先月Iさんとハイキングをしたときに利用した北条鉄道を見に(乗り鉄をしに)行こうと思った。ついでに北条町の五百羅漢の見学と、途中播磨下里に下車して真田丸に因む後藤又兵衛の菩提寺をお詣りする予定である。
加西市 善防山ハイキング
北条鉄道といっても関西以外の方には馴染みがないと思われる。 Wikipediaには、このような説明がある。
北条町駅(本社所在地)
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 日本 〒675-2312 兵庫県加西市北条町北条28番地2号 |
設立 | 1984年10月18日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 旅客鉄道事業 他 |
代表者 | 代表取締役社長 西村和平(加西市長) |
資本金 | 1億円(2011年3月31日時点) |
売上高 | 7,325万7千円(2011年3月期) |
営業利益 | -4,223万8千円(2011年3月期) |
純利益 | -27万4千円(2011年3月期) |
純資産 | 6,845万2千円(2011年3月31日時点) |
総資産 | 9,746万2千円(2011年3月31日時点) |
従業員数 | 10人(2007年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 加西市 36.0% 兵庫県 17.0% 小野市 5.0% 加西商工会議所 5.0% 神姫バス 5.0% 三井住友銀行 5.0% 他(2011年3月31日現在) |
外部リンク | www.hojorailway.jp/ |
北条鉄道株式会社(ほうじょうてつどう)
兵庫県で旧国鉄特定地方交通線の鉄道路線を運営している加西市・兵庫県などが出資する第三セクター方式の鉄道会社である。本社は兵庫県加西市北条町の北条町駅に所在。代表取締役社長は、西村和平(加西市長)。
粟生駅から終点の北条町駅までが1つの閉塞区間になっており、途中に交換設備のある駅はない。かつては中間駅である法華口駅に交換設備があったが撤去されており、改装工事によりこれを復活させるする計画もあったが資金難で凍結されている。北条町駅には本社・車庫・検修庫・留置線がある。
経営改革のために以下のような取り組みを行っている。
- ステーションマスター
- 公募により駅長を募集し、個人により駅舎の管理、運営、イベントなどを行っている。この試みは新日本様式100選でも紹介された。
- イベント列車
- クリスマスのシーズンにはサンタ列車、夏休みにはかぶと虫列車を運行している。
それでは乗り鉄日誌を始める。
母の見舞いをすませて、地下の新開地駅に到着したのは10時45分ころ。月曜のこの時間帯なので当然と言えば当然だが人は疎ら。
神戸電鉄 新開地駅の改札
どのような行路かというと、
新開地 → 鈴蘭台 → 三木 → 小野 → 粟生
で鈴蘭台から粟生線(青の路線)に移る訳である。
鈴蘭台駅で一時停車
粟生線で見かけた看板
粟生線は経常赤字路線である。利用客は平成7年時と比べると約半分に減少している。
乗って残そう 未来の粟生線
約1時間で粟生駅に到着。神戸電鉄のプラット。
粟生駅では、JR駅と連結され神戸電鉄そして北条鉄道のターミナル駅となっている。
右側は神戸電鉄のプラットで、左側がJRのプラットになっている。
神戸電鉄 粟生駅の表示がある。
陸橋からは、JRの加古川方面行と西脇方面行のプラットが見える。
JR西脇方面行の対面側に、北条鉄道粟生駅のプラットがある。
・粟生
電車の後部
前部 あれれ、同じである。 考えれば当たり前で、ピストン往復するから、来た時の前方部は帰るときの後方部になる。
車輛の座席 ラッピング車と違い対面の長座席であった。車内には北条鉄道を描く児童絵が飾られている。
因みに以前座った座席はこれ。
走行は大体1時間に一本で、下手に下車すると次の列車までかなり待たねばならない。それで、車中の窓から駅写真をとることにした。
・網引
駅表示板 ガラス越しなので、写真は幾分くもっている。
待合所
下車していないので、駅の様子がわからない。それで、北条鉄道のホームページの写真を引用する。以下特にそのことを断らない。
網引駅前には大きなイチョウの木があり、秋には銀杏、黄色く染まった大木を見物に訪れるお客様が多くおられます。
昭和59年に焼失した駅舎を平成25年2月に再建し、駅舎内ではボランティア駅長が『切り絵教室』を毎月2回開校しています。
・田原
駅表示板
待合所
木製の新しい駅表示板がある。
駅のプラット
スズムシおじさんの駅と言われる。
駅舎は平成22年に、埼玉県ものつくり大学の学生がボランティア労働奉仕で、地元の間伐材や枕木を使用し製作にあたりました。加西市名産のブドウ栽培をイメージしたパーゴラの待合所が特徴的なこだわりの駅です。
・法華口
駅表示板
駅舎とプラット
駅舎の概観
気が付かなかったが、3重の塔がある。
法華山一乗寺の玄関口として知られる。
大正4年に建てられた駅舎は、平成26年4月25日に『国登録有形文化財』に登録されました。
春に桜が満開になると、駅舎・列車・桜をレンズにおさめようと鉄道マニアが殺到します。
駅舎内では米粉と地元食材を使った米粉パンの製造・販売をしているパン工房「モン・ファボリ」がにぎわっています。
米粉パンの製造をしながら、ボランティア駅長として列車到着ごとにホームで乗客を迎え、列車が出発する時も手を振って見送りをする名物駅長でも有名です。
法華山一乗寺の三重塔を高さ7m模型にした『三重塔』を建立・寄贈いただき、観光のお客様も多く訪れています。
次回北条鉄道を利用するときに、この駅に下車する積りである。駅写真はそのときに沢山撮ってきます。
・播磨下里
駅表示板
駅構内
私はこの駅で下車。後藤又兵衛の菩提寺を巡るハイキングに向かったのである。その詳細は別の記事にする。
駅構内にもまたべえくんがいた。
こいつです。
またべえくんのTwitter もある。
またべえくん
黒田24騎、大坂5人衆のひとり後藤又兵衛のゆかりの地兵庫県加西市。加西市には菩提寺やゆかりの品、末裔の方が多く残ります。義理人情に厚く、武士の本分を貫きとおした地元の英雄は今も尊敬されています。
さて、乗車車輛の車体のペイントは、綺羅星でした。降車時の写真。
駅舎の入り口 シーズンにはサンタ列車が走るので、屋根にはベルのイルミネーションが掛けられている。この列車に乗ってみたいものである。
駅構内の写真は、こちらの記事にもあるので見て欲しい。
加西市 善防山ハイキング
前回には写さなかった親子猿
駅横に野菜の販売所駅の里がありました。神戸のスーパーで見るよりは安い。野菜の他、お米、干し柿、小魚の干したものとか醤油、みりんなども置いてあった。地元の方が、車で買いに来ていました。顔馴染みの方のようです。
無人駅なのだが、バンから駅長らしき方が降りてきて、駅内でなにやら作業をしていました。
昔ながらの屋根瓦の駅舎 壁にはクリスマスのイルミネーションが用意されている。
駅横の駐輪場前 右隅に蛙の石像。
駅長さんの石像 防寒の用意は済です。
カップルの石像 寒い中、肩を寄せ合い仲睦まじき様子である。
最近はワイフとさえこのような様子になったことはない。
駅長さんが寒空で凍える二人のために防寒具を用意したに違いない。
駅掲示板
線路の枕木には枕木応援団の標識がある。
北条鉄道の支援として4500円を支払えば、枕木に氏名のプレートを附けてくれます。
詳細はつぎの通り。
枕木プレート設置駅 | 北条町・播磨横田・長・播磨下里・法華口・田原・網引・粟生各駅構内 (各駅の詳細は「路線図・駅情報」をご覧下さい) 募集本数 枕木2万本分 |
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設置期間 | 3年間 (3年を過ぎましたプレートは団員様にお返しいたします) |
お申し込み先 | 北条鉄道株式会社 お申し込みフォームはこちら |
お振り込み先 | 【振込口座先】三井住友銀行 北条支店 普通口座3871993 【口座名義】北条鉄道株式会社 |
お問い合わせ先 | 北条鉄道株式会社 電話:0790-42-0036 メール:hojorailway.webshop@amail.plala.or.jp |
木製の駅表示板
駅舎には駅ナカ婚活相談所が設けられている。
プラット
長駅は、 昔の「長石」の産地駅だそうです。それで石像が長石っぽかったのです。
大正4年に建てられた駅舎は、平成26年4月25日に『国登録有形文化財』に登録されました。 昔は長石の出荷駅として使われていました。
・播磨横田
駅構内 下車せず車内から写した。
プラット この写真は一瞬のスキを狙って乗車口から写した。
この駅には播磨横田駅ギャラリーがある。
このギャラリーだが、車中からでははっきり見えないね。
そんな時は北条鉄道のホームページを利用する。
線路側から見た駅舎兼ギャラリー モダンな造りになっている。
駅舎には HARIMA YOKOTA Gallery と言う表示がある。待合所というより絵画の展示場所である。
ギャラリー内の展示絵画。
大きな桜の木が目印の駅 播磨横田。
田園風景の中にある播磨横田駅は、2014年11月、駅舎兼ギャラリーが完成。多くの方が訪れている駅です。
駅ホームには、春は八重桜が綺麗に咲き誇り訪れた観光客を楽しませてくれます。
・北条町
ターミナル駅である。
駅のプラット 同じ車体の写真になるが、この車両に再び長駅から乗ってきたのだ。
こちらが、以前乗った車輛。
駅舎では、川瀬倭子の作品展が開かれていた。
北条鉄道のホームページより:
駅外観
駅窓口では鉄道グッズ、記念切符、一日乗り放題切符などの販売と、レンタサイクル、レンタカーの貸し出しを行っております。
この切符であるが、祝2015 ・・・ の印刷はない。実物をスキャンするのは面倒なので画像を拝借した。
これで、北条鉄道の乗車記事はおしまい。
(追加写真:北条町の五百羅漢を見終わってのち、逆のコースで新開地駅まで戻って来た。その時の、北条町→粟生 の車輛と
粟生→新開地 の乗車車輛の写真を追加する。)
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