この機会を逃さず、今年はカメラを持って沿線周辺の場所を見てまわりたい。昨年のリベンジを果たそうと思っている。 その1回目が前回の記事 阪大豊中キャンパスの桜 である。
今回は前回と同じく豊中キャンパスでの取材である。先週の水曜日に撮った写真で大阪大学総合学術博物館とまちかね童子像を紹介したい。
豊中キャンパスのマップ
上のマップでは阪急石橋駅から㉖基礎工学部へ向かう黄色の矢印→が道順になっている。私の行き道は違っていて、駅から線路沿いに民家を通りぬけ、キャンパスを外側から回り込んで、通用口から刀根山寮を通過して文系総合研究棟に出て、㉖基礎工学部へ向かうというコースである。所要時間はあまり変わらないが学生は殆ど利用しないので一人歩きを楽しんでいる。帰りのコースは黄色の矢印→の逆に進んで駅に向かう。
総合学術博物館は裏門の近くにあり、帰り道に見かけるのだがどうしても素通りしてしまう。それで、今回は自宅を早めに出て博物館を見てから非常勤講義室に向かおうと思った。
大阪大学総合学術博物館の表示板
この建物である。 入場は無料。非常勤講師の特典ではなく誰でも無料である。
博物館に入ると受付の女性(大学職員の方)がおられ、彼女から博物館のハンプレットを頂いた。
パンフ
博物館の建物は待兼山修学館という名称であり、懐徳堂と適塾を源流としている。2008年に国の登録有形文化財に指定されている。
パンフには1階から3階まで貴重な学術標本や資料を展示している。
館内の展示室は撮影禁止になっている。それで写真紹介はできないが、幸い博物館のホームページがあるので、詳しくはそちらを見られたい。 総合学術博物館常設展示
1F コンピュータの黎明期 世界にはばたく研究者
2F みる科学 大阪大学の系譜
3F 待兼山に学ぶ
博物館で特筆すべき展示はマチカネワニである。1964年5月、豊中キャンパスの理学部建設現場から出土した。日本で初めて発見されたワニ類の化石だそうです。
そのマチカネワニの実物大化石のレプリカが入り口の壁にデーンと張り付いている。
その復元模型
非常に貴重な化石で国登録記念物になっている。 知らなければ、日本ワニが生息していたというのは驚きかもしれない。
1階から3階まで色んな展示物を見て、阪大在任の偉大な研究者の系譜に接して大したものだと感銘を憶えたのである。その一方で最近の 大阪大学医学部論文不正事件 - Wikipedia は嘆かわしい事だとも思った。
階段には古い機器が展示されていた。触れてはいけないが、これらは撮影可なので写してみた。
製鋲機および伸展用機器
旋盤
最近のニュースとしては、NIFREL(ニフレル)との協定がある。
平成27年11月19日に「生きているミュージアム」として万博記念公園(吹田市)内に開館したNIFREL(ニフレル)と当館は、今後様々な研究と展示の連携を図るため、包括協定を締結しました。
ニフレルでは、当館が所有する骨(ワニの化石)から忠実に再現したマチカネワニの実物大復元模型を展示しています。
(写真:協定書を手にする永田館長とニフレル小畑館長)
また本日4月26日から8月5日まで HANDAIロボットの企画展がある。
企画展 HANDAIロボットの世界-形・動きからコミュニケーション そしてココロの創生へ-
本日見に行こうと思っている。
博物館の見学がおわり、キャンパスを散策する。
しだれ桜はまだ見ごろである。
さつきの花の蜜を吸うアゲハチョウ
「友よ我らぞ光よと」像 旧制浪高の像である。
まちかね童子像
ともに夢童百里子の彫刻作品である。旧制浪速高校の第1回卒業生でもある国文学者・野間光辰のお嬢さんとのことです。
お二人の写真
これで阪大豊中キャンパス紹介の2回目はおしまい。
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