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2017年7月29日土曜日

神戸兵庫区 松尾稲荷神社

鎮守稲荷神社の記事でビリケンさんに触れたが、今回は日本最古ビリケンさんが鎮座しているという、兵庫区松尾稲荷神社の紹介である。神戸兵庫区 鎮守稲荷神社

神社のお隣の民家の窓に掛けられている松尾稲荷神社の看板。


神社周辺は、民家や商店になっていて家屋の建てこんだ一画になっている。

境内前の赤大鳥居  額束に神社の神額はない


あれれと思って、足元をみれば赤鳥居の足元にありました。

神額   稲荷神社 とある。


重すぎて額束に掛けられないのではなくて、10年以上前から足元に置かれているようです。阪神淡路大震災以来かもしれぬが、詳細は不明。

社碑


大鳥居  鳥居の左横が宮司さんの住居(?)らしく、駐車場になっていて、さらに戸締りをすることができる。


奥行はかなりあり、稲荷鳥居石鳥居が建ち並び、赤の鮮やかな稲荷社風の社殿がその奥にある。社殿内の中はかなり広くて、天井にはびっしりと稲荷提灯がならび、殿祭壇社殿内にあり黒光のする社である。さらに境内社の小さな祠が壁脇につらなり、日本最古といわれるビリケンさんの像も社殿内に祀られている。提灯持ちのお稲荷さんと呼ばれる、なんとも賑やかな稲荷神社である。

この神社は異色を放っていて、当然Wikidpediaに記載されている。

松尾稲荷神社

松尾稲荷神社
Kobe-matuoinari2078.JPG
所在地兵庫県神戸市兵庫区東出町3-21-3
位置北緯34度40分26.75秒
東経135度10分46.35秒
主祭神宇賀之魂
創建不詳


松尾稲荷神社鳥居

松尾稲荷神社提灯

松尾稲荷神社

兵庫県神戸市兵庫区に鎮座する稲荷神社。祭神は宇賀之魂


由緒:

楠木正成ゆかりの松にちなんで松尾稲荷の社号がついた。1336年、楠正成公湊川の戦いの出陣に際し、湊川の西の堤に立つ松の大木を目印に一族郎党の集合を命じ、その時に神仏の護符が戦による血で穢れるのを嫌い、松の側稲荷の祠にそれを収めたといわれている。残念ながら、この松の大樹は枯れてしまったため、1914(大正3)年に社殿が建てられたときに伐られてしまって残されてはいないが、松尾稲荷という名前にその名残りが残されている。 

創建年不明。現在の社殿は1914年に造営されたもの。民家や商店などが密集する下町の一角に鎮座している。戦前ごろまでは新開地の近くにあることもあって多くの商売人や劇場の役者、福原の遊郭で働く芸妓、カフェの従業員など水商売に就く人々、また元町からも近く中国人なども多く訪れたとされ、数多くの商店などの提灯が並んだと伝えられる。
現在も約350個の提灯が並び、社殿の中の奥には多くの祠がある。
故に「提灯持ちのお稲荷さん」と呼ばれ、本来の商売繁盛の御利益に加え、縁結び、恋愛成就の神としても信仰を集めている。

特色:

「松福さん」とよばれるアメリカ渡来の福神ビリケンが社殿の中の奥に祀られていることでも有名。この像は大正初期に、元町の洋食店主がアメリカの水兵が持ち込んだものを参考にして木を彫って作り、店前に安置、神戸っ子の人気を博したが、大正末期に神社に奉納された。
この像は木製で右手打ち出の小槌、左手に宝珠の珠米俵の上に腰を掛け、背中に大判を背負うという和洋折衷ビリケン像である。この大黒様と混じったようなスタイルは当時「ジャパンビリケン」と呼ばれ人気を博した。その後神社に祀られているうちに、招福の御利益に加え、病気治癒、学業向上などのご利益があると信仰されている。

ご祭神:

宇賀魂命(うかのみたまのみこと)

今回は、アニメの画像  宇賀魂命って女性キャラではなかったのでは・・・。



それでは境内の参拝に向かおう。

お狐様二体  立派な玉座の上に鎮座している。



稲荷鳥居の連なり 六連ある。

一願成就の碑

もともとは、伊勢神宮を拝む遥拝所として作られた。赤いガラスは目のように見えることから、一眼=一願 さんと呼ばれ、一願成就にご利益があるとされる。


拝殿石鳥居  縄の大輪が社殿前に置かれている。茅の輪くぐりの儀式が、行われていたらしい。

茅輪神事の由来

茅輪神事は、「ちのわしんじ」と読んで、他に「輪越祭」「茅の輪くぐり」とも言われています。茅(ち=かや)とは、茅萱(ちがや)(すげ)(すすき)などの総称で、この輪をくぐり越えて罪やけがれを取り除き、心身が清らかになるようにお祈りするものです。

昔、素盞鳴尊(すさのおのみこと)が旅の途中で、蘇民将来(そみんしょうらい)巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟のところで宿を求められました。弟の巨旦将来は、豊かな生活をしていたのにそれを断りました。しかし、兄の蘇民将来は貧しい暮らしをしていましたが、素盞鳴尊をお泊めして、厚いもてなしをしました。

その後何年かたって素盞鳴尊は再び蘇民将来の家を訪れて、「もし悪い病気が流行することがあったら、茅で輪を作って、腰につけていれば病気にかからないですむでしょう」 とお教えになりました。

これから、「蘇民将来」と書いた紙を門にはっておくと災いを免れるという信仰が生まれました。茅の輪も、最初は人々が腰につけるほどの小さなものでしたが、時代がたつにつれて大きくなり、これをくぐって罪やけがれを取り除くようになりました。


手水舎

なんと、水を注ぐのはでなくお狐様なのであった。


社殿をお護りするお狐様二匹

社殿

松尾神社神額

社殿中の稲荷提灯 全部で350本もあるという。


拝殿祭壇  上座敷にあがり、座してお祈りをすることができる。仏壇みたいである。


神棚

ビリケン様  撮影が下手で画像が鮮明ではない。


神戸観光/散策/さんぽ さんより鮮明な画像を拝借した。有り難うございます。


色んな稲荷大神を祀る祠が壁際に並べられている。鳥居付きの祠(社)もある。ミニお狐様は沢山居らしゃっる。




拝殿の社屋後方部分


社殿内は蒸し暑いので、扇風機は必須である。


見事なお狐様の木像



この神社の宮司さんが収集したという世界各国のビリケン像の写真集。



境内社の社  稲荷神社だが、何稲荷社かは不明。



同じく境内社 名称は不明だが、立派な石の神明鳥居が社殿前に立てられている。


足元には、お賽銭箱も置かれている。寄進を忘れないように沢山のお狐様が見張っている。

社殿  拝殿扉は閉められているが、やはりお狐様がお護りをしている。


これでおしまい。

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