが、上陸しジャングルトレッキングの開始である。
水中には、15cm程の魚が泳いでいる。
単に滝に向かっての山歩きなのだが、熱帯雨林なので巨大なシダ類などが見受けられる。
途中の草むらには、イシガキトカゲ、サキシマキノボリトカゲ、サキシマカナヘビなどがいたのである。
イシガキトカゲ
サキシマキノボリトカゲ
サキシマカナヘビ
ジャングルトレッキングすること約1時間弱で、
幻の滝 ナーラの滝 に到着。
この写真は、滝の方向からの眺め。
今回は、ここで一休み。電波状況のせいか、文字変換に異常に時間が掛かり過ぎのだ。
V の 幻の滝 シーカヤック&トレッキング (2) につづく。
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