その車窓風景 あちこち遺跡だらけです。
王妃の谷の入り口
バスを降り入場口に向かって歩いていく。 物売りが付きまとってくるが無視。
王妃の谷の入り口 入場するにはセキュリティーチェックを受けねばならない。写真では坊主頭のハンサムな男性が写っているが、旅の記録である故そのままにしておく。
その舗装路
ここでWikipedia様から簡単な解説を頂く。
王妃の谷
王妃の谷(Valley of the Queens)
エジプト、テーベ(現ルクソール)のナイル川西岸にある岩山の谷にある岩窟墓群。ファラオが王家の谷に埋葬されているのに対して、主にファラオの妻が埋葬されている。
古代、Ta-Set-Neferuの名前で知られていたが、これは「ファラオの子息の場所」の意味で、多くの王子、王女も王妃と共に埋葬されていたためである。エジプト第18王朝、第19王朝、第20王朝の王妃が埋葬されている。 最も有名な墓は、第19王朝のファラオ ラムセス2世の正妃(第一王妃)であるネフェルタリのものである。
ネフェルタリ(Nefertari, NeFeRTaRi)
古代エジプト第19王朝、第3代目のファラオ、ラムセス2世(RaMSeS II, 通称:ラムセス大王)の正妃(第一王妃)である。
ネフェルタリは、アメン神の神后の称号を持ち、この称号によって、独立した多くの富と権力を授けられた。
ネフェルタリは夫ラムセスに深く愛されていたと見られ、王妃の谷のなかにあって、もっとも壮麗な彼女の王妃墓からもそれが窺える。ラムセスはこの最愛の妻を、「そなたが為、太陽の燿く者」と呼んだ。メリトアモンをはじめ、5人の息子と娘を儲けたが、ネフェルタリは若くして世を去ることとなった。
美人薄命ですね。
ネフェルタリの ヒエログリフ表記 | ||||||||||||
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ネフェルタリは、ネフェルタリ・メリ・エン・ムト(Nefertari MeRi-eN-MuT)とも呼ばれる。意味は「愛らしき者、ムトに寵愛されし者」で、ムトはアメンの妻である女神である。
ネフェルタリはラムセスの即位前、15歳の王子であったときに彼と結婚したが、ラムセスの8人の妃たちのなかでも、上エジプトにおいてもっとも重要な妃の地位にあったと考えられている。
どれくらい美人であったかと言うと、この位である。(映画 十戒 より アン・バクスター)
上の画像は古い(1956年)ので、私としては少し不満である。
最近の映画ではこんなにも美人である。エキゾチックでお美しい! (映画 エクソダス:神と王より。ネフェルタリ役のゴルシフテ・ファラハニ、エジプト人です。)
後に見学するアブシンベル小神殿はネフェルタリのために建てられたものである。
我々が向かったのは、ネフェルトアリの墓。
この小屋でガイドのAさんから説明を受ける。
小屋の壁に掛けられていた説明パネル。墓の構造が描かれている。
墓の入り口 墓の内部には10分間しか入れない。それで1000ポンドです。しかも人数制限があり。1度に6~7人位しか入れない。我々のグループは添乗員を込めて14人なので2グループに分かれて入った。私は後半のグループであったが、受付の好意により15分間と5分延長になった。添乗員さんがバクシーシを払ったかどうかは知らない。
ネフェルタリの墓は女性の墓としては最も大きく、全エジプト最高の美と称されている。この墓は1904年にイタリア人のエジプト学者アーネスト・スキャパレリによって発見された。
他の墓同様に盗掘を受けていたが、その内部の壁は色彩豊かな美しい壁画で彩られていた。
ラムセス2世は30人をこす王妃をもち、王宮には500人以上の女性が仕えたという。子供は130人以上で、うち王子は50人以上もいたという。ネフェルタリはラムセス2世との間に6~7人の息子と娘を産んだ。息子たちは長命なラムセス2世より先に亡くなり、ファラオにはなれなかった。彼女は神格化された唯一の王妃であった。
このブログの現在のカバー写真はアブシンベル大神殿だが、その座像はラムセス2世である。24歳で即位し、66年間統治し、90歳で没したとされる。彼は非常に大柄で精力絶倫でしかも長生きした。Wikiでは、111人の息子と69人の娘、合計180人もの子供を儲けたとされている。
保存状態は非常に良好で、色鮮やかな壁画が残されている。エジプト壁画の最高傑作と言われている。
写真撮影は禁止なのでお墓内部の画像を探さねばならない。それで探したのだが種類の違う画像はそれ程多くない。
見つかった限りのネフェルタリの壁画画像をアップする。
左部分は王妃がチェスに似た遊びをしている場面
かくしてネフェルタリの墓を速攻で見学しおわり、バスに戻り王妃の谷を後にしてナイル河畔へと向かうのであった。
今回はこれでおしまい。
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